2024年1月に第1期、2025年1月に第2期『Season 2 -Arise from the Shadow-』が放送された「俺だけレベルアップな件」。最弱ハンター・水篠旬が「影の君主」として頂点へ駆け上がる物語は、韓国発のWebtoonを原作としながら、日本のアニメ作品としても国内外で高い評価を得ました。
第2期の放送終了後、続編の続報を待つ状態が1年以上続いていましたが、2026年7月、その続きがついに動き出しました。ただし発表されたのは、多くのファンが想定していた「TVアニメ第3期」ではなく、劇場版です。
この記事では、2026年8月時点で判明している続編の公式情報を整理したうえで、TVアニメ3期の可能性、公開・放送時期の予想、そしてアニメがまだ描いていない原作の範囲について解説します。
【2026年8月最新】続編は『劇場版 俺だけレベルアップな件 -Beyond the System-』として制作決定
結論からお伝えします。2026年7月3日、TVアニメ『俺だけレベルアップな件Season 2 -Arise from the Shadow-』の続編として、『劇場版 俺だけレベルアップな件 -Beyond the System-』の制作決定が正式に発表されました。発表と同時に特報映像とティザービジュアルが公開されています。
現時点で公表されている内容は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
| タイトル | 劇場版 俺だけレベルアップな件 -Beyond the System- |
| 発表日 | 2026年7月3日 |
| 位置づけ | TVアニメ第2期の続きを描く新作 |
| アニメーション制作 | A-1 Pictures |
| 水篠 旬役 | 坂 泰斗(続投) |
| 公開日 | 未発表 |
| 原作の対応範囲 | 未発表 |
制作にはアニプレックスに加え、原作出版社のD&C Media、クランチロールなどが参加していることが公表されています。アニメーション制作がA-1 Picturesで据え置かれ、主人公・水篠旬役の坂泰斗さんも続投することから、TVシリーズの映像面・演技面の路線はそのまま引き継がれると考えてよいでしょう。
一方で、公開日、監督をはじめとする詳細スタッフ、原作のどこからどこまでを描くかは、いずれも2026年8月時点で発表されていません。公式サイトでも「続報をお楽しみに」と案内されている段階です。なお、公開された特報映像は実写を交えた特殊な映像で、その映像単体のスタッフクレジットが公表されていますが、これは本編のスタッフ体制を示すものではない点に注意が必要です。
TVアニメ『俺だけレベルアップな件』公式サイト

アニメ『俺だけレベルアップな件』公式X(旧Twitter)
TVアニメ3期の可能性は?劇場版との関係を整理する
「劇場版が作られるなら、TVアニメ3期はもう無いのか」という点は、現在ファンの間で最も意見が割れている部分です。ここは確定情報と未確定情報を分けて考える必要があります。
日本の公式からTVシリーズ3期の発表はない
まず前提として、2026年8月時点で日本の公式サイト・公式Xから発表されている続編は劇場版のみです。TVアニメ第3期の制作決定は、公式にはアナウンスされていません。第2期の「次」として動いているのは、あくまで劇場版という位置づけです。
原作出版社の投資家向け資料に「Season 3」の記載
ただし、これとは別に注目された情報があります。2026年6月、原作Webtoonの出版社である韓国のD&C Mediaが公表した投資家向け資料に、「アニメSeason 3 制作中(2027〜2028年予定)」という趣旨の記載があったと海外メディアが報じました。この資料は業績報告に付随するもので、いわゆるリーク情報ではなく企業の公式開示にあたります。
もっとも、この記載をそのままTVアニメ第3期の確定と受け取るのは早計だと考えられます。理由は2つあります。
- 投資家向け資料は事業の進捗を示すもので、映像作品の形態(TVシリーズか劇場版か)まで厳密に区別して書かれているとは限らない。この「Season 3」が、7月に発表された劇場版そのものを指している可能性がある
- 資料が公表された6月時点では劇場版はまだ未発表であり、記載時点の呼称が後の正式タイトルと一致しない可能性がある
逆に、この記載が劇場版とは別のTVシリーズを指しているのであれば、劇場版の後に第3期が続く二段構えの展開ということになります。どちらであるかは現時点では判断できず、公式の続報を待つほかありません。いずれにせよ、2027〜2028年という時期感で映像化が進行しているという点は、両方の解釈に共通しています。
公開時期はいつ頃?制作スタジオの続編間隔から予想
公開日が未発表のため、ここではアニメーション制作を担当するA-1 Pictures作品の続編制作間隔を手がかりに、時期を推定してみます。
A-1 Pictures作品の続編制作間隔
| 作品 | 前作 | 続編 | 間隔 |
| 俺だけレベルアップな件 | 第1期 2024年1月〜3月 | 第2期 2025年1月〜3月 | 約1年 |
| ソードアート・オンライン アリシゼーション | 2018年10月〜 2019年3月 | War of Underworld 2019年10月〜 | 約7か月 (分割2クール形式) |
| かぐや様は告らせたい | 第2期 2020年4月〜6月 | 第3期 2022年4月〜6月 | 約2年 |
| 青の祓魔師 | 第1期 2011年4月〜10月 | 京都不浄王篇 2017年1月〜3月 | 約5年3か月 |
| リコリス・リコイル | 2022年7月〜9月 | 新作アニメ制作決定 (長編の公開時期は未定) | 4年以上 (2026年8月時点) |
この表から読み取れるのは、A-1 Picturesの続編間隔が作品ごとに大きく異なるという点です。人気の高い進行中シリーズは1〜2年で続編が届く一方、間隔が5年を超えた例もあります。
劇場版の公開時期は2027年以降と予想される
「俺だけレベルアップな件」は第1期から第2期までを約1年で繋いだ、同スタジオの中では速いペースの作品です。ただし今回は制作決定の発表段階であり、公開日どころか公開年すら告知されていません。
劇場アニメは、制作決定の発表から公開まで1年半から2年程度を要するケースが一般的です。2026年7月の発表からこの期間を当てはめると、公開は早くても2027年後半、現実的には2027年から2028年にかけてになると予想されます。これは前述のD&C Media資料が示す2027〜2028年という時期感とも矛盾しません。
なお本作は第1期・第2期とも1月クールでの放送、劇場先行上映イベント『-ReAwakening-』も11月公開と、冬から年始にかけての展開が続いています。この傾向が踏襲されるなら、冬季の公開が選ばれる可能性もありますが、これはあくまで過去の傾向からの推測であり、公式に示された情報ではありません。
アニメは原作のどこまで描いた?原作消化ペースの推定
続編がどこまで描くかを考えるうえで、これまでのアニメが原作をどのペースで消化してきたかを整理します。
| シリーズ | 話数 | 原作の対応範囲 |
| 第1期 (2024年1月〜3月) | 全12話 | 原作1〜53話 (単行本1〜6巻) |
| 第2期 (2025年1月〜3月) | 全13話 | 原作54〜110話 (単行本7〜14巻) |
| 劇場版 (制作中) | 未発表 | 原作111話・15巻以降と見られる |
1クールあたり単行本6〜8巻分という、かなり速いペースで進んでいることが分かります。Webtoon特有の縦読み形式で1話あたりの情報量が比較的少ないため、TVアニメの1クールで消化できる巻数が多くなっているものと考えられます。
重要なのは原作の残量です。原作Webtoon本編はすでに完結しており、日本語版単行本も刊行が進み、2026年6月に25巻が発売されて物語は最終盤に到達しています。つまりアニメ未映像化分は単行本15巻以降のおよそ11巻分で、原作ストックは十分にある一方、シリーズの終わりも見えている状態です。
これまでのペース(1クールで6〜8巻)を当てはめると、残り11巻分はTVシリーズなら2クール弱に相当します。劇場版1本で全てを描き切るには分量が多く、劇場版で一区切りをつけたうえで、続きを別の形で描く構成になる可能性は十分にあると考えられます。前述のD&C Media資料にある「Season 3」がTVシリーズを指すとすれば、この見立てとも整合します。
アニメの続きは原作15巻から読める
公開まで待てないという方は、原作で先を読むのが確実です。アニメ第2期の続きは単行本15巻(第111話)から始まります。旬が自らのギルドを立ち上げ、物語が「ハンター同士の戦い」から「君主と支配者の戦い」へとスケールを変えていく転換点にあたる巻です。電子書籍であれば、BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどで15巻から読み始められます。価格や配信状況は各ストアで異なるため、比較して選ぶとよいでしょう。
劇場版で描かれる内容の予想
繰り返しになりますが、劇場版が原作のどの範囲を描くかは公式には発表されていません。そのうえで、第2期が原作110話で終わっていることから、続く展開が扱われると考えるのが自然です。
海外メディアの一部では、原作112話以降のギルド設立をめぐるエピソードや、物語の原点である二重ダンジョンに関わる展開が扱われるのではないかと報じられていますが、これらは公式発表に基づくものではなく、あくまで予想の域を出ません。
原作15巻以降で描かれる主な要素としては、以下のようなものが挙げられます。
- 旬自身のギルド設立: 他ギルドに所属せず、自らの拠点を持つという選択が物語の構造を変えていきます
- 「影の君主」としての力の深化: 影の兵士の質と数がさらに増し、旬の戦い方そのものが変化します
- 君主と支配者をめぐる世界の秘密: 個々のダンジョン攻略から、世界規模の対立構造へと物語の軸が移ります
第2期の済州島編で見られた大規模な戦闘描写を踏まえると、劇場のスクリーンで観る前提の映像がどう作られるかは、注目すべき点だと言えるでしょう。
続編公開までに第1期・第2期を見返すには
劇場版は第2期の直接の続きにあたるため、公開前に第1期・第2期を見返しておくと展開を追いやすくなります。特に第2期終盤の流れは、劇場版の導入に直結すると考えられます。
アニメ「俺だけレベルアップな件」第1期・第2期は、U-NEXT、DMM TV、dアニメストア、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスで視聴できます。いずれも初回登録時の無料お試し期間が用意されているため、公開までの期間に一気に見返す使い方に向いています。最新の配信状況は各サービスの公式サイトでご確認ください。
アニメ「俺だけレベルアップな件」の続編に関するよくある質問
TVアニメ3期は制作されないのですか?
2026年8月時点で、TVアニメ第3期の制作決定は公式に発表されていません。第2期の続きは劇場版として制作されることが発表されています。ただし原作出版社の投資家向け資料には2027〜2028年公開予定の「Season 3」という記載があったと報じられており、これが劇場版を指すのか別のTVシリーズを指すのかは判明していません。3期が無いと確定したわけではない、というのが正確な状況です。
劇場版の公開日はいつですか?
公開日は発表されていません。2026年7月に制作決定が告知された段階で、公開年も明らかにされていない状況です。劇場アニメの一般的な制作期間から推測すると、2027年から2028年にかけての公開になると予想されます。
アニメの続きは原作の何巻から読めますか?
アニメ第2期は原作110話までを描いているため、続きは単行本15巻(第111話)からになります。原作Webtoon本編は完結済みで、日本語版単行本も2026年6月に25巻が発売され最終盤に入っているため、結末まで読み進めることができます。
制作会社や声優に変更はありますか?
劇場版でもアニメーション制作はA-1 Picturesが担当し、水篠旬役の坂泰斗さんも続投することが公表されています。向坂雫役の上田麗奈さん、最上真役の平川大輔さんなど他の主要キャストについては、劇場版での続投が個別に発表されているわけではありませんが、制作体制が引き継がれていることから続投する可能性が高いと考えられます。監督をはじめとする詳細スタッフは未発表です。
まとめ
- 2026年7月3日、『劇場版 俺だけレベルアップな件 -Beyond the System-』の制作決定が発表された。第2期の続きを描く新作で、制作はA-1 Pictures、水篠旬役の坂泰斗さんも続投
- 公開日・詳細スタッフ・原作の対応範囲はいずれも未発表。公開は2027年から2028年にかけてと予想される
- TVアニメ第3期の公式発表はない。原作出版社の投資家向け資料にある「Season 3(2027〜2028年予定)」が劇場版を指すのか別のTVシリーズなのかは不明
- アニメ未映像化分は単行本15巻以降の約11巻分。これまでのペースではTVシリーズ2クール弱に相当し、劇場版だけで完結しない構成になる可能性がある
第2期の放送終了から1年以上を経て、ようやく続編の形が見えてきました。TVシリーズではなく劇場版という選択がどのような作品に結実するのか、そしてその先にTVアニメ第3期が控えているのか。公式からの続報を待ちたいところです。

