アニメ『その着せ替え人形は恋をする』(着せ恋)のSeason 2は、2025年7月5日から9月20日まで全12話が放送され、通算第24話「Dear My Dress-Up Darling」で幕を閉じました。原作漫画も2025年に全15巻で完結しており、「アニメの続きはどうなるのか」「3期はあるのか」という疑問を持つ読者が増えています。
結論から書くと、2026年8月時点で第3期の制作は発表されていません。ただし原作にはアニメが到達していない範囲がまだ残っており、続編を作る余地そのものは残っています。この記事では、Season 2がどこまで映像化したのか、残りの原作ストックはどれくらいか、制作を担当するCloverWorksの続編制作間隔と今後のラインナップはどうなっているのかを、公開情報ベースで整理します。
『その着せ替え人形は恋をする』3期の制作状況(2026年8月時点)
2026年8月現在、公式サイト・公式X(旧Twitter)のいずれでも第3期の制作決定は告知されていません。Season 2の放送終了から約11か月が経過していますが、この間に発表されたのはBlu-ray&DVDの発売情報、特番、イベント、コラボ企画などで、新シリーズに関する続報は出ていない状況です。
参考として、Season 2の発表から放送までの流れを振り返っておきます。第1期は2022年1月から3月にかけて全12話が放送され、続編の制作決定が明らかになったのは2024年でした。その後2024年末に「2025年放送」が告知され、2025年3月に「7月放送開始」が確定するという段階的な発表でした。つまり本作は、制作決定の告知から実際の放送開始まで1年以上を要しています。第3期が実現する場合も、まず「制作決定」の告知が先に来て、そこから具体的な時期が示されるまでに相応の期間があると考えられます。
TVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』公式サイト

『その着せ替え人形は恋をする』公式X(旧Twitter)

原作消化ペース:Season 2は原作のどこまで描いたのか
続編の可能性を考えるうえで最も重要なのが、原作ストックの残量です。福田晋一氏による原作漫画は「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)で2018年から連載され、2025年3月21日掲載の第115話で完結。単行本は全15巻で、最終15巻は2025年7月25日に発売されました。
アニメの消化ペースを巻数ベースで整理すると、以下のようになります。
| シリーズ | 放送時期・話数 | 映像化された原作範囲(推定を含む) |
|---|---|---|
| 第1期 | 2022年1月〜3月/全12話 | 1巻〜5巻(第39話まで) |
| Season 2 | 2025年7月〜9月/全12話(通算13〜24話) | 6巻・第40話から12巻・第88話前後まで |
| 第3期(未発表) | 未定 | 12巻後半〜15巻(最終話・番外編・エピローグ) |
Season 2の到達点については、ファンサイトや考察系メディアの間でも「11巻の第85〜86話あたり」「12巻の第88話途中」と見解が分かれています。最終話にアニメオリジナルの描写が含まれていたことが理由で、原作の特定の話数にきれいに対応していないためです。原作の続きから読み始めたい場合は12巻からが目安ですが、アニメで描かれた場面との重なりも含めて確認したいなら11巻からのほうが繋がりを追いやすいと考えられます。
残るストックは実質3巻分強。1クール12話で5〜7巻分を消化してきたこれまでのペースを踏まえると、分割2クールではなく1クールで完結まで描き切れる分量です。「続きを作るには原作が足りない」という状態ではない点は、続編を期待する材料になります。
アニメで描かれなかった12巻以降の展開は、電子書籍ストアで該当巻から購入できます。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムでは同じ12巻でもセール適用や試し読み範囲が異なるため、価格と閲覧環境を比べてから選ぶのが無難です。
原作は完結後に番外編とエピローグを掲載、3期で描ける「その先」がある
本編完結後、「ヤングガンガン」2025年No.14(7月4日発売)に番外編とエピローグが掲載されました。番外編は海夢と新菜が海夢の父親へ結婚報告に向かう話、エピローグでは二人の間に娘・日嘉(にちか)が生まれた後の姿が描かれています。どちらも最終15巻に収録済みです。
この番外編・エピローグの存在は、第3期が実現した場合の構成面で意味を持ちます。本編の最終話で終わらせるか、番外編まで含めて締めるかで最終回の印象は大きく変わるためです。原作サイドが本編完結後に後日談を用意していることは、映像化のうえでも扱いやすい素材になると考えられます。
原作者・福田晋一氏による番外編・エピローグ掲載の告知
なお同日には、ちょぼらうにょぽみ氏によるスピンオフ『着せ替え人形でchu♡』も発売されています。原作本編は完結したものの、作品そのものの展開が止まったわけではありません。
CloverWorksの続編制作間隔データから3期の時期を推定する
アニメーション制作を担当するCloverWorksが、過去に手掛けた作品で第1期から続編までにどれくらいの期間を空けてきたかを整理しました。放送開始月を基準にした間隔です。
| 作品 | 第1期 | 続編 | 間隔 |
|---|---|---|---|
| 約束のネバーランド | 2019年1月 | Season 2/2021年1月 | 約2年 |
| ホリミヤ | 2021年1月 | -piece-/2023年7月 | 約2年6か月 |
| SPY×FAMILY(WIT STUDIOと共同) | 2022年4月 | Season 2/2023年10月 | 約1年6か月 |
| その着せ替え人形は恋をする | 2022年1月 | Season 2/2025年7月 | 約3年6か月 |
| 逃げ上手の若君 | 2024年7月 | 第二期/2026年7月17日 | 約2年 |
| ぼっち・ざ・ろっく! | 2022年10月 | 第2期/制作決定済み・時期未発表 | 3年10か月以上 |
この表から読み取れるのは、CloverWorksの続編間隔が概ね2年〜3年6か月に分布していることです。本作自体も1期から2期まで3年6か月かかっており、同スタジオの中では長めの部類でした。Season 2の放送終了が2025年9月であることを踏まえると、仮に第3期の制作が水面下で進んでいたとしても、放送は2028年前後になると推測されます。制作決定の告知だけであればもっと早い可能性はありますが、現時点でその告知が出ていない以上、2027年内の放送開始は考えにくい状況です。
CloverWorksの2026年〜2027年の制作ライン
スタジオの稼働状況も、続編の時期を左右する要素です。公表されている直近のラインナップは以下の通りです。
| 作品名 | 形態 | 時期 |
|---|---|---|
| 逃げ上手の若君 第二期 | TVアニメ | 2026年7月17日放送開始 |
| 青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない | 劇場アニメ | 2026年10月16日公開 |
| GROTESQQQUE -グロテスク- | 劇場アニメ(オリジナル) | 2026年11月6日公開 |
| ぼっち・ざ・ろっく! 第2期 | TVアニメ | 制作決定済み・時期未発表 |
2026年後半だけでも劇場アニメ2本とTVシリーズ1本が並び、さらに時期未発表の『ぼっち・ざ・ろっく!』第2期が控えています。制作リソースの観点では、本作の第3期がすぐに動き出せる余裕は大きくないと見るのが妥当です。一方で、CloverWorksは複数ラインを並行して回してきた実績があるため、これらの存在が第3期の可能性を否定する材料になるわけでもありません。
1期・2期を配信で見返すなら
第3期の続報を待つ間に、1期とSeason 2を通しで見返しておくと、原作12巻以降の展開との繋がりが把握しやすくなります。dアニメストアやHuluをはじめとした主要な動画配信サービスで配信されており、シリーズ全24話をまとめて視聴できます。初回登録時の無料お試し期間を使えば、24話分を追加負担なく見返すことも可能です。
『その着せ替え人形は恋をする』3期に関するよくある質問
3期の制作は発表されていますか
2026年8月時点で、公式からの制作決定発表はありません。公式サイトおよび公式X(@kisekoi_anime)で告知されているのは、Blu-ray&DVDやイベント関連の情報が中心です。第3期を扱う情報の中には推測や予想を断定的に書いているものもあるため、続報は必ず公式の発信元で確認してください。
原作が完結したことで、アニメも最終回まで作られる可能性は高まりましたか
制作側の視点では、結末までのプロットが確定していることは構成上の利点になります。残りは12巻後半から15巻までの3巻分強で、1クールで完結まで描き切れる分量です。ただし続編の判断は原作ストックだけでなく、円盤や配信の売上、原作の売れ行き、スタジオの空きラインなど複数の要素で決まるため、「完結したから必ず作られる」とは言えません。
アニメの続きは原作の何巻から読めますか
Season 2は12巻の第88話前後までを映像化したと見られており、続きから読むなら12巻が目安です。最終話にアニメオリジナルの描写が含まれており原作の話数と厳密には対応していないため、繋がりを確認しながら読みたい場合は11巻から入るほうが分かりやすいでしょう。
3期が放送されるとしたらいつ頃になりますか
CloverWorksの続編制作間隔(約2年〜3年6か月)と、2026年後半までスタジオのラインが埋まっている状況を踏まえると、放送は2028年前後と推測されます。ただし、これはあくまで過去の実績からの推定であり、制作決定そのものが発表されていない現時点では時期を断定できません。
まとめ:3期は未発表、原作ストックは3巻分強が残っている
現状を整理すると、次の3点になります。第一に、2026年8月時点で第3期の制作は発表されていません。第二に、原作は全15巻で完結済みで、Season 2が12巻の第88話前後まで消化したことから、残るストックは3巻分強。1クールで完結まで描ける分量が残っています。第三に、CloverWorksの続編制作間隔と2026年後半までの制作ラインを踏まえると、仮に実現しても放送は2028年前後になると推測されます。
原作側では本編完結後に番外編とエピローグが掲載され、海夢と新菜のその後まで描かれました。映像化されていない範囲には、二人の関係が大きく動く場面が残っています。第3期の続報を待つ間に、原作12巻以降を読み進めておくのも一つの過ごし方です。
Season 2のBlu-ray&DVDは全6巻(第7巻〜第12巻)が2025年9月から2026年2月にかけて発売され、すでに全巻が揃っています。キャラクターデザインの石田一将氏による描き下ろしなど映像特典を含めて手元に残しておきたい場合は、こちらもあわせて検討してみてください。

