2018年に第4期『ハイスクールD×D HERO』が放送され、物語が新たな局面を迎えたアニメ「ハイスクールD×D」。
放送終了から7年以上が経過し、「アニメ5期はいつから放送されるの？」「制作中止になったって本当？」と、主人公・兵藤一誠（イッセー）たちの次なる物語を待ち望む声は後を絶ちません。
この記事では、「ハイスクールD×D」のアニメ5期は実現するのか、その可能性をアニメ制作の鍵を握る制作会社「パッショーネ」の最新動向を主軸に、原作の状況や商業的成功といった客観的なデータを基に、徹底的に考察・解説していきます。
「ハイスクールD×D」アニメ5期の現状：公式発表はまだない
まず結論からお伝えすると、現時点（2025年10月）でアニメ「ハイスクールD×D」の続編（第5期）に関する公式な制作発表は行われていません。
アニメ公式サイトや公式SNSの更新も長期間途絶えており、ファンにとっては非常にもどかしい状況が続いています。
しかし、原作の人気は今も続いており、可能性が完全に絶たれたわけではありません。なぜ7年以上も続報がないのか、その理由を深く探っていきましょう。
アニメ『ハイスクールDxD HERO』オフィシャルサイト
ハイスクールD×D (@hdd_anime) · X
まずはアニメシリーズをおさらい！作品の魅力と基本情報
待望の5期をより楽しむために、これまでのアニメシリーズがどのような物語だったかを振り返ります。
放送情報と制作陣の変遷
| シーズン | タイトル | 放送期間 | 話数 | 制作会社 |
|---|---|---|---|---|
| 第1期 | ハイスクールD×D | 2012年1月 – 3月 | 全12話 | ティー・エヌ・ケー |
| 第2期 | ハイスクールD×D NEW | 2013年7月 – 9月 | 全12話 | ティー・エヌ・ケー |
| 第3期 | ハイスクールD×D BorN | 2015年4月 – 6月 | 全12話 | ティー・エヌ・ケー |
| 第4期 | ハイスクールD×D HERO | 2018年4月 – 7月 | 全13話 | パッショーネ |
第4期で制作会社がティー・エヌ・ケーからパッショーネに変更され、スタッフも一新されました。この変更により、キャラクターデザインが原作イラストに近いテイストになり、ファンの間で賛否両論を呼びました。
| 役職 | 担当者（第4期） |
|---|---|
| 原作 | 石踏一榮 |
| 監督 | 末田宜史 |
| シリーズ構成 | 古怒田健志 |
| キャラクターデザイン | うのまこと |
| 音楽 | 中西亮輔 |
| アニメーション制作 | パッショーネ |
物語のあらすじと魅力
平凡なスケベ高校生・兵藤一誠は、人生初の彼女に殺されたことをきっかけに、学園一の美少女である先輩リアス・グレモリーによって悪魔として転生させられる。
リアスの眷属となったイッセーは、その身に宿す最強の神器（セイクリッド・ギア）「赤龍帝の籠手（ブーステッド・ギア）」の力を覚醒させ、天使・堕天使・悪魔が繰り広げる壮絶な戦いに身を投じていく。「乳龍帝（おっぱいドラゴン）」として仲間たちと共に成長し、ハーレム王を目指すイッセーの熱血バトルと、セクシーなヒロインたちとのラブコメが本作最大の魅力です。
主要キャラクターと豪華キャスト紹介
| キャラクター名 | 声優 |
|---|---|
| 兵藤一誠 | 梶裕貴 |
| リアス・グレモリー | 日笠陽子 |
| アーシア・アルジェント | 浅倉杏美 |
| 姫島朱乃 | 伊藤静 |
| 塔城小猫 | 竹達彩奈 |
| 木場祐斗 | 野島健児 |
| ゼノヴィア・クァルタ | 種田梨沙 |
| 紫藤イリナ | 内田真礼 |
| ギャスパー・ヴラディ | 佐倉綾音 |
続編の鍵を握る制作会社「パッショーネ」からの可能性考察
続編が制作されるかどうかを占う上で、最も重要な鍵を握るのは、第4期のアニメーション制作を担当した「パッショーネ」の制作状況です。
パッショーネはどんな制作会社？
パッショーネは、2011年に設立されたアニメ制作会社です。『異種族レビュアーズ』や『ひぐらしのなく頃に業/卒』など、挑戦的な作品やクオリティの高い映像で知られています。
| 会社名 | 株式会社パッショーネ |
|---|---|
| 設立 | 2011年1月 |
| 主な代表作 | 『ひぐらしのなく頃に業/卒』 『異種族レビュアーズ』 『狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF』 |
【考察】最大の壁は「超人気スタジオ故の制作スケジュール」
結論から言うと、「ハイスクールD×D」5期の制作がすぐに始まらない最大の理由は、パッショーネの制作スケジュールが常に逼迫しているためと考えられます。
パッショーネは、2025年から2026年にかけて、すでに多数の人気作品の制作が決定しています。
- 2025年: 『異修羅（第2期）』、『片田舎のおっさん、剣聖になる』、『ぬきたし THE ANIMATION』
- 2026年: 『魔都精兵のスレイブ（第2期）』、『生徒会にも穴はある!』
これだけの大型タイトルや期待の新作が並んでいるため、「ハイスクールD×D」5期の制作ラインを確保するのが現時点では物理的に不可能な状況にあると推測されます。
続編の可能性を補強する2つのポジティブなデータ
制作会社のスケジュールは厳しいですが、5期の実現を後押しする強力なポジティブデータも存在します。
1. 圧倒的に豊富な原作ストック
| 原作メディア | 刊行状況（2025年10月時点） |
|---|---|
| ハイスクールD×D | 全25巻で一区切り |
| 真ハイスクールD×D | 既刊4巻、刊行中 |
| ハイスクールD×D DX | 既刊8巻、刊行中 |
アニメ第4期で描かれたのは、原作小説の10巻までです。その先には「中級悪魔昇格試験編」や、物語が大きく動くエピソードが満載です。さらに続編シリーズ『真ハイスクールD×D』も刊行されており、アニメ5期を2クール分制作してもまだ余りあるほどの潤沢なストックが存在します。
2. シリーズとしての絶大な商業的成功
- シリーズ累計発行部数: 780万部を突破（全世界、2024年5月時点）
この驚異的な数字は、「ハイスクールD×D」というIP（知的財産）が、今なお非常に強い人気を持つコンテンツであることを証明しています。商業的な成功が見込める作品であれば、制作会社もいつかは続編の制作に動く可能性が高いと言えるでしょう。
アニメ5期が制作されるなら放送はいつから？
これらのプラスとマイナスの要素を総合的に判断すると、もし5期が制作される場合でも、その放送時期はかなり先になることが予想されます。
最大の障壁である制作会社パッショーネのスケジュールが、少なくとも2026年まで埋まっていることを考えると、もし「ハイスクールD×D」5期の企画が動き出すとしても、それは早くとも2026年中頃以降になるでしょう。
一般的なアニメ制作期間（約1年半～2年）を考慮すると、5期の放送は早くとも2027年の後半、現実的には2028年以降になると考えるのが、現時点での最も妥当な予測です。
アニメ「ハイスクールD×D」に関するよくある質問
「ハイスクールDD」アニメ5期の制作は決定していますか？
いいえ、2025年10月現在、アニメ5期の制作に関する公式発表はありません。
アニメが打ち切りになった、制作中止という噂は本当ですか？
公式に「打ち切り」や「制作中止」が発表されたわけではありません。しかし、7年以上続報がないこと、制作会社のスケジュールが完全に埋まっていることから、プロジェクトが事実上の休止状態にあり、続編制作の優先順位が低い可能性は考えられます。
アニメの続きは原作のどこから読めばいいですか？
アニメ第4期は、原作小説の10巻の最後までを描いています。物語の続き、イッセーたちの中級悪魔昇格試験から楽しみたい方は、原作ライトノベルの11巻から読み始めるのがおすすめです。
原作は完結していますか？
いいえ、本編シリーズ『ハイスクールD×D』は全25巻で一区切りを迎えましたが、その直接的な続編である『真ハイスクールD×D』が現在も刊行中であり、物語はまだ完結していません。
まとめ：続編の可能性は十分！まずは原作で続きを！
この記事の要点をまとめます。
- 現状: アニメ「ハイスクールD×D」5期の公式な制作発表はまだない。
- 可能性: 制作会社パッショーネのスケジュールは2026年以降まで埋まっているが、圧倒的に豊富な原作ストックと絶大な商業的成功から、将来的な続編制作の可能性は十分にある。
- 放送時期予想: もし制作される場合でも、2028年以降と非常に遠い未来になる見込み。
- 今できること: 続編を気長に待ちながら、連載中の原作ライトノベル（11巻以降）を読んで、イッセーとヒロインたちの冒険を応援しましょう！
すぐにアニメ5期のニュースを聞くのは難しい状況ですが、原作ではイッセーたちの物語がまだまだ続いています。彼らのさらなる活躍が気になる方は、ぜひ原作の世界に飛び込んでみてください。
