勇者パーティーを追放された少年・レインと、最強種の猫霊族の少女カナデたちの旅を描いたアニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』(ビステマ)。2022年10月〜12月の放送から約4年が経ちましたが、2期を待つ声は今も続いています。
この記事では、2026年8月時点でのアニメ2期の公式発表状況、制作会社EMTスクエアードの稼働状況、原作の刊行状況から見た2期の放送範囲を整理します。前回の記事から原作の巻数・制作会社の状況が変わっているため、最新の情報に更新しました。
この記事でわかること
- アニメ2期の公式発表状況(2026年8月時点)
- 制作会社EMTスクエアードの現在のラインナップと続編制作の実績
- 原作(ライトノベル・漫画版)の最新刊と未映像化ストックの量
- アニメ第1期が原作のどこまでを描いたか
- 2期の放送時期の現実的な見通し
『ビーストテイマー』2期の現状:2026年8月時点で公式発表はなし
結論から書くと、2026年8月時点で、アニメ第2期の制作決定は公式に発表されていません。公式サイト・公式X(旧Twitter)ともに続編に関する告知はなく、制作状況は「未定」のままです。
一方で「制作中止」「打ち切り」といった発表も出ていません。原作は現在も刊行が続いており、続編の可能性が公式に否定された状況ではない、というのが正確な整理です。
TVアニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』公式サイト

『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』公式X(旧Twitter)

2期に関する続報が出るとすれば、まずこの2つのアカウントが情報源になります。
アニメ第1期の基本情報
放送情報・スタッフ
アニメ第1期は2022年10月2日から12月25日まで、TOKYO MX・読売テレビほかにて全13話が放送されました。
| 役職 | 担当者 |
|---|---|
| 原作 | 深山鈴(Kラノベブックス/講談社) |
| イラスト | ホトソウカ(1〜8巻)/希(9巻〜) |
| 漫画 | 茂村モト(マンガUP!/スクウェア・エニックス) |
| 監督 | 濁川敦 |
| シリーズ構成 | あおしまたかし |
| キャラクターデザイン | 山本周平 |
| アニメーション制作 | EMTスクエアード |
あらすじ
主人公のレインは、長年ともに戦ってきた勇者パーティーから「役に立たない」として追放されます。その直後、最強種と呼ばれる猫霊族の少女・カナデと出会い、彼女と契約を結んだことで物語が動き出します。
レインの本領はビーストテイマーとしての素質にありました。最強種の仲間を増やしながら冒険者として成長していく過程と、仲間との信頼関係の描写が積み重ねられていく点が本作の特徴です。第1期の終盤では冒険者ランクがCに上がり、拠点となる家を購入するところまでが描かれました。
主要キャラクターとキャスト
| キャラクター名 | 声優 | 紹介 |
|---|---|---|
| レイン | 千葉翔也 | 本作の主人公。ビーストテイマーとしての才能を開花させていく。 |
| カナデ | 和氣あず未 | 最強種・猫霊族の少女。レインと最初に契約を結ぶ。 |
| タニア | 大久保瑠美 | レインの幼馴染で冒険者の少女。 |
| ソラ | 田中美海 | 最強種・龍人族の少女。 |
| ルナ | 指出毬亜 | 最強種・狐人族の少女。 |
| ニーナ | 高野麻里佳 | 神族の少女。 |
| ステラ | 高橋李依 | 騎士団に所属する人物。 |
【独自検証】制作会社EMTスクエアードの現状と続編制作の実績
2026年のEMTスクエアードは新作が2本進行中
EMTスクエアードは2013年設立、東京都杉並区に本社を置くアニメ制作会社です。2026年時点で、同社は以下の新作を抱えています。
| 作品 | 時期 | 備考 |
|---|---|---|
| 落第賢者の学院無双 〜二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録〜 | 2026年7月1日放送開始 | TOKYO MX・ABCテレビ・BSフジ・WOWOW。監督:石井久志 |
| 捨てられ聖女の異世界ごはん旅 隠れスキルでキャンピングカーを召喚しました | 2026年放送 | 監督:濁川敦/シリーズ構成:あおしまたかし |
| 大阪スタジオ開設 | 2026年4月1日 | 大阪府吹田市 |
ここで注目すべきは2本目の『捨てられ聖女の異世界ごはん旅』です。監督の濁川敦、シリーズ構成のあおしまたかしは、いずれも『ビーストテイマー』第1期と同じ布陣にあたります。同じスタッフが別作品に投入されている以上、少なくとも同じ体制で2期をすぐに立ち上げるのは難しい状況と考えられます。
一方、大阪スタジオの開設は制作リソースの拡大を意味するため、中長期的には受注可能な本数が増える方向に働く可能性があります。
EMTスクエアードの続編制作間隔データ
同社が過去に続編を制作した作品の間隔を整理すると、次のようになります。
| シリーズ | 前作 | 続編 | 間隔 |
|---|---|---|---|
| 雨色ココア | 1期(2015年4月〜6月) | 2期『Rainy colorへようこそ!』(2015年10月〜12月) | 約6か月 |
| 雨色ココア | 2期(2015年10月〜12月) | 3期『in Hawaii』(2016年10月〜12月) | 約1年 |
| 雨色ココア | 3期(2016年10月〜12月) | 4期『あめこん!!』(2017年10月〜) | 約1年 |
| 勇者パーティーを追放されたビーストテイマー | 1期(2022年10月〜12月) | 未発表 | 約3年10か月経過 |
| 転生貴族の異世界冒険録 | 1期(2023年4月〜) | 未発表 | 約3年4か月経過 |
この表から読み取れるのは、EMTスクエアードが短いスパンで続編を重ねた実績はあるものの、それは『雨色ココア』のような2分程度のショートアニメに限られるという点です。30分枠の異世界ファンタジー作品では、『ビーストテイマー』も『転生貴族の異世界冒険録』も、放送から3年以上が経過して続編が発表されていません。制作規模の大きい枠では、同社が継続的にシリーズを重ねた前例が現時点で確認できない、というのが実情です。
※制作会社は作品ごとに製作委員会から発注を受ける立場のため、続編の有無は制作会社単独で決まるものではありません。上記はあくまで傾向を見るための整理です。
2期実現を後押しする要素
①シリーズ累計270万部という販売実績
本作は2024年9月時点でシリーズ累計発行部数が270万部を突破しています。続編制作は製作委員会の投資判断で決まるため、原作の販売実績は判断材料の一つになります。
②原作は現在も刊行が続いている
前回この記事を公開した時点から、原作の巻数が両メディアとも進んでいます。
| 原作メディア | 状況(2026年8月時点) |
|---|---|
| ライトノベル(Kラノベブックス/講談社) | 既刊12巻(12巻は2026年3月刊行)・続刊中 |
| 漫画版(ガンガンコミックスUP!/スクウェア・エニックス) | 既刊11巻(11巻は2026年3月6日発売)・続刊中 |
ライトノベルは9巻からイラストレーターが希氏に交代しつつ刊行が続いており、漫画版も『マンガUP!』で連載中です。「映像化できる原作が残っていない」という状況ではありません。
③配信での視聴機会が維持されている
第1期は放送から4年近く経った現在も、dアニメストア・U-NEXT・Hulu・Amazon Prime Videoなど複数のサービスで配信されています。新規視聴者が入り続けている作品は、続編企画の検討対象から外れにくいという見方ができます。
【独自検証】2期が描く原作の範囲を消化ペースから試算する
2期が原作のどこを描くかを、第1期の消化ペースから試算します。なお前回の記事では「漫画版5巻あたりまで」と記載していましたが、その後の各種情報を照合した結果、実際にはより先まで進んでいたと判断されるため、ここで修正します。
アニメ第1期(全13話)は、レインが冒険者ランクCに上がり拠点となる家を購入するところまでを描いており、これは漫画版のおよそ6〜7巻相当にあたると見られます。漫画版で区切りがよいのは7巻収録の第62話「降臨」付近と考えられ、2期はこの前後から始まる可能性が高いと予想されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アニメ第1期(全13話) | 漫画版6〜7巻相当 |
| 未映像化のストック(2026年8月時点) | 漫画版7〜11巻(約5巻分) |
| 2期で描かれる範囲(試算) | 漫画版7巻付近以降 |
第1期が13話で漫画版6〜7巻分を消化した計算になるため、同じペースなら1クール12〜13話でおよそ6巻分を映像化できることになります。現在の未映像化ストックは約5巻分で、1クールを組むにはやや心もとない水準です。原作ストックの量は「潤沢」ではなく「1クール分にぎりぎり届くかどうか」というのが2026年8月時点の実態で、この点は前回の記事から評価が変わった部分です。
ただし、ライトノベル版は12巻まで刊行されており漫画版より先行しています。ライトノベルを原作として構成し直せば、ストック不足が続編の障害になる可能性は低くなります。
※消化ペースの試算は当サイトによる推定であり、実際の構成とは異なる場合があります。
アニメ2期の放送時期を現実的に予測する
テレビアニメは企画決定から放送まで、一般的に1年半〜2年程度の制作期間を要します。2026年8月時点で制作発表が出ていない以上、仮に近いうちに2期が発表されたとしても、放送は早くとも2028年以降になるというのが現実的な見通しです。
加えて、EMTスクエアードは2026年に新作2本を抱えており、第1期の監督・シリーズ構成が別作品に入っていることも考慮する必要があります。前回の記事では「早くとも2027年後半以降」と予測していましたが、その後も発表がないまま1年以上が経過したため、見通しを後ろにずらしました。
他方で、原作の刊行が続き、配信での視聴機会も維持されている点は変わりません。時間はかかるものの、企画そのものが消滅したと判断できる材料も現時点ではない、というのが妥当な整理です。
2期を待つ間に第1期を見返す
2期の発表がいつになるか読めない状況ですが、第1期は現在も複数の動画配信サービスで視聴できます。dアニメストア・U-NEXT・Hulu・Amazon Prime Videoなどが対応しており、全13話をまとめて見返すには配信サービスが手軽です。初めて本作に触れる方も、無料お試し期間を使えば1期を通して視聴できます。
アニメ2期で描かれると予想される展開(ネタバレ控えめ)
予想①:新たな最強種との出会いと拠点の運用
第1期の終盤でレインたちは拠点となる家を手に入れました。漫画版7巻以降では、この拠点を軸に新たな最強種との出会いが描かれていくと予想されます。仲間の増加に伴ってレインのテイマーとしての能力がどこまで伸びるかが焦点になりそうです。
予想②:勇者パーティー側の状況の変化
第1期ではレインを追放した勇者パーティーの判断ミスが示唆されました。続きでは、その判断の結果が彼ら自身に返ってくる展開が描かれると予想されます。追放系作品の読者・視聴者が期待する部分でもあります。
予想③:密猟事件など、より大きな事件への関与
漫画版11巻ではホーンウルフの密猟業者を捕縛し、密猟を指示していた大商人の逮捕を目指す展開が描かれています。2期がこの範囲まで進むかは構成次第ですが、個人の冒険から組織的な事件へとスケールが広がっていく流れは、続編の骨格になり得ます。
アニメの続きは漫画版7巻から読める
アニメの続きをすぐに知りたい場合は、漫画版7巻付近から読み始めるとつながりがスムーズです。漫画版は2026年3月発売の11巻まで刊行済みで、アニメが止まった地点より先の内容がすでに約5巻分読める状態にあります。電子書籍ならBOOK☆WALKER・Renta!・漫画全巻ドットコムなどで7巻から購入でき、価格やポイント還元は各社で異なるため比較して選ぶとよいでしょう。
より先の展開まで一気に読みたい場合は、漫画版を追い越して12巻まで刊行されているライトノベル版(Kラノベブックス)という選択肢もあります。
『ビーストテイマー』2期に関するよくある質問
Q. アニメ2期はいつ放送されますか?
2026年8月時点で公式の制作発表はありません。アニメの一般的な制作期間を踏まえると、今後発表があった場合でも放送は早くとも2028年以降になると予想されます。
Q. 制作中止や打ち切りになったのですか?
「制作中止」「打ち切り」が公式に発表された事実はありません。続報がない状態が続いているだけで、続編の可能性が公式に否定されたわけではありません。
Q. アニメ第1期は原作のどこまで描きましたか?
全13話で漫画版のおよそ6〜7巻相当までが描かれました。区切りとしては7巻付近が目安になるため、漫画版7巻から読み始めるとアニメの続きを追いやすくなります(当サイトによる推定です)。
Q. 原作はすでに完結していますか?
完結していません。ライトノベル版(Kラノベブックス)は2026年3月刊行の12巻、漫画版(ガンガンコミックスUP!)は2026年3月6日発売の11巻が最新刊で、いずれも続刊中です。
Q. 原作ストックは2期を作るのに足りていますか?
漫画版基準では未映像化分が約5巻分で、1クール分にぎりぎり届くかどうかという水準です。ただしライトノベル版は12巻まで進んでおり、そちらを軸に構成すればストック面の問題は小さくなります。
Q. 2期でキャストは変わりますか?
キャスト変更に関する情報はありません。レイン役の千葉翔也さん、カナデ役の和氣あず未さんをはじめとするメインキャストについて、続投・変更いずれの発表も出ていない状態です。
まとめ:『ビーストテイマー』2期の現状整理
- 現状(2026年8月時点):2期の公式発表なし。制作中止の発表もなし。
- 制作会社:EMTスクエアードは2026年に『落第賢者の学院無双』(7月放送開始)と『捨てられ聖女の異世界ごはん旅』を制作中。後者は第1期と同じ監督・シリーズ構成が担当している。
- 続編制作の傾向:同社が短いスパンで続編を重ねた実績はショートアニメ中心で、30分枠の異世界ファンタジー作品では前例が確認できない。
- 原作:ライトノベル既刊12巻・漫画版既刊11巻、いずれも続刊中。シリーズ累計270万部(2024年9月時点)。
- 消化ペース:第1期は漫画版6〜7巻相当まで。未映像化ストックは約5巻分で、1クール分にぎりぎり届く程度。
- 放送時期予測:早くとも2028年以降。
- 今できること:配信で第1期を見返す、漫画版7巻以降またはライトノベル版で続きを読む。
2期の発表を待つ状況は続いていますが、原作の刊行は止まっておらず、レインたちの物語は先へ進んでいます。続報が出た場合は公式サイト・公式Xで告知されるため、そちらを確認しつつ、原作で先の展開を追ってみてください。
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。

