2022年にNHK Eテレで放送され、サッカーの戦術描写と主人公・青井葦人(アシト)の成長を丁寧に描いたアニメ「アオアシ」。Jリーグクラブのユースチームを舞台にした物語は、サッカーファンとアニメファンの双方から評価を集めました。
第1期はアシトがAチームへの昇格を掴んだところで幕を閉じ、その後長く続報が途絶えていましたが、2025年4月30日に第2期の制作決定が発表。そして2026年、ついに具体的な放送日と作品タイトルが確定しました。
この記事では、TVアニメ『アオアシ Season2』について、放送日・放送局といった基本情報から、変更された制作体制、描かれる原作の範囲、主題歌までを、公式発表で確認できた内容を軸に整理します。あわせて、制作スタジオの続編制作間隔や原作消化ペースからの独自分析も加えました。
『アオアシ Season2』は2026年10月4日放送開始
まず結論からお伝えします。アニメ続編の正式タイトルは『アオアシ Season2』で、NHK Eテレにて2026年10月4日(日)より放送開始です。放送枠は毎週日曜午後5時。第1期と同じくNHK Eテレでの放送となります。
| タイトル | アオアシ Season2 |
| 放送開始日 | 2026年10月4日(日) |
| 放送局・放送時間 | NHK Eテレ 毎週日曜 午後5時〜 |
| アニメーション制作 | トムス・エンタテインメント |
| 監督 | 横山和基 |
| OP主題歌 | 10-FEET |
| ED主題歌 | ヒグチアイ |
公式発表では「第1クール」という表現が使われており、Season2が複数クールに分けて放送される構成であることがうかがえます。ただし全話数や第2クールの放送時期については、現時点で発表されていません。
第1期は2026年4月から再放送済み
Season2の放送に先立ち、第1期(全24話)が2026年4月5日よりNHK Eテレで再放送されました。第1期の放送から4年が経過しているため、続編に向けた復習の機会として用意されたものと見られます。
公開されたビジュアルとスポーツ庁コラボ
2026年3月に公開されたティザービジュアル・ティザーPVでは「Aチーム編開幕」が掲げられ、6月には第1クールのメインビジュアルが解禁されました。メインビジュアルには青井葦人を中心に、阿久津渚、栗林晴久、本木遊馬、中村平ら東京シティ・エスペリオンユースAチームの面々が並んでいます。
また、スポーツ庁とのコラボレーションも決定し、「考えろ。その一歩が、未来を動かす」というコピーを添えたコラボポスターが公開されています。作品のテーマである「思考するサッカー」を前面に出したタイアップで、公的機関との連携という点でも異例の展開といえます。
TVアニメ『アオアシ Season2』公式サイト

TVアニメ『アオアシ』公式X(旧Twitter)

制作会社と監督が交代!トムス・エンタテインメントが担当
Season2で最も大きな変更点が、制作体制です。第1期からアニメーション制作会社と監督の両方が交代しています。
| 第1期(2022年) | Season2(2026年) | |
| アニメーション制作 | Production I.G | トムス・エンタテインメント |
| 監督 | さとう陽 | 横山和基 |
| シリーズ構成 | 横谷昌宏 | 横谷昌宏(続投) |
制作会社と監督が変わる一方で、シリーズ構成の横谷昌宏氏は続投しています。脚本面での方向性が引き継がれる点は、シリーズの一貫性という意味で安心材料といえるでしょう。
新たに制作を担当するトムス・エンタテインメントは、「名探偵コナン」「ルパン三世」といった長寿シリーズを手掛ける老舗スタジオです。スポーツアニメでは自転車ロードレースを題材にした「弱虫ペダル」シリーズを長年にわたって制作しており、競技描写のノウハウを持つスタジオといえます。
続編制作間隔から見る「約4年」というブランク
第1期の最終話は2022年9月24日。Season2の放送開始が2026年10月4日ですから、その間隔は約4年です。この数字が長いのか短いのか、トムス・エンタテインメントが手掛ける代表的なスポーツアニメシリーズ「弱虫ペダル」の各期の間隔と並べてみます。
| シリーズ | 放送開始 | 前作終了からの間隔 |
| 弱虫ペダル(第1期) | 2013年10月 | ― |
| 弱虫ペダル GRANDE ROAD(第2期) | 2014年10月 | 約4か月 |
| 弱虫ペダル NEW GENERATION(第3期) | 2017年1月 | 約1年10か月 |
| 弱虫ペダル GLORY LINE(第4期) | 2018年1月 | 約9か月 |
| 弱虫ペダル LIMIT BREAK(第5期) | 2022年10月 | 約4年4か月 |
| アオアシ Season2 | 2026年10月 | 約4年 |
こうして並べると、「アオアシ」の約4年というブランクは、同スタジオの「弱虫ペダル」第4期から第5期までの約4年4か月とほぼ同水準です。近年のシリーズものとしては特別に長いわけではなく、制作会社の移管を伴った続編としてはむしろ妥当な期間だったと見ることができます。
また「弱虫ペダル」が第2期を約4か月という短期間で投入した後、徐々に間隔を空けながらも5期まで継続している点を踏まえると、トムスは長期シリーズを走らせる体制を持つスタジオといえます。原作が完結済みである「アオアシ」についても、Season2で完結させるのではなく複数シーズンにわたって展開していく可能性は十分にあると予想されます。
Season2で描かれるのは「Aチーム編」|原作消化ペースの推定
公式のティザービジュアルには「Aチーム編開幕」と明記されており、Season2ではアシトがAチームに昇格した後の物語が描かれることが確定しています。
原作との対応を整理すると、第1期(全24話)は原作第117話(コミックス12巻)あたりまでを映像化しました。したがってSeason2は、その直後にあたる原作12巻の途中から始まる計算になります。
1話あたりの消化ペースから逆算する
第1期は24話で原作117話分を消化しており、単純計算で1話あたり原作約4.9話分、1クール(12話)でおおよそ原作6巻分というペースでした。このペースがSeason2でも維持されると仮定すると、以下のような推定が成り立ちます。
| 放送規模 | 消化されると推定される原作範囲 |
| 1クール(12話)のみ | 18巻前後まで |
| 2クール(24話) | 24巻前後まで |
| 原作全40巻の完全映像化 | Season2以降さらに複数シーズンが必要 |
原作は全40巻で完結しているため、残る原作ストックは28巻分以上あります。仮にSeason2が2クール構成だったとしても、物語の結末までにはさらに2〜3シーズン相当の尺が必要になる計算です。あくまで第1期のペースを前提とした推定であり、実際の構成が公式に発表されているわけではありませんが、Season2で原作が完全に消化されることはないと考えてよいでしょう。
アニメの続きを先に読んでおきたい方は、第1期が終わった原作12巻から読み進めるのが最もつながりの良い入り方です。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどの電子書籍ストアで、該当巻を1冊から購入して読めます。ストアごとに試し読みの範囲やクーポンの条件が異なるため、比較して選ぶのがおすすめです。
スタッフ・声優キャスト情報
制作会社と監督は交代しましたが、声優キャストは第1期から続投しています。公式に発表されている主要スタッフ・キャストは以下の通りです。
主要スタッフ
| 原作 | 小林有吾「アオアシ」(小学館「ビッグコミックス」刊) |
| 監督 | 横山和基 |
| シリーズ構成 | 横谷昌宏 |
| キャラクターデザイン | 中武学、田口麻美、山中純子 |
| 音響監督 | はたしょう二 |
| 音楽 | 横山克 |
| アニメーション制作 | トムス・エンタテインメント |
主要キャスト
| キャラクター | 声優 |
| 青井葦人 | 大鈴功起 |
| 大友栄作 | 橘龍丸 |
| 橘総一朗 | 山下誠一郎 |
| 冨樫慶司 | 八代拓 |
| 黒田勘平 | 堀江瞬 |
| 朝利マーチス淳 | 加藤渉 |
| 本木遊馬 | 榎木淳弥 |
| 竹島龍一 | 熊谷健太郎 |
| 阿久津渚 | 武内駿輔 |
| 栗林晴久 | 梅原裕一郎 |
| 中村平 | 小野賢章 |
阿久津渚役の武内駿輔さん、栗林晴久役の梅原裕一郎さんら、Aチームの選手を演じるキャストが前面に出てくるのがSeason2の特徴です。第1期ではBチームでの物語が中心だったため、これらのキャラクターの出番が大きく増えることになります。
主題歌はOPに10-FEET、EDにヒグチアイ
第1クールの主題歌も発表済みで、オープニングを10-FEET、エンディングをヒグチアイさんが担当します。
10-FEETは映画作品の主題歌などでも知られるロックバンドで、疾走感のある楽曲がサッカーの試合描写と合わさることが期待されます。一方のヒグチアイさんは、心情に寄り添う歌詞と歌声に定評のあるシンガーソングライターです。アシトの内省的な思考を軸にした「アオアシ」という作品において、試合の熱量を担うOPと、キャラクターの内面を受け止めるEDという役割分担が明確な人選といえます。なお、楽曲タイトルなどの詳細は今後の発表を待つ形です。
原作漫画は全40巻ですでに完結済み
アニメの今後を考える上で重要なのが、原作の状況です。小林有吾氏による原作漫画「アオアシ」は、「ビッグコミックスピリッツ」にて2015年から2025年まで連載され、2025年8月29日発売の第40巻をもって完結しました。シリーズ累計発行部数は2300万部を超えています。
原作が完結していることは、アニメ制作にとって大きな意味を持ちます。物語の結末が確定しているため、制作側は全体を見通した上で、どのエピソードにどれだけの尺を割くかという長期的な構成を組み立てられるからです。連載中の作品にありがちな「原作に追いついてしまう」問題も起こりません。
Season2が「第1クール」という区切りで発表されていることも踏まえると、最終話までを見据えた長期プロジェクトとして企画されている可能性は高いと考えられます。ただし、Season3以降の制作について公式発表はなく、あくまで現時点での推測である点にはご注意ください。
放送前に第1期を見返しておきたい方へ
第1期の放送から4年が経っており、アシトがAチーム昇格に至るまでの経緯や、エスペリオンユースの人間関係を思い出しておきたいという方も多いはずです。Season2はAチーム編から始まるため、第1期の終盤を押さえておくと初回から入りやすくなります。
第1期はU-NEXT、DMM TV、dアニメストアなどの動画配信サービスで視聴できます。いずれも無料お試し期間が用意されていることが多いので、放送開始までに全24話を見返すという使い方もできます。配信状況は変動するため、登録前に最新のラインナップをご確認ください。
アニメ「アオアシ」続編に関するよくある質問
『アオアシ Season2』はいつから放送されますか?
NHK Eテレにて2026年10月4日(日)より放送開始です。放送時間は毎週日曜午後5時からとなっています。
Season2は原作のどこから描かれますか?
第1期は原作第117話(コミックス12巻)あたりまでを映像化しました。Season2はその続きとなる原作12巻の途中からで、公式のティザービジュアルでは「Aチーム編開幕」と告知されています。どの巻まで描かれるかは公式発表がなく、第1期のペースから推定すると1クールで18巻前後、2クールで24巻前後と見られます。
制作会社や監督は変わるのですか?
はい。アニメーション制作は第1期のProduction I.Gからトムス・エンタテインメントへ、監督はさとう陽氏から横山和基氏へ交代しました。一方、シリーズ構成の横谷昌宏氏は続投しています。
声優キャストは変わりますか?
青井葦人役の大鈴功起さんをはじめ、主要キャストは第1期から続投することが公式に発表されています。Season2ではAチームの選手たちの出番が増えるため、阿久津渚役の武内駿輔さん、栗林晴久役の梅原裕一郎さんらの活躍が増える見込みです。
原作漫画はもう完結していますか?
はい。2025年8月29日発売の第40巻で完結済みです。アニメの続きを最後まで読むことができます。
Season3の制作は決まっていますか?
2026年8月時点で、Season3に関する公式発表はありません。ただし原作が全40巻で完結しており、Season2が「第1クール」という区切りで告知されていることから、さらに先の展開が想定されている可能性はあると考えられます。
まとめ
アニメ「アオアシ」の続編『アオアシ Season2』について、判明している情報を整理しました。
- 放送開始: 2026年10月4日(日)よりNHK Eテレ、毎週日曜午後5時
- 内容: 「Aチーム編開幕」。第1期の続きとなる原作12巻の途中から
- 制作体制: アニメーション制作はトムス・エンタテインメント、監督は横山和基氏に交代。シリーズ構成の横谷昌宏氏と声優キャストは続投
- 主題歌: OPは10-FEET、EDはヒグチアイ(第1クール)
- 原作: 2025年8月29日発売の第40巻で完結済み
第1期の終了から約4年。同じトムス・エンタテインメントが手掛ける「弱虫ペダル」シリーズの制作間隔と比べても妥当な期間での復帰であり、原作完結後という腰を据えた制作環境も整いました。Aチームという新たな環境で、アシトが自身の武器をどう磨いていくのか。放送までの残りの期間は、第1期の見返しや原作12巻以降の読み進めで備えておくとよさそうです。
今後の続報については、公式サイトおよび公式Xで随時発表されます。

