2018年3月、「宇宙サバイバル編」の熱いクライマックスと共に最終回を迎えたアニメ「ドラゴンボール超」。悟空たちの新たな物語が描かれることを期待して、多くのファンが続編を待ち望んでいます。
しかし、その後に公開された劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』や『スーパーヒーロー』、そして完全新作アニメ「ドラゴンボールDAIMA」の放送など、プロジェクトは動き続けているものの、「TVシリーズの直接的な続きはいつから?」という声は、日増しに大きくなっています。
この記事では、そんな長年のファンが抱く切実な疑問に答えるため、アニメ「ドラゴンボール超」の続編に関する最新情報、制作の可能性、そしてアニメでは描かれなかった原作漫画の壮大な物語まで、あらゆる角度から徹底的に調査・解説していきます。
「ドラゴンボール超」アニメ続編の公式発表はあるの?
まず、皆さんが最も気になっている結論からお伝えします。
現時点(2025年9月)で、アニメ「ドラゴンボール超」のTVシリーズ続編に関する正式な制作決定の発表は一切ありません。
アニメは2018年3月に第131話で放送が終了し、それ以降、制作会社である東映アニメーションや公式サイト、関連メディアなど、いかなる公式媒体からも直接的な続編に関するアナウンスは行われていないのが現状です。
2026年放送説が有力?40周年の期待
ファンや海外メディアの間で最も有力視されているのが、アニメ「ドラゴンボール」放送開始から40周年となる2026年に、何らかの形で新作が発表されるのではないか、という説です。
2024年から放送されている「ドラゴンボールDAIMA」が2025年に終了予定であることを考えると、その後約1年の準備期間を経て、記念すべき年に続編をスタートさせるというのは、非常に現実的なスケジュールと言えるでしょう。
なぜ続編は制作されない?考えられる2つの大きな理由
「なぜこれほどの超人気作の続編が7年以上も作られないのか?」多くのファンがそう感じていることでしょう。これには、いくつかの理由が考えられます。
1. 劇場版プロジェクトの優先
アニメ「ドラゴンボール超」のTVシリーズ終了後、制作陣は劇場版の制作に注力してきました。2018年の『ブロリー』、2022年の『スーパーヒーロー』は、いずれも世界的な大ヒットを記録し、商業的に大成功を収めています。TVシリーズよりも、全世界で公開できる劇場版の方が、ビジネス的なリターンが大きいと判断されている可能性があります。
2. キャストの高齢化という現実
悟空役の野沢雅子さんをはじめ、主要な声優キャストの多くが、長年にわたりキャラクターに命を吹き込んできた大ベテランです。長期にわたるTVシリーズの収録は、声優陣にとって大きな負担となる可能性があり、制作サイドもその点を慎重に考慮しているのかもしれません。
絶望するのはまだ早い!続編制作の可能性を改めて考察
様々な障壁がある一方で、アニメ「ドラゴンボール超」続編の可能性は、他のどんな作品よりも高いと言えます。
- 圧倒的な原作ストック: アニメが終了した「宇宙サバイバル編」の後、原作漫画では「銀河パトロール囚人編」と「生残者グラノラ編」という、2つの長大な物語が描かれています。これらは、TVシリーズ2クール分(約24話)を制作するにも十分すぎるほどのボリュームがあり、物語のネタ切れの心配は全くありません。
- 世界的な絶大な人気: 「ドラゴンボール」は、日本国内だけでなく、世界中に熱狂的なファンを持つ、モンスター級のコンテンツです。続編を制作すれば、世界的なヒットが約束されていると言っても過言ではありません。
- 「ドラゴンボールDAIMA」の存在: 40周年記念作品として制作されている「ドラゴンボールDAIMA」は、鳥山明先生が深く関わる完全新作です。このプロジェクトが成功することで、シリーズ全体の勢いがさらに増し、本編の続編制作への大きな追い風となるでしょう。
これらの要素から、アニメ「ドラゴンボール超」の続編は、いつか必ず制作されると信じて良いでしょう。問題は、それが「いつ」になるのか、というタイミングだけです。
もし続編が制作されたら?原作の壮絶な物語
ファンが最も映像化を熱望するアニメ続編。そこでは、アニメでは描かれなかった、宇宙の存亡を賭けたさらなる激闘が展開されます。
「銀河パトロール囚人編」
「力の大会」の後、銀河刑務所から脱獄した古代の魔術師「モロ」が、新たな敵として悟空とベジータの前に立ちはだかります。モロは、星の生命エネルギーを喰らうという恐るべき能力を持ち、悟空たちを絶体絶命のピンチに追い込みます。この戦いの中で、ベジータが新たな技を習得するなど、キャラクターの成長も見どころです。
「生残者グラノラ編」
かつてフリーザ軍によって故郷を滅ぼされた、シリアル人の生き残り「グラノラ」。彼は、宇宙一の戦士となることを願い、その力を悟空とベジータに向けます。この章では、サイヤ人の過去や、バーダックの知られざる物語も明かされ、物語にさらなる深みを与えます。悟空の「身勝手の極意」とベジータの「我儘の極意」が、さらなる進化を遂げる点も必見です。
アニメの続きは原作漫画で!どこから読めばいい?
「続編が来るまで待てない!」「銀河パトロール囚人編の熱い物語を今すぐ知りたい!」という方には、原作の漫画を読むことを強く、そして心からおすすめします。
アニメ「ドラゴンボール超」は、原作漫画の10巻あたりまでの内容を描いています。そのため、続きが気になる方は原作の11巻から読み始めると、スムーズに「銀河パトロール囚人編」の物語に入ることができます。
原作では、鳥山明先生の原案を、とよたろう先生が圧倒的な画力で描いています。アニメとは一味違う、漫画ならではの迫力とスピード感を、ぜひ体験してみてください。
アニメ「ドラゴンボール超」の続編に関するよくある質問
最後に、「ドラゴンボール超」のアニメ続編に関して、多くのファンが抱く疑問にQ&A形式でお答えします。
アニメ「ドラゴンボール超」の続編はいつ放送されますか?
現時点(2025年9月)で、続編の制作や放送に関する公式な発表はなく、その予定もありません。しかし、ファンの間ではシリーズ40周年となる2026年に、何らかの形で続編がスタートするのではないか、と強く期待されています。
アニメの続きは原作漫画の何巻から読めますか?
アニメ「宇宙サバイバル編」の続きは、原作漫画の11巻から始まる「銀河パトロール囚人編」で読むことができます。
「ドラゴンボールDAIMA」は「超」の続編ですか?
いいえ、「ドラゴンボールDAIMA」は、「超」の直接的な続きではなく、鳥山明先生による完全オリジナルの新たな物語です。時系列なども異なる、独立した作品として楽しむのが良いでしょう。
まとめ
この記事では、アニメ「ドラゴンボール超」の続編の可能性について、あらゆる角度から考察してきました。
- 現状: 続編の公式発表はないが、2026年の40周年に合わせた発表が強く期待されている。
- 理由: 劇場版プロジェクトの優先や、キャストの高齢化などが考えられる。
- 希望: 「銀河パトロール囚人編」「生残者グラノラ編」という、圧倒的な原作ストックが存在する。
- ファンができること: 続編を望む気持ちを持ちつつも、まずは原作漫画の11巻以降を読んで、悟空たちの新たな戦いを応援することが、作品を最も深く楽しむための最良の方法。
すぐに吉報が届く状況ではありませんが、世界のドラゴンボールファンが続編を待ち望んでいます。その声が続く限り、いつか必ず、悟空たちの新たな冒険が最高の形でアニメ化される日が来ることを信じて、公式からの発表を待ちましょう。