大学入学を機に、伊豆の街でダイビングサークル「Peek a Boo(PaB)」に入会した北原伊織。しかしそこは、ダイビングよりも宴会と全裸が日常という集団でした。井上堅二氏原作、吉岡公威氏作画による『ぐらんぶる』(講談社「good!アフタヌーン」連載)は、2014年の連載開始以来、振り切ったギャグと本格的なダイビング描写を両立させてきた作品です。2018年のSeason 1、2025年のSeason 2を経て、物語はついに海外へと舞台を移しました。
アニメ『ぐらんぶる』Season 3は、2026年7月6日よりTOKYO MX・BS11・MBSほかで放送が始まり、2026年8月現在は放送中です。舞台はシリーズ初の海外となるパラオ。この記事では、放送・配信状況や制作体制といった確定情報を整理したうえで、ゼロジー系列作品の続編制作間隔と原作の消化ペースから、Season 4がどの程度現実的なのかを検討します。
アニメ『ぐらんぶる』3期は2026年7月6日から放送中|最新の放送・配信状況
Season 3の制作決定が発表されたのは、2025年9月22日に放送されたSeason 2最終第12話「これでチャラ」の放送時でした。そこから約9か月後の2026年7月に放送が始まっており、Season 1からSeason 2までに約7年を要したことを考えると、シリーズとしては異例の短い間隔です。
放送局・放送時間と配信スケジュール
放送は、TOKYO MXとBS11が2026年7月6日より毎週月曜24時から、MBSが7月7日より毎週火曜26時30分から、AT-Xが7月9日より毎週木曜21時からとなっています。配信は7月7日より毎週火曜0時からU-NEXT、アニメ放題、アニメタイムズ、Leminoで先行して順次開始される形が公式に案内されており、地上波の放送地域外でも追いやすい体制です。なお、Season 3の総話数について公式からの明確な発表は確認できていませんが、Season 1・Season 2がいずれも全12話であったことから、1クール構成になると予想されます。
2026年8月10日には第6話「アシスト」が放送され、物語は折り返し地点に入りました。これから追いかける場合でも、Season 1・Season 2は主要な配信サービスで視聴できるため、シリーズをまとめて追いつくことは十分に可能です。U-NEXTやDMM TV、dアニメストアといったサービスでは過去シーズンと最新話をあわせて視聴でき、初回登録時の無料期間を使えば1期から一気に追いつくこともできます。
主題歌はFUNKY MONKEY BΛBY’Sと豆柴の大群が担当
Season 3のオープニング主題歌は、FUNKY MONKEY BΛBY’Sの「夏子」に決定しています。シングルは2026年8月5日に発売されました。エンディング主題歌は豆柴の大群の「裸のマーメード」で、2026年7月8日から配信が始まっています。Season 1・Season 2では湘南乃風が主題歌を担当していたため、Season 3で歌い手が変わった点は、シリーズを追ってきた視聴者にとって最も分かりやすい変化のひとつです。
TVアニメ『ぐらんぶる』Season 3公式サイト

『ぐらんぶる』公式X(旧Twitter)

制作はゼロジー×セイバーワークス|シリーズごとに変化してきた制作体制
Season 3のアニメーション制作は、ゼロジー×セイバーワークスとクレジットされています。Season 1がゼロジー単独、Season 2がゼロジー×リーベルであったことを踏まえると、シリーズを通してゼロジーが軸に居続け、共同制作の相手だけが入れ替わっている構図です。制作会社が丸ごと交代したわけではない点は、作画やコメディの見せ方の連続性を考えるうえで重要です。
セイバーワークスはゼロジーのグループ会社
今回名前が挙がったセイバーワークスは、旧称をデジタルネットワークアニメーションといい、2022年9月にゼロジーのグループ会社となったスタジオです。つまりSeason 3の体制変更は、外部スタジオへの発注先変更ではなく、同一グループ内でのリソース配分の組み替えという性格が強いと考えられます。Season 2からわずか1年で新シーズンを立ち上げられた背景には、この体制が影響している可能性があります。
高松信司監督は続投、主要スタッフも継続
監督・脚本・音響監督を兼任する高松信司氏は、Season 3でも続投しています。キャラクターデザイン・総作画監督は草間英興氏、音楽は橋本由香利氏が担当と発表されており、シリーズの中核となるスタッフは維持されています。コメディはテンポと間の設計に大きく左右されるため、監督が変わらないことは、作品の印象が大きくぶれにくい要素だといえます。
ゼロジー系列作品の続編制作間隔データから見るSeason 4の見通し
続編がいつ来るかを考えるうえでは、制作を担うスタジオが過去にどれくらいの間隔で続編を送り出してきたかが手がかりになります。ゼロジーおよび関連作品の実績を整理すると、次のようになります。
| 作品・シーズン | 前作の放送 | 続編の放送 | 制作体制 | 間隔 |
|---|---|---|---|---|
| ぐらんぶる Season 1→2 | 2018年7月 | 2025年7月 | ゼロジー→ゼロジー×リーベル | 約7年 |
| ぐらんぶる Season 2→3 | 2025年7月 | 2026年7月 | ゼロジー×リーベル→ゼロジー×セイバーワークス | 約1年 |
| 嘆きの亡霊は引退したい 第1クール→第2クール | 2024年10月 | 2025年10月 | ゼロジー | 約1年 |
| 異世界のんびり農家 1期→2期 | 2023年1月 | 2026年4月 | ゼロジー | 約3年3か月 |
| 冰剣の魔術師が世界を統べる 1期→II | 2023年1月 | 2026年10月(予定) | Cloud Hearts→ゼロジー | 約3年9か月 |
この表から読み取れるのは、ゼロジー系列の続編間隔が「約1年」と「約3年台」の二極に分かれているという点です。1年間隔で続いているのは、シリーズ構成上あらかじめ連続した展開が想定されていたと見られる作品で、『ぐらんぶる』のSeason 2→3もこのパターンに当てはまります。一方、企画としていったん間が空いた作品では3年以上を要しています。
したがってSeason 4についても、Season 3の反響と製作委員会の判断次第で、比較的短い間隔での続報がありうる一方、体制の空きによっては数年単位で待つことになる可能性もあります。2026年8月時点でSeason 4の制作決定は発表されていないため、現時点ではあくまで実績からの推測にとどまります。なお、Season 3の制作決定はSeason 2最終話の放送時に発表されたため、最速の続報は最終話のタイミングで出ると予想されます。
原作の消化ペース推定|Season 3はパラオ編、続きは何巻から?
原作漫画は2026年4月7日発売の第26巻まで刊行されており、シリーズは現在も継続中です。全世界での累計発行部数は2024年9月時点で1,000万部を突破し、その後も部数を伸ばしています。この原作ストックの厚さが、続編を検討するうえでの前提条件になります。
アニメの消化ペースを整理すると、Season 2は最終話「これでチャラ」までで原作11巻付近までを描いたとされ、Season 3はパラオ編が始まる第12巻からの映像化にあたります。Season 1・Season 2がいずれも全12話で5〜6巻程度ずつを消化してきた計算になるため、Season 3も同様のペースであれば、17巻前後までが範囲に入ると推定されます。
この推定が正しければ、Season 3終了時点でも原作にはおおむね9巻分の未映像化ストックが残ることになります。原作ストックの不足が続編の障害になる段階ではなく、Season 4の可否は制作ラインの確保と円盤・配信の実績に左右されると考えられます。アニメの続きを先に読みたい場合は、Season 3の範囲にあたる第12巻以降から読み進めるのが分かりやすい区切りです。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどでは該当巻を単巻から購入でき、価格やポイント還元を比較したうえで選べます。
パラオ編で登場する新キャラクターと主要キャスト
Season 3では、パラオを舞台にしたことで新たな登場人物が加わりました。主要キャストは以下の通りです。
- 北原 伊織(CV:内田雄馬):主人公。Season 1から続投。
- 今村 耕平(CV:木村良平):伊織の相棒的存在。Season 1から続投。
- 古手川 千紗(CV:安済知佳):伊織の従姉妹で、ツッコミ役を担うヒロイン。
- 古手川 紗耶華(CV:大原さやか):Season 3からの新キャラクター。古手川姉妹の母で、ダイビングショップ「ドルフィン」パラオ支店のオーナー。
- チーフ(CV:瀬戸麻沙美):パラオ支店のチーフスタッフ。
- マキ(CV:洲崎綾):パラオ支店のスタッフ。
- カリーナ(CV:M・A・O):本PVで公開されたSeason 3の新キャラクター。
伊織たちがパラオ支店を手伝うという導入である以上、紗耶華とショップスタッフ陣は物語の起点に関わる立ち位置になります。伊豆の「ドルフィン」を軸にしてきたこれまでの構図が、そのまま海外に持ち込まれた形といえます。
アニメ『ぐらんぶる』3期に関するよくある質問
3期の放送局と放送時間は?
TOKYO MX・BS11が毎週月曜24時から、MBSが毎週火曜26時30分から、AT-Xが毎週木曜21時からです。配信はU-NEXT、アニメ放題、アニメタイムズ、Leminoで毎週火曜0時から順次行われています。
2期の続きを漫画で読むなら何巻から?
Season 2は原作11巻付近までを描いています。Season 3で描かれるパラオ編は第12巻から始まるため、アニメの続きや先の展開を追うなら第12巻からが目安です。
3期の主題歌も湘南乃風が担当している?
いいえ。Season 3のオープニングはFUNKY MONKEY BΛBY’Sの「夏子」、エンディングは豆柴の大群の「裸のマーメード」です。Season 1・Season 2で主題歌を務めた湘南乃風からの交代となりました。
Season 4の制作は決まっている?
2026年8月時点で、Season 4の制作決定は発表されていません。ただし原作は26巻まで刊行済みで、Season 3終了後も未映像化のストックは十分に残る見込みです。Season 3の制作決定がSeason 2最終話の放送時に発表された経緯を踏まえると、続報が出るとすればSeason 3の最終話前後が有力と予想されます。
まとめ:放送中のパラオ編を追いながらSeason 4の続報を待つ
『ぐらんぶる』Season 3は2026年7月6日に放送が始まり、シリーズ初の海外・パラオを舞台にした物語が進行中です。制作はゼロジー×セイバーワークス、監督は高松信司氏が続投と、シリーズの骨格は維持されています。主題歌がFUNKY MONKEY BΛBY’Sと豆柴の大群に交代した点が、これまでのシーズンとの分かりやすい違いです。
Season 4については未発表ですが、原作ストックは26巻まであり、ゼロジー系列は約1年間隔で続編を送り出した実績も持っています。Season 3の反響次第では、比較的早い続報も考えられます。まずは放送中のパラオ編を追いつつ、アニメの先を知りたい場合は原作12巻以降を読み進めておくと、次の展開を待つ時間も無駄になりません。

