2017年に放送され、「ロボットヲタクが異世界で本気のロボット作りをする」という熱い展開で多くのアニメファンを魅了した「ナイツ&マジック」(ナイツマ)。放送終了から8年以上が経過した今も、2021年の『スーパーロボット大戦30』参戦で再注目され、「2期はいつ?」「エルくんの新しい機体が見たい!」という声が続いています。
この記事では、アニメ2期の制作可能性・続報がない理由・制作会社エイトビットの現状・原作の状況を解説します。さらにこの記事独自の試みとして、アニメの原作消化ペースと原作ストックから、2期が描く範囲を具体的に検証します。
この記事でわかること
- アニメ2期の公式発表状況(2026年6月時点)
- 続編が動きにくい理由
- 制作会社エイトビットの現状(子会社化後の動向)
- 原作小説・漫画の最新の状況
- 原作消化ペースから見た2期の放送範囲
「ナイツ&マジック」アニメ2期の現状:続報はない
結論から先にお伝えすると、2026年6月現在、アニメ「ナイツ&マジック」の第2期に関する公式な制作発表は行われていません。
公式サイト・公式SNSの更新も長期間停止しています。ただし後述のとおり原作は現在も継続しており、2期実現に必要なストックは十分にあります。なぜ続報が出ないのか、その背景を解説します。
アニメ第1期の基本情報と作品の魅力
放送情報・スタッフ
アニメ第1期は2017年7月2日よりTOKYO MXほかにて放送開始。全13話で構成されました。
| 役職 | 担当者 |
|---|---|
| 原作 | 天酒之瓢(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊) |
| 原作イラスト | 黒銀 |
| 監督 | 山本裕介 |
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| キャラクターデザイン・総作画監督 | 桂憲一郎 |
| シルエットナイトデザイン | 黒銀 |
| メカニックデザイン | 天神英貴 |
| 音楽 | 甲田雅人 |
| 3DCG | オレンジ |
| アニメーション制作 | エイトビット |
主要キャラクターとキャスト
| キャラクター名 | 声優 | 紹介 |
|---|---|---|
| エルネスティ・エチェバルリア(エル) | 高橋李依 | 主人公。見た目は美少年だが中身はガチのメカヲタク。 |
| アデルトルート・オルター(アディ) | 大橋彩香 | エルの幼馴染。エルを溺愛する元気な少女。騎士の腕も立つ。 |
| アーキッド・オルター(キッド) | 菅原慎介 | アディの双子の兄。エルの良き理解者で共に戦う騎士。 |
| エドガー | 内匠靖明 | 銀鳳騎士団の先輩。盾と剣を使う守りの名手。 |
| ディートリヒ | 興津和幸 | 銀鳳騎士団の先輩。エルとの出会いで成長する。 |
| ヘルヴィ | 伊藤静 | 銀鳳騎士団の先輩。豪快な姉御肌の女性騎士。 |
| アンブロシウス | 菅生隆之 | フレメヴィーラ王国の国王。エルの才能を見抜く。 |
物語のあらすじと魅力
凄腕プログラマーにして重度のロボットヲタクだった青年が、剣と魔法と「幻晶騎士(シルエットナイト)」と呼ばれる巨大ロボットが存在する異世界にエルネスティとして転生する物語。「この世界でなら本当のロボットに乗れる!」と、前世の知識と魔法プログラミングの才能を駆使して理想の幻晶騎士を開発し続けるエルの「ロボット愛という名の狂気」が本作最大の魅力です。3DCG(制作:オレンジ)で描かれる重量感あふれるロボットバトルの迫力も高く評価されました。
なぜアニメ2期は長期間制作されないのか?
理由①:制作会社エイトビットの多忙なスケジュール
最も大きな理由は、制作会社エイトビットが大型タイトルを複数抱えていることです。エイトビットは2024年4月1日付でバンダイナムコフィルムワークスの完全子会社となり、制作ラインは主力IPに集中しています。
| 会社名 | 株式会社エイトビット |
|---|---|
| 設立 | 2008年9月 |
| 親会社(2024年4月〜) | バンダイナムコフィルムワークス |
| 主な大型タイトル | 『転生したらスライムだった件』シリーズ 『ブルーロック』シリーズ 『魔法科高校の劣等生』シリーズ |
これだけの看板作品を抱えている状況で、8年以上前に放送された作品の続編制作ラインを新たに確保することは、スケジュール的に難しい状況です。
理由②:第1期がキリよく完結している
アニメ第1期は「大西域戦争」の決着まで描き切り、エルが最強の幻晶騎士「イカルガ」を完成させて強敵を撃破・戦争を終結させるという、一つの英雄譚として綺麗にまとまっています。中途半端な終わり方ではないため、続編制作が緊急で求められる状況ではないという側面もあります。
それでも期待できる:原作継続とスパロボ参戦
続編の可能性を後押しする好材料もあります。
ひとつは原作小説が現在も継続していることです。一時は新刊の間隔が空いていましたが、ヒーロー文庫版は2025年12月27日(電子版)に最新12巻が発売され、シリーズは継続しています。Web小説版(小説家になろう・カクヨム)も2025年7月時点で更新が確認できます。アニメ化のベースとなる原作が動き続けていることは、企画再始動に向けた前向きな材料です。
もうひとつは2021年の『スーパーロボット大戦30』への参戦です。アニメ放送から数年を経てスパロボに参戦したことは、本作のIPとしての価値が依然として高いことを証明しました。エルが伝説のロボットたちと共演し狂喜する姿は多くのファンを喜ばせ、新規ファン獲得のきっかけにもなりました。
原作ストックの状況
| 原作メディア | 状況(2026年6月時点) |
|---|---|
| ライトノベル(ヒーロー文庫) | 既刊12巻(最新12巻は2025年12月発売)・刊行継続中 |
| Web小説(小説家になろう・カクヨム) | 連載継続中(2025年7月時点で更新あり) |
| 漫画版(加藤拓弐・ヤングガンガン) | 第一部 全17巻で完結(最終17巻は2022年3月発売) |
| シリーズ累計発行部数 | 340万部突破(2022年3月時点) |
漫画版は天酒之瓢原作・加藤拓弐作画・黒銀キャラクター原案で、スクウェア・エニックスのヤングガンガンにて連載され、第一部が全17巻で完結しています。
【独自検証】2期が描く原作の範囲を消化ペースから試算する
2期が原作のどこを描くかを、アニメ第1期の消化ペースから試算します。
アニメ第1期(全13話)は原作書籍版のおよそ5巻まで、「大西域戦争」の完結までを映像化しました。1クール(13話)で約5巻を消化したペースです。原作書籍版は2026年時点で12巻まで刊行されているため、未映像化の6巻〜12巻という約7巻分のストックが存在します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アニメ第1期(全13話) | 原作1〜5巻(大西域戦争まで) |
| 未映像化のストック | 原作6〜12巻(約7巻分) |
| 2期で描かれる中心エピソード(予想) | 「ボキューズ大森海」遠征・飛翔騎士の開発・浮遊大陸編 |
未映像化の約7巻分は、1〜2クールのアニメを十分に作れる分量です。1期と同じペースなら6巻以降を2期で、さらにその先を3期で描くことも可能で、ストック不足が2期制作の障害になることはありません。むしろ「描くべき物語」は潤沢にあります。
※映像化範囲の巻数は当サイトによる試算であり、実際の構成とは異なる場合があります。
もし2期が制作されたら?描かれると予想される見どころ
①「ボキューズ大森海」への遠征と巨人族との遭遇
人類未踏の樹海「ボキューズ大森海」への大規模な遠征が2期序盤の見どころです。そこで伝説上の存在とされていた「巨人族」と遭遇するエルたち。物語のスケールが一気に広がります。
②エル、空を飛ぶ!「飛翔騎士(ウィンジーネ)」の開発
1期では陸戦型ロボットが主役でしたが、2期ではついに「空」への進出が物語の鍵となります。エルが「空を飛ぶ幻晶騎士」の開発に着手し、技術的なハードルを非常識なアイデアと執念で乗り越えていく展開は、2期のハイライトとなるでしょう。
③浮遊大陸の発見と新たな国々との接触
空を手に入れたエルたちの冒険は「浮遊大陸(空飛ぶ大地)」へと広がります。独自の文明を持つ他勢力との接触・新たなライバル機体との空戦など、物語は世界全体の謎に迫る壮大な冒険譚へと進化していきます。
「ナイツ&マジック」アニメ2期に関するよくある質問
Q. アニメ2期はいつ放送されますか?
2026年6月現在、公式からの制作発表はありません。制作会社エイトビットが多忙なため時期は読めませんが、原作ストックは十分にあるため、企画が動けば制作は可能な状況です。
Q. アニメは打ち切りになったのですか?
公式に「打ち切り」が発表されたわけではありません。第1期は「大西域戦争」という大きな区切りまで描き切って終了しており、プロジェクトとして成功完了した形です。
Q. アニメは原作のどこまで描きましたか?
アニメ第1期(全13話)は原作書籍版の5巻まで、「大西域戦争」が終結するところまでを描きました。続きは書籍版6巻以降で楽しめます。
Q. 原作小説・漫画は完結していますか?
原作書籍版(ヒーロー文庫)は2025年12月に12巻が発売され、刊行が継続中です(未完)。Web小説版も連載継続中です。漫画版は第一部が全17巻で完結しています(最終17巻は2022年3月発売)。
まとめ:「ナイツ&マジック」アニメ2期の可能性と今後
この記事の要点を整理します。
- 現状:2期の公式制作発表はなく「未定」。
- 課題:①エイトビットが転スラ・ブルーロック等の大型タイトルを多数抱え多忙、②第1期がキリよく完結している。
- 好材料:原作小説が継続中(2025年12月に12巻発売)でストックは潤沢。2021年のスパロボ30参戦でIP価値も維持。
- 放送範囲の試算:2期は原作6巻以降のボキューズ大森海・飛翔騎士開発・浮遊大陸編が中心と推定。
- 今できること:原作書籍版6巻以降でエルの新たな冒険を楽しみながら、Web小説版でさらに先の展開を追いかけよう。
アニメで描かれたのはエルの偉業のほんの始まりに過ぎません。空へ、そして未知の大地へと広がるロマンあふれる旅路を、ぜひ原作で体験してみてください。
ナイツ&マジック │ TVアニメ公式サイト

Knight’s & Magic – 小説家になろう


