2018年3月に「宇宙サバイバル編」の壮大なフィナーレをもって放送を終了したアニメ「ドラゴンボール超」。その後、原作漫画では「銀河パトロール囚人編(通称:モロ編)」や「生残者グラノラ編」といった新たな物語が描かれ、ファンからは「モロ編のアニメ化はまだ?」「アニメ2期はいつから放送されるの?」と、TVシリーズの再開を心待ちにする声が絶えません。
この記事では、ファンが待望する「ドラゴンボール超」のアニメ2期(モロ編)は実現するのか、その可能性をアニメ制作の鍵を握る制作会社「東映アニメーション」の最新動向を主軸に、現在放送中の『ドラゴンボールDAIMA』との関係性や原作の状況といった客観的なデータを基に、徹底的に考察・解説していきます。
「ドラゴンボール超」アニメ2期の現状:モロ編のアニメ化は未定
まず結論からお伝えすると、現時点(2025年10月)で、原作漫画の続きである「銀河パトロール囚人編(モロ編)」を含む、TVアニメ「ドラゴンボール超」の直接的な続編(通称2期)に関する公式な制作発表は行われていません。
しかし、これはプロジェクトが完全に停止していることを意味するわけではありません。「ドラゴンボール」シリーズ自体は、2024年10月から完全新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』が放送されており、今もなお活発に動き続けています。
今後の最新情報は、以下の公式サイトやSNSで発表される可能性が最も高いので、チェックしながら吉報を待ちましょう。
【公式】ドラゴンボール オフィシャルサイト

ドラゴンボールZ Blu-ray公式X(旧Twitter)
まずはアニメ「ドラゴンボール超」をおさらい!
待望の続編をより楽しむために、2015年から2018年にかけて放送されたアニメシリーズがどのような物語だったかを振り返ります。
放送情報と制作陣
| タイトル | 放送期間 | 話数 |
|---|---|---|
| ドラゴンボール超 | 2015年7月5日 – 2018年3月25日 | 全131話 |
制作は、初代から一貫して日本アニメ界を代表する豪華スタッフが集結しています。
| 役職 | 担当者 |
|---|---|
| 原作・原案 | 鳥山明 |
| シリーズディレクター | 地岡公俊、長峯達也 ほか |
| キャラクターデザイン | 山室直儀 |
| 音楽 | 住友紀人 |
| アニメーション制作 | 東映アニメーション |
物語のあらすじと魅力
魔人ブウとの激闘から月日が経ち、平和を取り戻した地球。しかし、宇宙には悟空やベジータをも遥かに凌ぐ強敵たちが存在した。
第7宇宙の破壊神ビルスとの出会いをきっかけに、悟空たちの戦いの舞台は地球から宇宙へ、さらには全12宇宙を巻き込む壮大なスケールへと拡大していく。「神と神」「復活の『F』」といった劇場版の物語を再構成し、さらに第6宇宙との格闘試合を描く「破壊神シャンパ編」、未来から来たトランクスと共にゴクウブラックの謎に迫る「“未来”トランクス編」、そして宇宙の存亡を懸けた80人の戦士によるバトルロイヤル「宇宙サバイバル編」が描かれました。
主要キャラクターと豪華キャスト紹介
| キャラクター名 | 声優 |
|---|---|
| 孫悟空 | 野沢雅子 |
| ベジータ | 堀川りょう |
| ビルス | 山寺宏一 |
| ウイス | 森田成一 |
| フリーザ | 中尾隆聖 |
| ジレン | 花輪英司 |
ファンが待望する「モロ編」のアニメ化はいつ?『DAIMA』との違いは?
「ドラゴンボール超 2期」で検索している方が最も知りたいのは、原作漫画で描かれた「銀河パトロール囚人編(モロ編)」のアニメ化でしょう。
しかし、現在放送されているのは、鳥山明先生が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作『ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)』です。この2つの違いを整理します。
| 比較項目 | ファンが待望する続編(モロ編) | 『ドラゴンボールDAIMA』(現在放送中) |
|---|---|---|
| 物語 | アニメ『超』の直接的な続き | 鳥山明先生による完全オリジナルストーリー |
| 時系列 | 『超 スーパーヒーロー』の後 | 『Z』の魔人ブュ編と『超』の間 |
| 特徴 | シリアスな宇宙規模のバトル | 悟空たちが小さくなる冒険ファンタジー |
つまり、『DAIMA』はファンが待ち望む「モロ編」のアニメ化とは異なる、全く新しい物語ということになります。
続編の鍵を握る制作会社「東映アニメーション」からの可能性考察
続編が制作されるかどうかを占う上で、最も重要な鍵を握るのは、シリーズを通してアニメーション制作を担当してきた「東映アニメーション」の状況です。
東映アニメーションはどんな制作会社?
東映アニメーションは、1956年に設立された、現存する日本最古のアニメ制作スタジオです。
| 会社名 | 東映アニメーション株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1956年7月 |
| 主な代表作 | 『ドラゴンボール』シリーズ 『ONE PIECE』 『美少女戦士セーラームーン』シリーズ 『スラムダンク』 |
【考察】最大の壁は『DAIMA』と「超人気スタジオ故の制作スケジュール」
結論から言うと、「ドラゴンボール超」2期(モロ編)の制作がすぐに始まらない最大の理由は、東映アニメーションの制作スケジュールが常に逼迫しており、かつ「ドラゴンボール」シリーズ自体のリソースが『DAIMA』に集中しているためと考えられます。
- 『ドラゴンボールDAIMA』の存在:
2024年10月から放送が開始された『DAIMA』は、2025年にかけて放送が続くと予想されます。「ドラゴンボール」シリーズのメインスタッフやリソースがこの大型プロジェクトに投入されているため、並行して『超』の続編を制作するのは物理的に困難です。 - 逼迫した制作スケジュール:
東映アニメーションは、国民的アニメ『ONE PIECE』や『プリキュア』シリーズなど、常に複数の長期シリーズを抱えています。これらの制作ラインとは別に、「ドラゴンボール」用の新たなラインを確保する必要があり、それには十分な準備期間が求められます。
続編の可能性を補強する2つのポジティブなデータ
制作会社のスケジュールは厳しいですが、続編の実現を後押しする強力なポジティブデータも存在します。
1. 圧倒的に豊富な原作ストック
アニメ「宇宙サバイバル編」の後の物語として、原作漫画ではすでに「銀河パトロール囚人編(モロ編)」と「生残者グラノラ編」という2つの長編エピソードが完結しています。アニメ続編を2クール以上制作できるほどの潤沢なストックが存在し、「描くべき物語」が豊富にあることは、続編企画における最大の強みです。
2. シリーズとしての絶大な商業的成功
- シリーズ累計発行部数: 1,200万部を突破(漫画版『超』)
- 劇場版の大ヒット: 劇場版『ブロリー』(興行収入135億円)、『スーパーヒーロー』(興行収入138億円)ともに世界的な大ヒットを記録。
これらの数字は、「ドラゴンボール」が今なお世界中で絶大な人気を誇る超強力なIP(知的財産)であることを証明しています。商業的な成功が確実に見込めるため、いつかは必ず続編が制作されると考えるのが自然です。
アニメ2期(モロ編)の放送日はいつから?
これらのプラスとマイナスの要素を総合的に判断すると、もし続編(2期)が制作される場合、その放送日はかなり先になることが予想されます。
まずは『ドラゴンボールDAIMA』の放送終了が前提となります。この放送が2025年内に終了すると仮定すると、そこから企画が本格的に始動し、約1年半~2年の制作期間を経て放送される流れが最も現実的です。
したがって、続編(2期)の放送日は早くとも2027年以降になると考えるのが、現時点での最も妥当な予測です。
アニメ「ドラゴンボール超」に関するよくある質問
「ドラゴンボール超」アニメ2期の放送日はいつですか?
2025年10月現在、TVシリーズの続編(通称2期)の制作に関する公式発表はありません。現在放送中の『ドラゴンボールDAIMA』の終了後、2027年以降に制作・放送される可能性が期待されています。
銀河パトロール囚人編(モロ編)のアニメ化はいつですか?
こちらも公式発表はありませんが、もし「ドラゴンボール超」の続編が制作される場合、物語の順番通りに「モロ編」からアニメ化される可能性が最も高いです。放送時期は、早くとも2027年以降と予想されます。
「ドラゴンボール超」の続きはどうなりますか?
アニメ「宇宙サバイバル編」の後の物語は、原作漫画で描かれています。「銀河パトロール囚人編(モロ編)」と「生残者グラノラ編」がそれに該当し、悟空やベジータの新たな進化や、宇宙を揺るがす強敵との戦いが繰り広げられます。
アニメの「スーパーヒーロー編」とは何ですか?
これは、劇場版『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の物語を、原作漫画で再構成したエピソードです。劇場版の前日譚や後日談も描かれています。
まとめ:続編の可能性は確実!まずは『DAIMA』を楽しもう!
この記事の要点をまとめます。
- 現状: 「モロ編」を含むアニメ「ドラゴンボール超」続編(通称2期)の公式な制作発表はまだない。
- 最新情報: 2024年10月より完全新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』が放送中。
- 2期の可能性: 制作会社・東映アニメーションのスケジュールは逼迫しているが、豊富な原作ストックと絶大な商業的成功から、将来的な続編制作の可能性は確実視されている。
- 放送時期予想: もし制作される場合、『DAIMA』の放送終了後となり、2027年以降が現実的なライン。
- 今できること: 続編を気長に待ちながら、まずは放送中の『DAIMA』を楽しみ、原作漫画で「モロ編」や「グラノラ編」を読んで悟空たちの新たな戦いを応援しましょう!
すぐに続編のニュースが聞ける状況ではありませんが、「ドラゴンボール」の物語はまだまだ終わりません。悟空たちのさらなる進化と、まだ見ぬ強敵との戦いが、再びTVアニメで見られる日を楽しみに待ちましょう。

