競走馬の名前と魂を受け継いだ「ウマ娘」たちがトゥインクル・シリーズを目指す『ウマ娘 プリティーダービー』。2018年のテレビアニメ第1期に始まり、第2期『Season 2』(2021年)、第3期『Season 3』(2023年)、2024年公開の劇場版『新時代の扉』、そして2025年に分割2クールで放送されたスピンオフ『ウマ娘 シンデレラグレイ』と、アニメ企画は途切れることなく続いてきました。
その『シンデレラグレイ』も2025年12月21日放送の第23話で完結し、2026年8月現在、放送中・放送予定のウマ娘アニメは1本もない状態です。次の新作テレビアニメ——ファンの間で「5期」と呼ばれることが多い作品——について、公式からの制作発表は出ていません。この記事では、シリーズのナンバリングの整理、直近の公式発表の内容、制作を担当してきた2社の稼働状況、そして過去の続編制作間隔から見た現実的な時期を、確認できる事実に絞って整理します。
『ウマ娘』アニメ5期の最新状況(2026年8月時点)
2026年8月現在、新作テレビアニメの制作発表は出ていない
2026年8月現在、『ウマ娘 プリティーダービー』の新作テレビアニメに関する公式発表はありません。直近で大きな発表の場となったのは、スマートフォンゲーム5周年(2026年2月24日)にあわせて2026年2月22日に配信された「ぱかライブTV Vol.62」ですが、ここで公開されたのは新ウマ娘8人の追加、5周年の育成ウマ娘アーモンドアイ、アメリカを舞台にした新育成シナリオ「Beyond Dreams」といったゲーム側の情報が中心でした。アニメの新規プロジェクトに関する言及は確認できていません。
なお公式番組は2026年3月27日配信分から「ぱかライブTV’」へリニューアルしており、モチーフとなった競走馬を紹介するコーナーが新設されています。番組自体は継続しているため、今後の発表の場としては引き続きここが最有力と考えられます。
TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』公式サイト

『ウマ娘 プリティーダービー』公式X(旧Twitter)

そもそも「5期」とは何を指すのか——ナンバリングの整理
『ウマ娘』のアニメは、メインシリーズとスピンオフが並行して展開されてきたため、「何期」という数え方が読者によって食い違いがちです。メインシリーズのナンバリングだけを見れば最新作は『Season 3』であり、その続きは「Season 4」にあたります。一方で、テレビ放送されたシリーズを通しで数えると『シンデレラグレイ』が4作目となるため、その次に来る新作を「5期」と呼ぶ用法も定着しています。以下に、これまでのアニメ展開を時系列で整理します。
| 作品 | 放送・公開時期 | アニメーション制作 | 主人公 |
| 第1期『ウマ娘 プリティーダービー』 | 2018年4月〜6月 | P.A.WORKS | スペシャルウィーク |
| 第2期『Season 2』 | 2021年1月〜3月 | スタジオKAI | トウカイテイオー |
| 『ROAD TO THE TOP』(配信) | 2023年4月 | CygamesPictures | ナリタトップロード |
| 第3期『Season 3』 | 2023年10月〜12月 | スタジオKAI | キタサンブラック |
| 劇場版『新時代の扉』 | 2024年5月24日公開 | CygamesPictures | ジャングルポケット |
| 『シンデレラグレイ』 | 2025年4月〜6月/10月〜12月 | CygamesPictures | オグリキャップ |
この表から分かる通り、メインシリーズを担当してきたのはスタジオKAI、劇場版とスピンオフを担当してきたのはCygamesPictures、という分業が2023年以降は続いています。次回作がどちらのラインで作られるかによって、期待できる時期も内容も変わってくるという点が、本作の続編予想を難しくしています。
直近の動き:『シンデレラグレイ』の完結と劇場版の北米公開
アニメ『シンデレラグレイ』は全23話で完結済み
オグリキャップを主人公とした『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、2025年4月6日から6月29日まで第1クール、同年10月5日から12月21日まで第2クールがTBS系全国28局ネットで放送され、全23話で完結しました。最終回は第23話「新しい時代」です。制作はCygamesPicturesで、Blenderを用いた3DCGと作画を組み合わせたレース描写が制作面でも注目されました。
第2クール終了時点で、続編にあたる第3クールや第2期の制作発表は行われていません。ただし後述の通り原作にはまだ相当な分量が残っているため、続編そのものの可能性が閉じたわけではないと考えられます。
原作漫画は全23巻で完結、アニメの消化ペースは3分の1強
原作漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』(漫画:久住太陽/週刊ヤングジャンプ)は、2025年12月25日掲載分で連載を完結しました。単行本は全23巻で、最終第23巻は2026年3月18日に発売されています。
一方、アニメ全23話が消化したのは単行本9巻の手前あたりまでと見られます。つまり全23巻のうち映像化されたのは3分の1強で、残り14巻前後——オグリキャップが中央競馬でさらに強敵と相まみえ、有馬記念のラストランに向かっていく後半戦——はまだアニメになっていない計算です。原作が完結済みで結末まで確定していること、そして未映像化部分にシリーズ屈指の名場面が集中していることを踏まえると、続編が企画される余地は小さくないと推測されます。
アニメの続きを先に読みたい場合は、単行本9巻からが該当します。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどでは9巻以降を1冊単位でも全巻セットでも購入でき、価格やポイント還元、試し読みの範囲がそれぞれ異なるため見比べてから選ぶとよいでしょう。完結済みなので、途中で待たされることなく最終23巻まで一気に読み進められます。
劇場版『新時代の扉』は2026年2月に北米公開
2024年5月24日に日本公開された劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』は、2026年2月27日より北米で劇場公開されました。国内の新作アニメ企画とは直接関係しませんが、シリーズの海外展開が継続して進んでいることを示す動きではあります。
制作スタジオ別の続編制作間隔から次回作の時期を読む
公式発表がない以上、時期の推定材料になるのは過去の実績です。『ウマ娘』のアニメ企画において、前作から次作までにどれだけの間隔が空いてきたかを制作スタジオ別に整理すると、次のようになります。
| 制作スタジオ | 前作 | 次作 | 間隔 |
| P.A.WORKS → スタジオKAI | 第1期(2018年4月) | 第2期(2021年1月) | 約2年9か月 ※この時にスタジオ変更 |
| スタジオKAI | 第2期(2021年1月) | 第3期(2023年10月) | 約2年9か月 |
| CygamesPictures | ROAD TO THE TOP(2023年4月) | 劇場版『新時代の扉』(2024年5月) | 約1年1か月 |
| CygamesPictures | 劇場版(2024年5月) | 『シンデレラグレイ』第1クール(2025年4月) | 約11か月 |
| CygamesPictures | 『シンデレラグレイ』第1クール(2025年6月終了) | 同 第2クール(2025年10月) | 約3か月 |
読み取れる傾向は明確です。メインシリーズを担当するスタジオKAIは第1期→第2期、第2期→第3期のいずれも約2年9か月の間隔で、規則的といえるほど一定しています。対してCygamesPicturesは1年前後の短い間隔で連続的に新作を送り出してきました。
スタジオKAIは2026年も複数ラインが稼働中
メインシリーズの続編を担当する可能性が高いスタジオKAIですが、2026年に入っても他作品のラインが埋まっている状況です。同社が制作した『地獄先生ぬ〜べ〜』は、2026年1月7日から第2クールがテレビ朝日系全国ネットの「IMAnimation W」枠で放送されました。加えて2026年春クールには『氷の城壁』『スノウボールアース』『カナン様はあくまでチョロい』といった複数のタイトルが並び、『スノウボールアース』は2026年4月から日本テレビ系で放送されています。
第3期の放送終了(2023年12月)からは2026年8月時点で約2年8か月が経過しており、過去2回の「約2年9か月」という間隔にちょうど並ぶタイミングにあたります。もっとも、その間隔はいずれも「前作の放送開始から次作の放送開始まで」であり、なおかつ第3期の直後には制作発表がありませんでした。制作発表から放送開始までは通常1年前後を要することを踏まえると、仮に近いうちに発表があったとしても、実際の放送は2027年以降になると予想されます。上記のラインナップを見る限り、2026年内の新作テレビアニメ放送は現実的ではないでしょう。
次回作の題材はどうなるか
題材については確定情報がないため、あくまで推測の域を出ません。ただし判断材料はいくつかあります。ひとつは、前述の通り『シンデレラグレイ』の原作が14巻分ほど未映像化で残っており、しかも原作が完結済みであること。もうひとつは、メインシリーズが第1期から一貫して「史実に劇的な物語を持つ競走馬」をモチーフに選んできたことです。ゲーム側でも2026年2月にフォーエバーヤングやカジノドライヴなど新たなウマ娘が追加され、アメリカ遠征を扱う新シナリオ「Beyond Dreams」が実装されるなど、題材の幅は広がり続けています。
これらを踏まえると、次のアニメが「メインシリーズSeason 4」なのか「『シンデレラグレイ』の続き」なのか、あるいは第三の企画なのかは現時点では絞り込めません。スタジオKAIとCygamesPicturesの2ラインが並行して動いてきた経緯からすれば、両方が同時期に走る可能性も十分にあると考えられます。
続報を待つ間にシリーズを振り返るなら
新作の発表がない今は、これまでの5作品を通しで見返すのに適した時期です。第1期から第3期、劇場版、『シンデレラグレイ』までは主要な配信サービスで揃って視聴でき、U-NEXTやdアニメストア、DMM TVなどではまとめて追いかけられます。各サービスとも初回登録時の無料お試し期間が用意されているため、期間中に第1期からSeason 3までを一気に見直し、そのうえで『シンデレラグレイ』へ進むという見方も可能です。配信対象作品や無料期間の条件は変更されることがあるので、登録前に各サービスの最新の配信状況を確認してください。
『ウマ娘』のアニメに関するよくある質問
アニメ5期の発表はどこで行われる可能性が高い?
過去の実績では、テレビアニメ第3期の制作決定は2022年11月に開催されたイベント内で発表されました。現在は公式番組が「ぱかライブTV’」としてリニューアルのうえ継続しており、周年イベント(ゲームの周年は2月24日)や大型の生配信が発表の場になると予想されます。公式X(@uma_musu_anime)および公式ポータルサイトも一次情報の確認先になります。
アニメ『シンデレラグレイ』の続きは原作の何巻から?
全23話の最終回まで視聴した場合、続きは単行本9巻前後からとなります。原作は2025年12月に連載完結し、単行本は全23巻(最終巻は2026年3月18日発売)で、以降の展開も含めてすべて読める状態です。
次回作もスタジオKAIが制作する?
確定情報はありません。テレビアニメのメインシリーズは第2期・第3期をスタジオKAIが担当していますが、『ROAD TO THE TOP』以降の劇場版・スピンオフはCygamesPicturesが手掛けています。第1期から第2期に移る際にP.A.WORKSからスタジオKAIへ変更された前例もあるため、企画の性質によって制作体制が変わる可能性はあります。
2026年内にウマ娘の新作アニメは放送される?
2026年8月時点で制作発表自体が出ておらず、発表から放送までに通常1年前後かかることを考えると、2026年内の新作テレビアニメ放送は考えにくい状況です。ただし、ゲーム内ムービーや配信限定のショートアニメといった小規模な映像企画は別枠であり、これらは比較的短い準備期間で公開されてきた実績があります。
まとめ:発表は未着だが、企画の余地は残されている
2026年8月現在、『ウマ娘 プリティーダービー』の新作テレビアニメに関する公式発表はなく、放送時期も未定です。2025年12月に『シンデレラグレイ』が全23話で完結して以降、シリーズのアニメ展開は一区切りついた状態にあります。
一方で、続編の材料が尽きたわけではありません。メインシリーズを担当するスタジオKAIの過去2回の続編間隔は約2年9か月で、第3期終了からの経過期間はちょうどその水準に達しています。『シンデレラグレイ』の原作も全23巻中14巻前後が未映像化のまま完結済みで、映像化できる物語は明確に残っています。発表があるとすれば「ぱかライブTV’」や周年イベントの場となる可能性が高く、実際の放送は2027年以降になると見るのが現実的でしょう。
続報を待つ間は、配信サービスでこれまでのシリーズを見返したり、完結済みの原作漫画で先の展開を追ったりしておくと、新作が発表された際にすぐ入っていけます。本記事は新しい発表があり次第、内容を更新します。

