江戸から平成まで、百七十年の時を生きる鬼・甚夜の戦いを描いた和風ファンタジー『鬼人幻燈抄』。TVアニメ第1期は2025年3月31日から9月30日まで、連続2クール・全24話で放送され、原作の葛野編から明治編までが映像化されました。物語には大正編・昭和編・平成編がまだ残っているため、放送終了後は続編を待つ声が続いています。
この記事では2026年8月時点の状況を整理し、アニメ2期の制作発表の有無、放送時期の見通し、制作会社である横浜アニメーションラボの続編実績、そしてアニメの続きが原作の何巻にあたるのかをまとめます。
『鬼人幻燈抄』アニメ2期の制作状況(2026年8月現在)
結論から書くと、2026年8月現在、アニメ『鬼人幻燈抄』の2期(続編)に関する公式発表はなく、放送時期も未定です。公式サイト・公式Xともに、最終回以降に告知された大きな動きは2025年12月24日発売のBlu-ray BOXに関するものが中心で、続編の制作決定を示す情報は出ていません。
第1期の基本情報を整理すると、次のとおりです。原作は中西モトオ氏の小説(双葉社)、アニメーション制作は横浜アニメーションラボ、監督は相浦和也氏が務めました。主人公・甚夜(甚太)役は八代拓さん、鈴音役は上田麗奈さん、白雪役は早見沙織さんが担当しています。放送は当初2024年予定から延期を経て2025年3月31日スタートとなり、初回は1時間スペシャル、第22話から明治編に突入する構成でした。なお第23話・第24話は制作上の都合で1週間放送延期となっており、最終回の放送は2025年9月30日です。
TVアニメ『鬼人幻燈抄』公式サイト

『鬼人幻燈抄』公式X(旧Twitter)

続報が出るとすればこの2つのアカウントが最初になります。続編の可能性を追いかけるなら、フォローしておくのが確実です。
2期の放送時期はいつになる?現時点での見通し
続編が制作される場合、放送時期の目安を左右するのは「発表のタイミング」と「制作スタジオの空き状況」の2点です。近年のTVアニメでは、続編制作決定から実際の放送までおおむね1年半から2年程度かかる例が多く、2026年8月時点で発表がない以上、仮に今後発表されたとしても放送は2027年以降になると予想されます。
判断材料のひとつがBlu-ray BOXの動向です。全24話を収録した『鬼人幻燈抄 Blu-ray BOX(特装限定版)』(BCXA-2002、税込52,800円)は2025年12月24日にバンダイナムコフィルムワークスから発売され、原作装画を担当するTamaki氏の描き下ろしイラストを使用したくるみBOX仕様、原作者・中西モトオ氏の書き下ろし短編を収録した特典ブックレット付きという構成でした。パッケージ売上と配信実績の評価には一定の期間が必要で、その結果が出るのはおおむね発売から半年〜1年後です。時期的には、ちょうど続編を検討できる段階に差しかかったところ、という見方ができます。
もうひとつは制作スタジオの稼働状況です。横浜アニメーションラボの直近のラインナップを整理すると、以下のようになります。
| 放送時期 | 作品 | 状況 |
| 2025年3月〜9月 | 『鬼人幻燈抄』(連続2クール・全24話) | 放送終了 |
| 2026年1月〜3月 | 『ヘルモード』1st Season | 放送終了 |
| 2026年7月〜 | 『ヘルモード』2nd Season | 放送中 |
| 2027年以降(予測) | 『鬼人幻燈抄』2期(予測) | 公式発表なし |
スタジオは2026年に入ってから『ヘルモード』の1期・2期を連続で走らせており、2026年内は同作にリソースを割いている状態です。この点からも、2026年中に『鬼人幻燈抄』2期が放送される可能性は実質的にないと考えられます。
第1期を未視聴の方、あるいは2期に備えて明治編までを見返したい方は、配信サービスで全24話を追うことができます。dアニメストアやABEMAをはじめとする各社で配信されており、新規登録の無料お試し期間を使えば一気に視聴することも可能です。
横浜アニメーションラボの続編制作実績から可能性を見る
続編の可能性を推し量るうえで、制作スタジオが過去に自社作品の続編をどれくらいの間隔で手掛けてきたかは、ひとつの参考材料になります。横浜アニメーションラボの主要TVシリーズについて、続編の有無と間隔をまとめました。
| 作品 | 第1期の放送時期 | 続編の状況 | 1期終了からの間隔 |
| 『ましろのおと』 | 2021年4月〜6月 | 続編の発表なし | 約5年経過 |
| 『贄姫と獣の王』 | 2023年4月〜9月(2クール) | 続編の発表なし | 約2年11か月経過 |
| 『ヘルモード』 | 2026年1月〜3月 | 2nd Season放送中 | 1期放送中に発表、約4か月後に放送 |
| 『鬼人幻燈抄』 | 2025年3月〜9月(2クール) | 公式発表なし | 最終回から約11か月経過 |
この表から読み取れる傾向は2つあります。ひとつは、『ヘルモード』のように続編が動く作品では発表が非常に早く、1期の放送期間中にアナウンスされ、半年以内に2期が始まっているという点です。分割2クールに近い進め方で、企画段階から複数期を見込んでいたと考えられます。
もうひとつは、2クール・全24話でまとまった区切りまで描いた『贄姫と獣の王』には、放送終了から3年近く経っても続編の発表がないという点です。『鬼人幻燈抄』は放送規模・話数の面でこの『贄姫と獣の王』に近い形をとっており、最終回から約11か月が経過してなお発表がない現状は、楽観視できる材料とは言えません。原作のストックが十分にあることと、続編が実際に企画されることは別問題であり、続報を待つうえでは冷静に見ておく必要があります。
原作消化ペースの推定とアニメの続きは何巻から
原作小説『鬼人幻燈抄』は、単行本(双葉社)が2019年6月から刊行され、2023年11月発売の「平成編 泥中之蓮」をもって全14巻で完結しています。文庫版(双葉文庫)は2021年5月から刊行が続いており、2026年3月11日に発売された11巻「昭和編 花街夢灯籠」が最新刊です。
アニメ第1期は葛野編・江戸編・明治編までを全24話で消化しました。これは原作7巻分にあたり、単純計算で1巻あたり約3.4話というペースです。仮に2期が同じ2クール24話で制作された場合、8巻から11巻前後まで、つまり大正編を中心に昭和編の入口までを描く計算になります。全14巻を完結まで映像化するには、1期と同規模の続編があと2期分必要という見立てになり、シリーズ全体としてはかなり長期の企画になります。
アニメの続きを原作で読む場合は、8巻「大正編 紫陽花の日々」からが該当します。明治編の最終エピソードの直後から物語が接続するため、アニメで区切りを迎えた読者がそのまま読み進められる巻です。なお里見有氏によるコミカライズ版(アクションコミックス)も刊行されていますが、2026年4月時点で既刊10巻、物語は江戸編から幕末にかけての段階で、アニメが到達した明治編の先には追いついていません。アニメの続きを最短で追うなら小説版を選ぶことになります。
8巻「大正編 紫陽花の日々」は電子書籍・紙のいずれでも購入でき、続きが気になった時点ですぐ読み始められます。
『鬼人幻燈抄』のアニメ続編に関するよくある質問
アニメ2期が制作される可能性は高いですか?
2026年8月時点では公式発表がないため、可能性は未知数です。原作が全14巻で完結しており、アニメ化済みは7巻分と残りのストックが豊富であること、2クールという大きな枠で制作された実績があることはプラス材料と言えます。一方で、同じ横浜アニメーションラボの2クール作品『贄姫と獣の王』が放送終了から約3年続報のない状態であることを考えると、原作ストックだけを根拠に制作決定を見込むのは早計です。Blu-ray BOXの売上や配信実績が判断材料になると予想されます。
「鬼人幻燈抄 3期」という表記を見かけますが、3期の情報はありますか?
2026年8月現在、3期はもちろん2期についても公式発表はありません。「3期」という表記が出回るのは、2025年の放送が連続2クール(第1クール=葛野編・江戸編、第2クール=幕末編・明治編)だったため、これを2期分と数える見方があるためです。公式には第1クール・第2クールという表現が使われており、放送されたのは1期・全24話です。したがって次に制作される続編は「2期」にあたり、その次が「3期」ということになります。検索する際は「2期」で調べたほうが新しい情報にたどり着きやすくなります。
明治編の続きを原作で読むなら何巻からですか?
8巻「大正編 紫陽花の日々」からです。アニメ第1期が明治編までを消化しているため、ここから読み始めればアニメの続きにあたります。以降は9巻「大正編 終焉の夜」、10巻「大正編 夏雲の唄」、11巻「昭和編 花街夢灯籠」と続き、単行本では14巻の平成編で完結します。
アニメで物語は最後まで描かれますか?
現時点では不明です。原作14巻のうち映像化されたのは7巻分で、完結まで描くには単純計算で1期と同規模の続編があと2期分必要になります。1期が2クール・全24話という体制で制作されたこと自体は、長期的な映像化を視野に入れた企画だった可能性を示しますが、それを裏づける公式のコメントは出ていません。
アニメ第1期はどこで視聴できますか?
dアニメストアやABEMAをはじめとする配信サービスで全24話が配信されています。パッケージでは2025年12月24日発売のBlu-ray BOX(特装限定版)に全24話が収録されています。
まとめ:2期は未発表、続報は公式サイトと公式Xで確認を
2026年8月時点の『鬼人幻燈抄』の状況を整理すると、次のようになります。
- アニメ2期の制作発表はなく、放送時期も未定。3期についても当然ながら情報はない
- 第1期は2025年3月31日〜9月30日、連続2クール全24話で、原作7巻分(葛野編〜明治編)を映像化
- 制作の横浜アニメーションラボは2026年内『ヘルモード』2nd Seasonに稼働中で、仮に続編が動いても放送は2027年以降と予想される
- アニメの続きは原作8巻「大正編 紫陽花の日々」から。単行本は全14巻で完結済み
続編を待つ間にできることは、第1期を見返して細部を確認しておくことと、原作で大正編以降の展開を先に追っておくことの2つです。1期は全24話が完結した区切りのよい構成なので、Blu-ray BOXで通して見返すのにも向いています。
続報が出る場合は公式サイトと公式Xでの告知が最初になります。動きがあり次第、この記事も更新していきます。

