桃太郎と鬼という昔話の構図を反転させ、鬼の血を引く少年たちの戦いを描いた漆原侑来さんの『桃源暗鬼』。2025年7月から12月にかけて放送されたTVアニメ第1期は、「京都編」「練馬編」の2クール構成で、血を武器に変える能力「血蝕解放」のバトル描写を軸に国内外で支持を集めました。
その第1期最終話の放送直後に発表されたのが、続編「~日光・華厳の滝編~」の制作決定です。そして2026年3月のAnimeJapan 2026で、放送時期が2026年10月であることが正式に発表されました。さらに7月2日にABEMAで放送された特番では、新勢力「鬼國隊」のキャスト8名と新ビジュアルが一挙に解禁されています。
本記事では2026年8月時点の公式発表をもとに、放送時期・放送枠・キャスト・制作体制、そして原作のどこからが続きになるのかを整理します。「続編制作決定」の段階だった頃と比べて情報が大きく増えているため、放送前に押さえておきたいポイントを順に見ていきましょう。
アニメ『桃源暗鬼』2期「日光・華厳の滝編」の放送はいつから?
結論から書くと、TVアニメ『桃源暗鬼』~日光・華厳の滝編~は2026年10月より、日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠で放送されることが公式に決定しています。2026年8月時点では「10月放送開始」までが発表されており、初回放送日の日付や各局の放送時間、主題歌については未発表です。
第1期も同じフラアニ枠での放送だったため、枠の移動はありません。第1期は7月クールの「京都編」と10月クールの「練馬編」を連続で放送する2クール構成でしたが、今回の「日光・華厳の滝編」が1クールなのか2クールなのかは、現時点では公表されていません。
続編決定から放送時期発表までの流れ
情報公開は以下の順で進んでいます。制作決定から放送時期の確定まで約3か月、そこからキャスト情報の本格解禁まで約3か月と、比較的テンポの良い展開です。
| 時期 | 発表内容 |
|---|---|
| 2025年12月 | 第1期最終話放送直後に続編「日光・華厳の滝編」制作決定を発表。ティザービジュアルと記念PVを公開(PV最後に等々力颯の声) |
| 2026年3月 | AnimeJapan 2026のステージで2026年10月放送を発表。羅刹学園の非常勤講師・猫咲波久礼役に岡本信彦、印南幽役に伊東健人が決定 |
| 2026年7月2日 | ABEMA特番で「鬼國隊ビジュアル」と鬼國隊8名のキャストを解禁。等々力颯役は梶原岳人に決定 |
7月の特番には等々力颯役の梶原岳人さんがサプライズ出演し、「日光・華厳の滝編」のアフレコが既に始まっていることが語られました。放送3か月前の時点でアフレコが進行しているという情報は、スケジュール面での不安が小さいことを示す材料と言えます。
TVアニメ『桃源暗鬼』公式サイト

『桃源暗鬼』公式X(旧Twitter)
制作はスタジオ雲雀が続投|続編制作間隔から見る2期の位置づけ
アニメーション制作は第1期に続きスタジオ雲雀が担当し、監督の野中阿斗さん、シリーズ構成・脚本の菅原雪絵さんも続投します。第1期で確立された色彩設計や「血蝕解放」の演出がそのまま引き継がれることになり、映像面の連続性という点では最も安心できる体制です。
参考として、スタジオ雲雀および同社のアニメーション制作ブランドであるLercheが手がけた作品の、前シリーズ終了から続編放送開始までの間隔を整理しました。
| 作品 | 前シリーズ | 続編 | 間隔(前シリーズ終了→続編開始) |
|---|---|---|---|
| 桃源暗鬼 | 第1期 2025年7月〜12月 | 第2期 2026年10月 | 約10か月 |
| ようこそ実力至上主義の教室へ | 2期 2022年7月〜9月 | 3期 2024年1月 | 約1年4か月 |
| ようこそ実力至上主義の教室へ | 3期 2024年1月〜3月 | 4th Season 2026年4月 | 約2年1か月 |
| 地縛少年花子くん | 1期 2020年1月〜3月 | 2期 2025年1月 | 約4年10か月 |
この並びを見ると、『桃源暗鬼』の約10か月というインターバルは同スタジオの実績の中では明確に短い部類に入ります。第1期の放送中から続編の準備が並行して進められていたと考えるのが自然で、原作のストック状況やメディアミックス展開の規模から見ても、優先度の高いタイトルとして扱われていると推測されます。
なお、2026年4月クールには同社ブランド作品の『ようこそ実力至上主義の教室へ 4th Season』『クジマ歌えば家ほろろ』が放送されており、稼働は密な状態が続いています。それでも10月放送が正式にアナウンスされている以上、制作進行は計画通りと見てよいでしょう。
アニメの続きは原作何巻から?1期の消化ペースと残りストック
ここが原作未読の方にとって最も気になる部分でしょう。第1期は全24話で、原作コミックス1巻から9巻・第77話「永久的未完成」までを映像化しました。内訳は第1クール「京都編」が1巻〜5巻第35話、第2クール「練馬編」が5巻第36話〜9巻第76話までとなります。
つまりアニメの続きは原作9巻・第78話「GO!GO!雪山」からです。第78話以降は日光へ向かう前の修業パートにあたり、そこを経て表題の「日光・華厳の滝編」に入る流れになると見られます。修業パートをどの程度の尺で描くかは、2期の構成を占ううえでのひとつの注目点です。
消化ペースを数字にすると、24話で約9巻分=1話あたり原作3話強(約0.37巻)という計算になります。決して駆け足ではなく、バトルの見せ場に尺を取る標準的なペース配分です。仮に2期も2クールで同じペースを維持した場合、18巻前後までが射程に入る計算になりますが、これはあくまで単純計算にもとづく推測です。
原作は2026年7月8日発売の30巻をもって累計発行部数600万部を突破しており、アニメが到達している9巻との差は約21巻分。ストック不足で続編が止まる心配はほぼない状況です。
放送を待たずに続きを追いたい方は、アニメの続きにあたる9巻から読み進めるのがおすすめです。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどの電子書籍ストアでは9巻以降を1冊単位で購入でき、価格やクーポンの有無はストアによって差があるため、読みたい巻の価格を見比べてから選ぶとよいでしょう。
「日光・華厳の滝編」の見どころと新キャラクター
2期の中心となるのは、羅刹学園とは別の理念を持つ鬼の組織「鬼國隊」との関わりです。7月に公開された鬼國隊ビジュアルでは、大将・等々力颯を含む8名が並ぶ構図が採用されており、この勢力が物語の主軸として描かれることが示されています。
- 鬼國隊の本格参戦:大将・等々力颯を筆頭とする8名が登場。四季たち羅刹学園メンバーとの関係がどう描かれるかが最大の焦点になります。
- 羅刹学園の新任講師:非常勤講師の猫咲波久礼、印南幽が登場。学園側の陣容にも変化があります。
- 日光を舞台にした桃太郎機関との戦い:舞台が京都・練馬から日光へ移り、対立の規模が一段階上がる構成になると予想されます。
2期の主なキャスト
第1期からの続投キャストは以下の通りです。
- 一ノ瀬 四季:浦 和希
- 無陀野 無人:神谷浩史
- 皇后崎 迅:西山宏太朗
- 屏風ヶ浦 帆稀:石見舞菜香
- 矢颪 碇:坂田将吾
- 遊摺部 従児:花江夏樹
2期から加わる新キャストは次の通りです。制作決定時のPVでは声のみが先行公開されていた等々力颯役は、梶原岳人さんに決定しました。
- 等々力 颯(鬼國隊大将):梶原岳人
- 鳥飼 羽李:熊谷健太郎
- 不破 真一:長岡龍歩
- 囲 岬:大野智敬
- 百目鬼 剛:大畑伸太郎
- 乙原 響太郎:榊原優希
- 蛭沼 灯:羽多野渉
- 海月 巳代:上田 瞳
- 猫咲 波久礼(羅刹学園非常勤講師):岡本信彦
- 印南 幽(羅刹学園非常勤講師):伊東健人
放送前に第1期を見返すなら
10月の放送開始まで残り約2か月。京都編・練馬編を通しで振り返っておくと、日光編で登場人物の立ち位置が動いた際の理解度が変わってきます。第1期はU-NEXT、dアニメストア、Netflix、ABEMAプレミアムなどで配信されており、いずれも見放題対象です。アニメ作品の本数を重視するならdアニメストア、映画やマンガもまとめて楽しみたいならU-NEXTと、初回登録の無料お試し期間を使って自分に合うサービスを選ぶとよいでしょう。
なお配信条件は変更される場合があるため、視聴前に各サービスの最新の配信状況を確認してください。
『桃源暗鬼』が好きな人におすすめの類似アニメ
特殊能力を軸にした組織同士の抗争と、学園という枠の中で過酷な運命を背負うキャラクター群像。この2点に惹かれて本作を観ている方には、『呪術廻戦』と『チェンソーマン』が近い読後感を持つ作品として挙げられます。
『呪術廻戦』は能力に課された制約と、組織に属する少年たちの立場が物語の推進力になる点で共通しています。『チェンソーマン』は、社会の側から「討伐対象」と見なされる存在の視点を扱う点で、鬼側から桃太郎機関を見る本作の構図と重なります。放送までの期間に観る作品を探しているなら、視点の置き方の違いを意識しながら追ってみると発見があるはずです。
『桃源暗鬼』アニメ2期に関するよくある質問
2期の初回放送日は決まっている?
2026年8月時点では「2026年10月より日本テレビ系フラアニ枠で放送」までが発表されており、具体的な初回放送日と放送時間は未発表です。第1期の例では放送開始の1〜2か月前に日程が告知されているため、8月下旬から9月にかけて続報が出ると予想されます。
2期は何クール放送される?
クール数は公表されていません。第1期が連続2クールだったこと、原作のストックが30巻まであることを踏まえると2クールの可能性も考えられますが、現時点では確定情報がないため断定はできません。
2期の主題歌は誰が担当する?
2026年8月時点で未発表です。参考までに第1期は、京都編のOPがTHE ORAL CIGARETTES「OVERNIGHT」、EDがBAND-MAID「What is justice?」、練馬編のOPが超学生「阿弥陀籤」でした。
1期を観ていなくても2期から楽しめる?
おすすめはしません。2期は原作9巻途中からの続きにあたり、羅刹学園のメンバー構成や桃太郎機関との対立の経緯は第1期で描かれています。最低でも練馬編までは押さえてから視聴したほうが、日光編の展開を把握しやすくなります。
日光・華厳の滝編の後にも物語は続く?
原作は2026年7月時点で30巻まで刊行され、週刊少年チャンピオンで連載が継続中です。日光編の先にも物語は続いており、3期以降の制作余地は十分にあります。ただし3期に関する公式発表は現時点でありません。
まとめ:2026年10月放送開始、続報は初回放送日と主題歌
TVアニメ『桃源暗鬼』~日光・華厳の滝編~は2026年10月より日本テレビ系フラアニ枠で放送されます。制作はスタジオ雲雀が続投し、監督・シリーズ構成も第1期から変更なし。鬼國隊8名のキャストも解禁済みで、アフレコは7月時点で進行中と公表されています。第1期終了から約10か月というインターバルは、同スタジオの続編実績の中では短い部類に入ります。
今後の続報として待たれるのは、初回放送日と放送時間、主題歌アーティスト、そしてクール数の3点です。放送までの期間は、第1期の配信を見返すか、アニメの続きにあたる原作9巻第78話以降を読み進めておくのが有効な過ごし方でしょう。新しい発表があり次第、本記事も更新していきます。

