2018年から2期にわたりNHK Eテレで放送され、フランス発の“MANFRA(マンフラ)”として話題を呼んだアニメ「ラディアン」。
2020年2月に第2期が放送を終了してから6年以上が経過し、「アニメ3期はいつから放送されるのか」「セトたちの冒険の続きが見たい」と続編を待つ声は今も途切れません。
この記事では、2026年8月時点の情報をもとに、「ラディアン」のアニメ3期が実現する可能性を、制作会社「Lerche(ラルケ)」の現状、原作の進捗状況、そして3期が制作されるとしたらどんな物語になるのかという考察まで、複数の角度から整理していきます。
「ラディアン」アニメ3期の現状:6年以上続報がなく、可能性は低い
まず結論からお伝えすると、2026年8月時点でアニメ「ラディアン」の続編(第3期)に関する公式な制作発表は行われていません。
アニメ公式サイトや公式SNSでも続編を示唆する新しい情報は確認できず、第2期の放送終了から6年以上、動きのない状態が続いています。
この記事では、なぜ人気作でありながら続編が長く制作されないのか、その理由を原作ストック・制作会社・放送枠の3点から整理します。
まずはアニメシリーズをおさらい!作品の基本情報
3期の可能性を検討する前に、これまでのアニメシリーズがどのような作品だったかを振り返ります。
放送情報と制作陣
| シーズン | 放送期間 | 話数 |
|---|---|---|
| 第1シリーズ | 2018年10月6日 – 2019年2月23日 | 全21話 |
| 第2シリーズ | 2019年10月2日 – 2020年2月26日 | 全21話 |
制作は、数々の作品を手掛けるLerche(スタジオ雲雀)が担当しました。
| 原作 | トニー・ヴァレント |
| 監督 | 岸誠二 |
| シリーズ構成 | 上江洲誠 |
| キャラクターデザイン | 河野のぞみ |
| 音楽 | 甲田雅人 |
| アニメーション制作 | Lerche |
物語のあらすじ:フランス発の王道ファンタジー
物語の舞台は、空に浮かぶ島々で人々が暮らす世界。この世界は、どこからともなく現れる怪物「ネメシス」の脅威に常に晒されていました。ネメシスに唯一対抗できるのは、彼らと接触し生き残ったことで魔法の力「ファンタジア」を操れるようになった「魔法使い」だけ。しかし人々は、魔法使いたちをネメシス同様に忌み嫌い、恐れていました。
主人公は、魔法使い見習いの少年セト。彼は、人々をネメシスの脅威から根本的に救うため、その巣があるとされる伝説の地“ラディアン”を探し出すことを決意します。
育ての親であるアルマのもとを旅立ったセトは、同じ魔法使いの少女メリや、研究者のドクといった仲間たちと出会い、様々な困難に立ち向かいながら一人前の魔法使いへと成長していきます。
本作は、フランス人のトニー・ヴァレントが描く、日本の少年漫画への深いリスペクトに満ちた王道ファンタジーです。友情・努力・勝利という熱い展開の中に、「差別」や「排斥」といったシリアスなテーマが織り込まれています。
主要キャラクターとキャスト
| キャラクター名 | 声優 | キャラクター紹介 |
|---|---|---|
| セト | 花守ゆみり | 本作の主人公。世界一の大魔法使いを目指す、元気で真っ直ぐな少年。 |
| メリ | 悠木碧 | 本作のヒロイン。普段は温厚だが、呪いにより人格が豹変することがある。 |
| ドク | 大畑伸太郎 | アルテミス学院の研究者。臆病だが、一行の保護者的存在。 |
| アルマ | 朴璐美 | セトの育ての親。隻腕の凄腕魔法使い。 |
| ミスター・ボブリー | 小市眞琴 | メリの相棒の妖獣。言葉は話せないが感情豊か。 |
| ダート・ドラグノフ | 遊佐浩二 | 異端審問官の警備隊長。飄々としているが、正義感は強い。 |
| ヤガ | 吉野裕行 | アルマの知人である老魔法使い。アルテミス学院でセトの師となる。 |
| オコホ | 渕上舞 | 魔法使い騎士団の志願者の少女。セトと友情を育む。 |
| クイーン・ブーディカ | ゆかな | 魔法使い騎士団を率いる、威厳ある女王。 |
アニメ1期・2期を今から見返したい方は、各種VODサービスの無料お試し期間を利用すれば視聴できます。第3期を待つ間に、セトたちの旅を最初から追ってみるのもおすすめです。
なぜアニメ3期は制作されないのか?3つの理由
続編を望むファンの声とは裏腹に、3期の実現が難しいと考えられる理由が3つあります。
理由①:原作ストックの積み上がりが緩やか
これが3期の可能性が低いとされる最大の要因と考えられます。
| 原作メディア | 刊行状況(2026年8月時点) |
|---|---|
| ラディアン(フランス本国版) | 既刊19巻、連載中(第20巻は2026年9月刊行予定) |
| ラディアン(日本語版) | 既刊19巻、刊行中 |
アニメ第1期・第2期(合計42話)で描かれたのは、原作漫画の10巻までの内容です。1話あたり約0.24巻、1シーズンあたり約5巻というペースで物語を消化した計算になります。
一方、原作の刊行ペースはフランス本国でも年に1〜2巻程度で、日本の週刊・月刊連載に比べてゆるやかです。2026年8月時点で原作は19巻まで刊行されており、アニメ2期の終了時点(10巻)から積み上がったストックは9巻分。1シーズン約5巻というこれまでのペースで換算すると、単純計算では2シーズン分弱に相当します。数字上は3期を作れなくはない量ですが、後述する制作体制の事情もあり、実現には至っていないのが現状です。
理由②:制作会社Lerche(スタジオ雲雀)の過密なスケジュール
アニメーション制作を担当した「Lerche(ラルケ)」は、近年多くの人気シリーズを抱えるスタジオです。
| 会社名 | 株式会社スタジオ雲雀 |
| 設立 | 1979年7月 |
| 主な代表作 | 『暗殺教室』シリーズ 『ダンガンロンパ』シリーズ 『ようこそ実力至上主義の教室へ』シリーズ |
Lercheは2025年から2026年にかけても、人気シリーズの続編を継続的に手掛けています。
- 2025年: 『地縛少年花子くん2』、『桃源暗鬼』
- 2026年: 『ようこそ実力至上主義の教室へ 4th Season』(2026年4月〜6月放送、放送終了後に第5期の制作が発表)ほか
このように継続中のシリーズを複数抱えているため、原作の積み上がりがゆるやかな「ラディアン」3期の制作ラインを優先的に確保するのは、現実的に難しい状況にあると推測されます。
スタジオ別に見る「続編制作までの間隔」
ただし、続報がないからといって続編が絶望的とは限りません。参考として、Lercheが実際に続編を制作した作品の「1期から続編までの間隔」を整理しました。
| 作品(制作:Lerche) | 1期放送 | 続編放送 | 間隔の目安 |
|---|---|---|---|
| 暗殺教室 | 2015年1月 | 2016年1月(2期) | 約1年 |
| ようこそ実力至上主義の教室へ | 2017年7月 | 2022年7月(2期) | 約5年 |
| 地縛少年花子くん | 2020年1月 | 2025年1月(2期) | 約5年 |
『よう実』や『地縛少年花子くん』のように、1期から5年前後の間隔を空けて続編が制作された例もあります。「ラディアン」も2期終了から6年以上が経過していますが、この2作の前例を踏まえれば、原作ストックと制作枠の条件が整えば長い間隔を経て続編が動く可能性は残されている、と見ることもできます。あくまで前例からの推測であり、続編を保証するものではありません。
理由③:NHK Eテレという放送枠の事情
アニメ「ラディアン」は、NHK Eテレで放送されていました。多くの視聴者に届く枠である一方、続編制作の判断では民放作品とは異なる事情も考えられます。
視聴率や円盤売上といった直接的な商業指標だけでなく、公共放送としての編成方針が続編制作の判断に影響する可能性があります。そのため、続編よりも新規企画が優先されることも考えられます。
もし3期が制作されたら?描かれるであろう物語(ネタバレなし)
状況は厳しいものの、もし原作ストックが十分に積み上がり3期が制作されるとしたら、どのような物語が描かれると予想されるかを考察します。以下はいずれも原作の流れをもとにした推測です。
見どころ①:異端審問所との本格的な対決
アニメ第2期は、セトが魔法使い騎士団と共に異端審問所との戦いを終えたところで幕を閉じました。3期が描かれるなら、物語は異端審問所の本拠地を舞台に、魔法使いを弾圧する組織の核心へと迫っていく展開が予想されます。
その中で、第1期から登場している警備隊長ドラグノフの葛藤や、異端審問所の上層部との対立が描かれると考えられ、物語は冒険ファンタジーからそれぞれの正義がぶつかり合うドラマへとスケールを広げていくと予想されます。
見どころ②:メリとミスター・ボブリーの過去の謎
ヒロインのメリと、その相棒ミスター・ボブリー。メリが抱える人格が豹変してしまう「呪い」の正体や、言葉を話さないボブリーの正体といった謎が、続編では物語の核心に関わってくると予想されます。この謎が解き明かされることで、メリの人物像がより深く描かれると考えられます。
見どころ③:ドクとアルマ、それぞれの物語
セトの育ての親であるアルマと、研究者のドク。第1期・第2期で描かれ切らなかった彼らの背景が、続編では掘り下げられると予想されます。アルマの過去や、彼女がなぜセトを育てることになったのかといった、師弟や親子の絆というテーマがより深く描かれると考えられます。
アニメの続きは原作漫画で!最新情報のチェック方法
アニメの続編は未定ですが、原作漫画ではセトたちの冒険が現在も続いています。アニメ第2期は原作10巻までを描いたため、アニメの続きは原作11巻から読み進められます。続きが気になる方は、電子書籍サービスで該当巻から読むのがおすすめです。
TVアニメ『ラディアン』公式サイト

アニメ『ラディアン』公式X(旧Twitter)

アニメ「ラディアン」に関するよくある質問
「ラディアン」アニメ3期はいつからですか?
2026年8月時点で、アニメ3期の制作に関する公式発表はありません。原作ストックの積み上がりや制作会社のスケジュールを踏まえると、制作されるとしてもまだ先になる可能性が高いと考えられます。
アニメは打ち切りになったのですか?
公式に「打ち切り」が発表されたわけではありません。ただし、第2期の放送終了から6年以上続報がないため、続編プロジェクトは事実上休止に近い状態にあると推測されます。
アニメ2期は原作のどこまで描かれましたか?
アニメ第2期(全21話)は、原作漫画でいうと10巻の内容までを描きました。したがって、アニメの続きは原作11巻からとなります。
原作漫画は完結していますか?
いいえ。原作漫画『ラディアン』はフランス・日本ともに現在も刊行が続いており、まだ完結していません。フランス本国版は2026年8月時点で19巻まで刊行され、第20巻が2026年9月に刊行される予定です。
まとめ:続編は未定だが、可能性はゼロではない
この記事の要点をまとめます。
- 現状: 2026年8月時点で、アニメ「ラディアン」3期の公式な制作発表はない。
- 可能性: 原作ストックの緩やかな積み上がりと制作会社Lercheの過密スケジュールにより、続編制作のハードルは高い。
- 前例: 一方でLercheには『よう実』『地縛少年花子くん』のように約5年の間隔を空けて続編を制作した例もあり、条件が整えば動く可能性は残る(あくまで前例からの推測)。
- 今できること: 続編を待ちながら、現在も刊行中の原作漫画(アニメの続きは11巻から)でセトたちの冒険を追える。
すぐにアニメ3期のニュースを聞くのは難しい状況ですが、原作ではセトたちの物語がまだまだ続いています。続きが気になる方は、ぜひ原作の世界に触れてみてください。

