2024年の「寄宿学校編」、2025年の「緑の魔女編」と続いたアニメ「黒執事」の新シリーズ。ドイツの狼の谷を舞台にした「緑の魔女編」が2025年6月に全13話で放送を終えてから1年以上が経ちましたが、その次となる続編の動きは今どうなっているのでしょうか。
この記事では、次のアニメ化エピソードとして有力視される「青の教団編」について、2026年8月時点で確認できる公式情報の整理と、制作元であるCloverWorksの続編制作間隔・原作消化ペースからの放送時期考察をまとめます。未発表の事柄については、どこまでが確定情報でどこからが推測なのかを明示して解説します。
2026年8月時点の最新情報:新シリーズの発表はまだない
結論から書くと、2026年8月時点で「緑の魔女編」の次にあたるアニメ続編(「青の教団編」)の制作決定は発表されていません。公式サイト・公式X(旧Twitter)のいずれでも、新シリーズに関するアナウンスは確認できていません。
「緑の魔女編」は2025年4月5日から6月28日まで全13話が放送され、原作18巻中盤から22巻までの内容を映像化して物語に一区切りをつけました。その後の主な動きは、Blu-ray・DVDの発売と、2026年1月17日に幕張国際研修センターで開催されたスペシャルイベント(昼夜2回公演、小野大輔・釘宮理恵・梶裕貴らが出演)です。このイベントの時点でも、続編の制作決定は告知されていません。
つまり、既存の続編予想でよく語られていた「2026年放送」は、現時点では実現していない状況です。発表があるとすれば、これまでのシリーズと同様に公式サイトと公式Xが最初の情報源になると考えられます。
アニメ『黒執事』公式サイト

アニメ『黒執事』シリーズ公式X(旧Twitter)

次にアニメ化されるのは「青の教団編」と見られる理由
公式発表はないものの、次にアニメ化されるエピソードとして原作23巻から始まる「青の教団編」が挙げられることが多いのは、「寄宿学校編」以降のシリーズが原作の順番どおりに映像化を進めてきたためです。「緑の魔女編」が22巻までを描き切っている以上、続きを作るなら23巻からになる、という単純な理由になります。
「青の教団編」のあらすじ
ロンドンで人気を集める「スフィア・ミュージックホール」。そこは訪れた人々を魅了する場所として噂になっていましたが、その裏では「青の教団」と呼ばれる組織が血を扱う取引に関わっているとされていました。女王の命を受けたシエルとセバスチャンが調査に乗り出すなかで、シエル自身の過去に関わる事実が明らかになっていきます。
原作での位置づけと収録範囲
「青の教団編」は原作23巻・第109話から25巻・第125話までが該当します。ここで提示された謎はその後の「青の追憶編」「青の復讐編」へと引き継がれ、26巻以降も関連する展開が続いていく構成です。シリーズ全体の伏線に関わる区間であり、シエルの出自に触れる内容が含まれる点が、これまでの事件解決型のエピソードとの違いになります。
なお、原作は2025年11月27日に35巻が刊行され、36巻が2026年9月26日に発売予定と告知されています。連載は現在も継続中で、物語自体は完結していません。
「青の教団編」はいつから放送?制作間隔から考える
放送時期を考えるうえで参考になるのが、アニメーション制作を担当するCloverWorksの続編制作間隔です。前作の放送終了から続編の放送開始までにどれくらいの期間が空いているかを、実際の放送実績で整理しました。
CloverWorks作品の続編制作間隔
| 作品 | 前作の放送 | 続編の放送 | 間隔(終了→開始) |
| 黒執事(寄宿学校編→緑の魔女編) | 2024年4月〜6月 | 2025年4月〜6月 | 約10か月 |
| 【推しの子】(1期→2期) | 2023年4月〜6月 | 2024年7月〜10月 | 約1年1か月 |
| シャドーハウス(1期→2nd Season) | 2021年4月〜7月 | 2022年7月〜9月 | 約1年 |
| SPY×FAMILY(Season 2→Season 3)※WIT STUDIOと共同 | 2023年10月〜12月 | 2025年10月〜12月 | 約1年10か月 |
| 約束のネバーランド(1期→2期) | 2019年1月〜3月 | 2021年1月〜3月 | 約1年10か月 |
おおむね1年から2年の幅に収まっており、「黒執事」の寄宿学校編→緑の魔女編の約10か月はかなり短い部類でした。今回はその最短ペースを既に超えているため、仮に制作が進行しているとしても、発表から放送までのリードタイムを考えると2027年以降になる可能性が高いと考えられます。実際、寄宿学校編は放送の約9か月前、緑の魔女編は約4か月前に放送時期が告知されていました。2026年内の放送が既に告知されていない以上、年内の新シリーズ放送は考えにくい状況です。
もう一つ押さえておきたいのが、劇場版「Book of the Atlantic」(2017年)から「寄宿学校編」(2024年)まで約7年の間隔が空いた前例です。シリーズが一定期間止まった後に再始動したケースがあるため、間隔が空いたこと自体を続編の可能性が消えた根拠と見る必要はありません。ただし逆に、短期間での再開が保証されているわけでもない、というのが現状の見立てになります。
原作消化ペースの推定:1クールで約4巻
これまでのシリーズが原作をどのくらいのペースで消化してきたかを整理すると、次の傾向が見えてきます。
| シリーズ | 話数 | 原作対応範囲 | 1クールあたりの消化量 |
| 寄宿学校編(2024年) | 全11話 | 14巻〜18巻中盤 | 約4.5巻 |
| 緑の魔女編(2025年) | 全13話 | 18巻中盤〜22巻 | 約4巻 |
1クールでおよそ4巻前後を消化している計算になります。「青の教団編」の中核である23巻〜25巻は約3巻分で、1クールの尺にはやや足りません。このため、1クールで制作されるなら26巻以降の「青の追憶編」序盤まで含める構成になる、あるいは2クールでまとめて青の復讐編まで描く構成になる、といった形が予想されます。いずれも公式に示された情報ではなく、あくまで過去の実績からの推定です。
原作ストックの面では、35巻まで刊行済みで「青の教団編」以降に十分な蓄積があるため、制作が始まった場合に尺が足りないという事態は考えにくい状況です。
スタッフ・キャストは続投が見込まれる
続編が制作される場合、「寄宿学校編」「緑の魔女編」と同じ布陣が引き継がれる可能性が高いと見られます。以下は「緑の魔女編」時点で公表されていた主要スタッフです(続編での担当は未発表のため、あくまで前作の実績です)。
主要スタッフ(「緑の魔女編」時点)
| 役職 | 担当者 |
| 原作 | 枢やな |
| 監督 | 岡田堅二朗 |
| シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
| キャラクターデザイン | 清水祐実 |
| アニメーション制作 | CloverWorks |
主要キャスト(既存シリーズでの担当)
| キャラクター名 | 声優 |
| セバスチャン・ミカエリス | 小野大輔 |
| シエル・ファントムハイヴ | 坂本真綾 |
| 葬儀屋(アンダーテイカー) | 諏訪部順一 |
| グレル・サトクリフ | 福山潤 |
| フィニアン | 梶裕貴 |
| メイリン | 加藤英美里 |
「青の教団編」では葬儀屋やグレルが物語に深く関わるため、両キャラクターの出番が増えることが原作の展開から予想されます。グレルは「寄宿学校編」第9話にも登場しており、新シリーズでも同じキャストが継続しています。
続編に備えて過去シリーズを見返すなら
「黒執事」のアニメは原作準拠のエピソードとアニメオリジナル展開が混在しているため、視聴順を整理しておくと続編を追いやすくなります。
| シリーズ名 | 放送年 | 原作対応範囲 | 備考 |
| 黒執事(第1期) | 2008年 | 原作ベース+オリジナル | 後半はアニメオリジナル展開 |
| 黒執事Ⅱ(第2期) | 2010年 | 完全オリジナル | 原作とは異なるストーリー |
| Book of Circus | 2014年 | 原作6〜8巻 | ここから原作準拠 |
| Book of Murder(OVA) | 2014年 | 原作9〜11巻 | |
| Book of the Atlantic(劇場版) | 2017年 | 原作11〜14巻 | |
| 寄宿学校編 | 2024年 | 原作14〜18巻中盤 | 約7年ぶりの新シリーズ |
| 緑の魔女編 | 2025年 | 原作18巻中盤〜22巻 | 最新シリーズ |
「青の教団編」の伏線を把握するうえで重要になるのは、原作準拠に戻った「Book of Circus」以降の作品です。「緑の魔女編」は放送終了後もU-NEXT、dアニメストア、DMM TVなどの配信サービスで見放題対象として配信されており、初回登録の無料期間を使えば「Book of Circus」から最新シリーズまでを続けて視聴することもできます。発表を待つ間に見返しておくと、続編開始時にすぐ入っていけます。
アニメの続きを先に知りたい場合は、原作23巻から「青の教団編」が始まります。「緑の魔女編」の直後から読み進められるので、BOOK☆WALKER・Renta!・漫画全巻ドットコムなどで23巻の価格やポイント還元を比べてみると良いでしょう。中核となる25巻まで、あるいは関連する展開が続く29巻あたりまでをまとめて読むと、アニメ化された際の理解が深まります。
アニメ「黒執事」の続編に関するよくある質問
アニメ「黒執事」の続編はいつ放送されますか?
2026年8月時点で、「緑の魔女編」の次となる続編の制作・放送に関する公式発表はありません。過去のシリーズが放送の4〜9か月前に告知されていたことを踏まえると、2026年内の放送は考えにくく、放送されるとしても2027年以降になると予想されます。
続編は原作のどの範囲が描かれますか?
「緑の魔女編」が原作22巻までを映像化しているため、続きを描く場合は23巻から始まる「青の教団編」になると見られます。青の教団編そのものは23巻第109話〜25巻第125話です。ただし、どの範囲を1シリーズにまとめるかは発表されていません。
「青の教団編」でアニメ「黒執事」は完結しますか?
いいえ。原作は2026年8月時点で35巻まで刊行され連載が継続しており、「青の教団編」の後も「青の追憶編」「青の復讐編」と物語が続きます。仮に青の教団編がアニメ化されても、シリーズ全体の完結にはあたりません。
1年以上発表がないのは、続編が作られないということですか?
そう断定できる材料はありません。「黒執事」は劇場版(2017年)から「寄宿学校編」(2024年)まで約7年空いた後に再始動した実績があり、CloverWorksの他作品でも続編の間隔が2年近くになるケースがあります。一方で、続編制作を示す公式情報も現時点では出ていないため、確定的な見通しは立てられない状況です。
まとめ
- 現状:2026年8月時点で「緑の魔女編」の次となる続編の公式発表はない。2026年1月17日のスペシャルイベント時点でも新シリーズの告知はなかった
- 次のエピソード:続きを描くなら原作23巻からの「青の教団編」(23巻第109話〜25巻第125話)になると見られる
- 放送時期の見通し:CloverWorksの続編間隔は1〜2年程度。告知から放送までの期間を考えると、放送されるとしても2027年以降と予想される
- 原作の状況:2025年11月27日に35巻が刊行、36巻は2026年9月26日発売予定。原作ストックは十分にある
「緑の魔女編」の放送から1年以上が経ち、次の一手を待つ状況が続いています。発表があれば公式サイトと公式Xで告知されるはずなので、動きがあり次第この記事も更新していきます。

