「世界を滅ぼす災い」と予言された少年・パーシバルが、聖騎士の父を追ってブリタニアを旅する冒険ファンタジー『七つの大罪 黙示録の四騎士』。前作『七つの大罪』から16年後の世界を舞台に、新しい世代の若者たちが〈黙示録の四騎士〉として集うまでを描いてきました。テレビアニメは第1期が2023年10月8日から2024年3月31日まで全24話、第2期が2024年10月6日から12月29日まで全12話(通算第25話〜第36話)放送され、第2期最終回「強者たちの宴」をもって一区切りを迎えています。
2026年8月現在、アニメ第3期の制作決定は公式に発表されていません。第2期の放送終了から1年半以上が経過し、その間に原作のストックは着実に積み上がった一方で、制作を担当してきたテレコム・アニメーションフィルムが親会社に吸収合併されるという、続編を考えるうえで無視できない体制変化も起きています。この記事では、公式に確認できる情報だけを整理したうえで、原作の消化ペースと制作体制の両面から第3期の可能性を考えていきます。
アニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』3期の現状を整理する
続編の話に入る前に、まずは公式に確認できる事実と、確認できていない事柄の線引きをしておきます。
2026年8月現在、第3期の制作決定は発表されていない
2026年8月時点で、公式サイトおよび公式X(旧Twitter)アカウントのいずれからも、第3期の制作決定に関する発表は確認できません。公式Xアカウントのアカウント名も「第1期・第2期配信中!!」の表記のままとなっており、新シーズンの告知に切り替わっていない状態です。
なお、ファンサイトやまとめ記事のなかには「第3期の制作が発表済み」と記載しているものも見受けられますが、講談社・トムス・エンタテインメント・TBSといった一次情報源で該当する発表を確認することはできませんでした。第3期はあくまで「未発表」であり、制作決定済みの情報として扱うべきではない、というのが2026年8月現在の正確な状況です。
TVアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』公式サイト

『七つの大罪 黙示録の四騎士』公式X(旧Twitter)

これまでの放送実績とシリーズの規模
第1期は2023年10月8日からTBS系全国28局ネットで放送され、全24話という2クール規模で展開されました。第2期は2024年3月23日開催の「AnimeJapan 2024」で制作が発表され、同年10月6日から放送開始。全12話と1クール規模に縮小しましたが、通算では36話が映像化されています。配信はNetflix、Lemino、アニメタイムズでの先行配信という形が取られてきました。
原作の商業的な基盤についても触れておきます。本作のアニメ化が発表された際、前作『七つの大罪』の累計発行部数が3,700万部を突破していると告知されていました。これは前作の数字であり、続編である『黙示録の四騎士』単独の最新の累計部数として公表されているものではない点に注意が必要です。それでも、シリーズ全体として長期のアニメ展開を支えるだけの読者基盤を持つ作品であることは確かだといえます。
| シリーズ | 放送時期 | 話数 | 現状 |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 2023年10月8日〜2024年3月31日 | 全24話 | 放送済み |
| 第2期 | 2024年10月6日〜12月29日 | 全12話(第25〜36話) | 放送済み |
| 第3期 | 未定 | - | 公式発表なし |
第1期・第2期はいずれもNetflixやLemino、アニメタイムズなどの配信サービスで視聴できます。第3期の続報を待つあいだに、四騎士が集うまでの流れを振り返っておくと、続編が始まったときに物語の背景を整理しやすくなります。各サービスの新規登録キャンペーンを利用すれば、36話をまとめて追いかけることも可能です。
制作体制の変化:テレコム・アニメーションフィルムの吸収合併
第3期を考えるうえで、2026年に入ってから起きた制作体制の変化は避けて通れません。これは前回の考察時点では存在しなかった、新しい要素です。
2026年4月1日付でトムス・エンタテインメントに統合、法人としては解散
第1期・第2期のアニメーション制作を担当してきたテレコム・アニメーションフィルムは、2026年4月1日付で親会社である株式会社トムス・エンタテインメントに吸収合併されました。2026年2月17日にトムス・エンタテインメントおよび親会社のセガから発表されたもので、トムスがテレコムの権利義務をすべて承継し、テレコムは法人としては解散しています。
合併の目的として公表されているのは、作画・美術・CGIといった専門性の高いクリエイターの内製化による「クリエイティブ機能の確保」、制作工程の集約による「クオリティ管理と効率の向上」、そしてCGI技術開発と若手アニメーターの育成強化です。背景として、テレコムが2025年3月期決算で3億4,600万円の最終損失を計上し債務超過となっていたことも報じられています。
重要なのは、「テレコム・アニメーションフィルム」という名称が今後も商標・ブランド名として活用される方針であると発表されている点です。したがって、法人の消滅がただちに制作チームの解散を意味するわけではありません。実際、同じくテレコムが第1期を手がけた『アオのハコ』は、第2期が2026年10月4日からTBS系で放送予定であり、制作会社表記が新体制のものに変更されたうえで企画が継続しています。この事例を踏まえると、『黙示録の四騎士』の続編が制作される場合も、トムス・エンタテインメント体制のもとで従来のスタッフが引き継ぐ形になる可能性が高いと予想されます。
スタジオ別・続編制作間隔データから見る第3期の時期
テレコム系列が手がけた作品の続編制作間隔を並べると、シリーズごとにかなりの幅があることが分かります。
| 作品 | 前シーズン終了 | 続編発表 | 続編放送 | 終了〜放送の間隔 |
|---|---|---|---|---|
| 黙示録の四騎士 | 2024年3月(1期) | 2024年3月 | 2024年10月(2期) | 約6か月 |
| アオのハコ | 2025年3月(1期) | 2025年3月 | 2026年10月(2期) | 約19か月 |
| 神之塔 | 2020年6月(1期) | 2023年11月 | 2024年7月(2期) | 約4年1か月 |
| 黙示録の四騎士(3期) | 2024年12月(2期) | 未発表 | 未定 | 1年8か月以上経過 |
このデータから読み取れる傾向として、続編が制作される場合、最終話放送のタイミングと同時か、その直後に発表されるケースが目立ちます。『黙示録の四騎士』第2期も、第1期最終話を目前にしたAnimeJapan 2024で発表されました。一方で『神之塔』のように、最終話から3年以上を経て続編が発表される例も同じスタジオ内に存在します。第2期終了から1年8か月が経過してもなお発表がない現状は、少なくとも「第2期と同じ短いサイクルでの継続」ではないことを示していますが、企画そのものが消滅したと判断できる材料もありません。制作体制の再編が完了した2026年度以降に、あらためて動きが出る可能性はあると予想されます。
原作『黙示録の四騎士』の連載状況と消化ペースの分析
続編制作の可否を左右するもう一つの要素が、原作のストック状況です。この点については、第3期にとって明確な追い風といえる状態にあります。
原作は連載中、既刊26巻でストックは十分
鈴木央氏による原作は『週刊少年マガジン』2021年9号から連載が続いており、2026年8月現在も完結していません。単行本は第26巻が2026年4月16日に発売されています。第26巻ではアーサー王とギネヴィアの婚礼の日を舞台に、〈七つの大罪〉との共闘による反転攻勢が描かれ、物語は大きな山場を迎えています。第27巻についても2026年内の刊行が見込まれていますが、発売日は情報源によって表記が分かれているため、正確な日付は講談社の公式告知で確認することをおすすめします。
アニメの消化ペースと残りストックの推定
アニメ第2期は、混沌の騎士たちの襲撃からリオネス王国を守る防衛戦と、予言の四騎士全員が集結する場面までを描き、原作第16巻の途中で終了しました。つまり通算36話で原作およそ16巻分を消化した計算になり、単純平均では1話あたり約0.45巻、1クール12話でおよそ5巻強というペースになります。
この概算をもとにすると、既刊26巻に対してアニメ未放送分は約10巻分。2クール(24話前後)の第3期を制作しても十分に足りる分量が既に積み上がっており、連載が続いている以上ストックはさらに増えていきます。原作ストック不足を理由に続編が作れないという状況ではない、というのが現時点の分析です。
- パーシバル(CV:小村将):〈死〉を司る騎士。本作の主人公。
- トリスタン(CV:村瀬歩):〈疫病〉を司る騎士。メリオダスとエリザベスの息子。
- ランスロット(CV:内山昂輝):〈戦争〉を司る騎士。バンとエレインの息子。
- ガウェイン(CV:ファイルーズあい):〈飢餓〉を司る騎士。アーサー王の姪。
アニメ第2期の続きにあたるのは原作第16巻です。四騎士が揃ったあと、物語がアーサー王との対決へ向かってどう動いていくのかは、この巻から読み進めることで確認できます。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどでは第16巻から最新の第26巻までを電子版で購入でき、価格や試し読みの範囲はサービスによって異なるため、比較したうえで選ぶとよいでしょう。
『七つの大罪 黙示録の四騎士』のアニメ続編に関するよくある質問
アニメ3期の放送はいつから?
2026年8月現在、第3期の制作決定自体が発表されておらず、放送時期も未定です。過去の傾向では続編発表から放送開始まで半年から1年半程度かかっているため、仮に近いうちに発表があったとしても、放送はその先になると予想されます。
第3期は制作中止・打ち切りになったの?
制作中止を示す公式発表はありません。原作は連載中でストックも十分にあり、制作を担当してきたスタジオもトムス・エンタテインメントに統合される形で存続しています。発表がない状態が続いているのは事実ですが、それを打ち切りの根拠とすることはできません。
アニメの続きを漫画で読むなら何巻から?
第2期は原作第16巻の途中までを映像化しているため、続きから読む場合は第16巻からが目安になります。
制作会社はどこになる?
第1期・第2期はテレコム・アニメーションフィルムが担当しましたが、同社は2026年4月1日付でトムス・エンタテインメントに吸収合併されました。ブランド名は継続使用される方針が示されているため、第3期が制作される場合はトムス体制のもとで従来のスタッフが引き継ぐ形になると予想されますが、現時点で公式な言及はありません。
原作漫画は完結している?
2026年8月現在、『週刊少年マガジン』にて連載中です。単行本は第26巻まで刊行されています。
まとめ:3期は未発表だが、続編の条件は整いつつある
『七つの大罪 黙示録の四騎士』のアニメ第3期は、2026年8月現在まだ発表されていません。第2期の放送終了から1年8か月が経過しており、第1期から第2期への移行が半年程度だったことを考えると、間隔は確実に開いています。
一方で、続編制作を妨げる決定的な要因も見当たりません。原作は連載中で既刊26巻、アニメ未放送分は約10巻分あり、2クール規模の続編にも耐えるストックが確保されています。制作を担当してきたテレコム・アニメーションフィルムは法人としては解散しましたが、これは経営統合によるグループ内の再編であり、ブランド名と制作機能はトムス・エンタテインメントに引き継がれました。同じ経緯をたどった『アオのハコ』第2期が2026年10月に放送予定であることは、統合後も続編企画が動く体制にあることを示す実例といえます。
過去の発表タイミングを見ると、AnimeJapanのような大型イベントや最終話放送に合わせた告知が中心でした。第3期の続報も、そうした場で明かされる可能性が高いと予想されます。確度の低い情報が出回りやすい題材でもあるため、続報は公式サイトと公式Xアカウントで確認するのが確実です。待つあいだは、第1期・第2期を配信で振り返りつつ、原作第16巻以降でアーサー王との決着に向かう展開を追っておくのがよいでしょう。

