2013年に放送されたテレビアニメ「RDG レッドデータガール」。荻原規子の同名小説を原作に、P.A.WORKSが手がけた現代ファンタジーで、主人公・鈴原泉水子と相楽深行の関係を軸にした物語は放送から10年以上経った今も語られ続けています。
一方で、アニメは原作の結末までは描かずに終わりました。そのため「2期はないのか」「続きはどこで読めるのか」という疑問が今も検索され続けています。この記事では、2026年8月時点での続編ステータスを整理したうえで、原作の刊行状況とアニメの消化ペース、P.A.WORKSの続編制作実績という3つの角度から、2期の現実的な可能性を検討します。
アニメ「RDG レッドデータガール」2期の公式発表状況(2026年8月時点)
結論から書くと、2026年8月時点で、アニメ「RDG レッドデータガール」の第2期・OVA・劇場版いずれについても制作決定の発表はありません。
アニメ第1期は2013年4月から6月にかけて全12話が放送されました。それ以降、制作を担当したP.A.WORKSや原作を刊行するKADOKAWA、アニメ公式サイトのいずれからも、続編に関する告知は確認できません。放送終了から13年が経過しており、公式サイトも当時の情報を残したまま更新が止まっている状態です。
TVアニメ『RDG レッドデータガール』公式サイト

作品単独の公式X(旧Twitter)アカウントは現在稼働が確認できません。今後もし新しい動きがあるとすれば、制作を担当したP.A.WORKSの公式アカウントが発表元になる可能性が高いため、こちらを追っておくのが確実です。
制作会社 P.A.WORKS 公式X(旧Twitter)

アニメはどこまで描いた?原作の刊行状況と消化ペース
続編の可能性を考えるうえで、まず押さえておきたいのが原作の残量です。原作小説「RDG レッドデータガール」は全6巻で完結しており、刊行時期は次の通りです。
| 巻 | タイトル | 刊行年月 | アニメ化 |
| 1巻 | はじめてのお使い | 2008年7月 | 済 |
| 2巻 | はじめてのお化粧 | 2009年5月 | 済 |
| 3巻 | 夏休みの過ごしかた | 2010年5月 | 済 |
| 4巻 | 世界遺産の少女 | 2011年5月 | 済 |
| 5巻 | 学園の一番長い日 | 2011年10月 | 済 |
| 6巻 | 星降る夜に願うこと | 2012年11月 | 未 |
アニメ第1期が映像化したのは1巻から5巻までの範囲です。全12話で原作5冊分を扱った計算になり、1話あたり約0.4巻という消化ペースでした。序盤の日常描写に時間を割きつつ、後半は展開を圧縮して進めた構成で、最終回は5巻に当たる学園祭のエピソードで区切られています。
つまり、未アニメ化の原作は最終巻である6巻「星降る夜に願うこと」1冊分だけです。第1期と同じペースで換算すると、残りは3話前後にしかなりません。1クール(12話前後)のTVシリーズを組み立てるには、素材が明確に不足しています。
なお本編完結後には、番外編3篇と本編のその後を描いた中編を収めた『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』が刊行されています(単行本は2017年12月、角川文庫版は2019年1月)。シリーズとしては本編6冊+この1冊の計7冊構成です。ただしこれは長編ではなく短めの物語をまとめた1冊のため、これを足しても1クール分の分量には届きません。
P.A.WORKSの続編制作間隔から見る「復活」の現実味
原作ストックの問題に加えて、制作スタジオ側の傾向も判断材料になります。P.A.WORKSはオリジナル作品や単発の原作もの中心のラインナップで、TVシリーズの続編を作ること自体が多くありません。続編・関連作が実現した主なケースは以下の通りです。
| 作品 | 第1期 | 続編・関連作 | 間隔 |
| 花咲くいろは | 2011年 | 劇場版「HOME SWEET HOME」(2013年) | 約2年 |
| 有頂天家族 | 2013年 | TV「有頂天家族2」(2017年) | 約4年 |
| SHIROBAKO | 2014年 | 劇場版「SHIROBAKO」(2020年) | 約5年 |
| RDG レッドデータガール | 2013年 | 続編なし | 13年経過 |
この並びから読み取れるのは、P.A.WORKSの続編が「TVシリーズの2期」ではなく劇場版という形をとりやすい点、そして間隔が空く場合でも5年程度が上限になっているという点です。RDGの13年という空白は、同スタジオの過去例と比べても明らかに長く、企画として温められている状態とは考えにくいのが実情です。
ただし、5年前後の間隔で復活した例が実在する以上、「スタジオの方針上あり得ない」とまでは言えません。実現するとすれば、記念年やレーベル側の企画といった外部要因がきっかけになると予想されます。
2期が制作されていない理由として考えられること
公式に理由が説明されたことはありませんが、これまで整理した事実から次の3点が要因として考えられます。
1. 残りが最終巻1冊分しかない
最大の障壁は前述の原作残量です。TVシリーズ2期として成立させるには分量が足りず、かといって6巻の内容を大幅に引き伸ばせば原作の構成を崩すことになります。1クール前提の企画としては最初から組み立てにくい状況にあります。
2. 続編を後押しするだけの商業的実績が見えなかった可能性
続編の可否は円盤売上や関連商品の動きが判断材料になるのが通例です。本作は映像面での評価を得た一方、続編企画を後押しするほどの数字には届かなかったと推測されます。ただし当時のセールス実績は公式に公表されておらず、あくまで一般的な業界慣行からの推測にとどまります。
3. 放送から13年という経過時間
2013年放送のため、当時のスタッフ・キャストを再集結させ、制作委員会を改めて組み直すハードルは年々上がっています。近年は放送から10年以上経った作品が新作として復活する例もありますが、その多くは原作が継続中か、シリーズとして商品展開が続いている作品です。RDGはいずれにも当てはまりません。
TVシリーズ以外の形なら可能性はある?
TVアニメ2期は分量の面で難しい一方、別の形式であれば理屈のうえでは成立します。以下はあくまで筆者の考察であり、実際にこうした企画が動いているという情報はありません。
- OVA・特別編:未映像化の6巻を数話でまとめる形。残量とちょうど釣り合うため、分量面では最も無理がない。
- 劇場版:6巻の内容を再構成して1本にまとめる形。P.A.WORKSの続編が劇場版に寄っている傾向とは一致するが、13年の空白を埋める動員が見込めるかは別問題。
- 完全新規のリメイク:原作全6巻を最初から作り直す形。近年増えている手法ではあるが、原作が完結済みで新規展開もない現状では動機が薄いと考えられる。
総合すると、TVアニメ2期の可能性は極めて低く、あり得るとすればOVAか劇場版という形になります。それも現時点では企画の兆候が見当たらないため、期待値としては低く見積もっておくのが妥当です。
物語の結末は原作6巻で読める
アニメで語られなかった結末は、すでに原作で完結しています。読むべきは最終巻『RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと』(2012年11月刊行)の1冊だけです。アニメの続きから入れるため、読み始めるハードルは低い部類に入ります。
| 項目 | 内容 |
| タイトル | RDG レッドデータガール |
| 著者 | 荻原規子 |
| 出版社 | KADOKAWA(カドカワ銀のさじシリーズ/角川文庫/角川スニーカー文庫) |
| 巻数 | 本編全6巻(完結)+番外編集1冊 |
| アニメ化範囲 | 1巻〜5巻 |
| アニメの続き | 6巻『星降る夜に願うこと』から |
なお同じ内容でも、酒井駒子がイラストを担当した単行本・角川文庫版と、岸田メルがイラストを担当した角川スニーカー文庫版があります。アニメのキャラクターデザインは岸田メルの絵柄をベースにしているため、アニメの印象のまま読み進めたい場合はスニーカー文庫版が向いています。
電子書籍であれば、BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどで6巻の該当ページから購入でき、アニメを見返した流れでそのまま結末まで読み切ることができます。イラスト版元の違いも各ストアの試し読みで確認できるので、好みの版を選んでから購入するとよいでしょう。
本編を読み終えたあとに『氷の靴 ガラスの靴』へ進むと、完結後のキャラクターたちの姿に触れられます。刊行順としても本編6巻の後に読むことが前提の構成です。
アニメ第1期を見返せる配信サービス
原作6巻に進む前に、アニメ第1期を振り返っておくと物語の接続がわかりやすくなります。2026年8月時点で、アニメ「RDG レッドデータガール」は以下のサービスで視聴できます。
- dアニメストア(見放題)
- U-NEXT(見放題)
- バンダイチャンネル
- Amazon(見放題対象外。レンタル・購入での視聴)
放送当時と比べて配信状況は入れ替わっており、以前は視聴できたサービスから外れているケースもあります。最新の配信状況は各サービスの公式ページで確認してください。全12話と分量が少ないため、無料トライアル期間中に見返して原作6巻に進む、という流れであれば負担なく完走できます。
よくある質問
「RDG レッドデータガール」2期はいつ放送されますか?
2026年8月時点で、第2期の制作決定・放送予定に関する公式発表はありません。未アニメ化の原作が最終巻1冊分しか残っておらず、放送から13年が経過していることから、TVシリーズとしての続編が制作される可能性は極めて低い状況です。
アニメの続きは原作の何巻から読めますか?
アニメ第1期は原作1巻から5巻までを映像化しています。続きは6巻『星降る夜に願うこと』から読めます。本編はこの巻で完結します。
なぜアニメは原作の結末まで描かなかったのですか?
アニメ化が発表された2012年時点では原作がまだ完結しておらず、最終巻の刊行は2012年11月でした。放送開始(2013年4月)時点では原作は完結していたことになりますが、全12話という尺で6巻分すべてを描くことは難しく、物語の区切りがつく5巻の学園祭エピソードまでを映像化する構成が採られたと考えられます。
アニメを制作したのはどこのスタジオですか?
アニメーション制作はP.A.WORKSで、監督は篠原俊哉、シリーズ構成は横手美智子が担当しました。キャストは鈴原泉水子役に早見沙織、相楽深行役に内山昂輝、宗田真響役に米澤円などが名を連ねています。
コミカライズ版でアニメの続きは読めますか?
コミカライズ版(作画:琴音らんまる)は全5巻で完結していますが、こちらも原作5巻までの範囲にとどまっています。最終巻の内容を追うには原作小説を読む必要があります。
まとめ
- 続編ステータス:2026年8月時点で2期・OVA・劇場版いずれも公式発表なし。
- 原作残量:アニメは1〜5巻を消化済みで、未映像化は最終6巻の1冊分のみ。1クール分には足りない。
- スタジオ傾向:P.A.WORKSの続編は劇場版が中心で、間隔も長くて5年程度。RDGの13年という空白は例と比べても長い。
- 結末を知る方法:原作6巻『星降る夜に願うこと』で完結済み。その後を描いた『氷の靴 ガラスの靴』も刊行されている。
アニメ2期を待ち続けるより、原作の最終巻で物語を締めくくるほうが現実的な選択です。読むべき分量は1冊分。アニメ第1期を見返してから6巻に進めば、映像で止まっていた物語をそのまま結末まで運ぶことができます。

