2023年秋に放送されたアニメ「アンダーニンジャ」は、現代日本に潜む忍者たちの気の抜けた日常と、突然始まる血生臭い抗争のギャップが特徴の作品でした。物語が組織間抗争の核心に入ったところで第1期が終わったため、続きを求める声は放送終了から数年が経った今も残っています。
この記事では、2026年8月時点でのアニメ第2期の状況、続編が動いていない背景、制作会社である手塚プロダクションの続編制作の傾向、そしてアニメがどこまで原作を消化したのかを整理します。原作の刊行状況と実写映画の展開についても、公開後に動きがあった部分を含めて確認していきます。
アニメ「アンダーニンジャ」2期の最新状況(2026年8月時点)
結論から書くと、2026年8月時点で、アニメ「アンダーニンジャ」第2期の制作決定は発表されていません。
第1期は2023年10月5日から12月21日まで全12話が放送され、放送終了から約2年8か月が経過しています。この間、制作を担当した手塚プロダクション、TVアニメ公式サイト、公式X(旧Twitter)のいずれからも、続編に関する告知は出ていません。原作の新刊が刊行されるタイミングや実写映画の公開時にもアニメ続編の発表は行われておらず、現時点で放送時期を予想できる材料はない状況です。
続編の告知が出る場合、まず動くのは以下の公式媒体だと考えられます。
TVアニメ『アンダーニンジャ』公式サイト

『アンダーニンジャ』公式X(旧Twitter)

続編が動いていない背景として考えられること
公式が理由を説明しているわけではないため、以下はあくまで一般的な判断材料からの推測になります。
円盤売上は非公表で、判断材料として語れない
続編の話題では「円盤(Blu-ray/DVD)が何枚売れたか」がよく持ち出されますが、「アンダーニンジャ」のアニメ版の売上枚数は公表されていません。個人サイトなどで具体的な枚数やボーダーラインが語られることもありますが、出典のある数字ではないため、この記事では売上を根拠にした断定は避けます。
加えて、近年のテレビアニメは製作費の回収構造が配信ライセンス収入中心に移っており、パッケージ売上単体で続編の可否が決まる作品は減っていると考えられます。本作もNetflixで全話が配信されており、判断材料は外部から見えにくくなっています。
制作会社のラインが他作品で埋まっている可能性
手塚プロダクションは「アンダーニンジャ」以降も継続的にアニメ制作に関わっており、2026年に入ってからも手塚治虫作品関連の企画が動いています。仮に続編の企画自体が存在していても、制作スケジュールの確保が後回しになっている可能性は考えられます。
評価が分かれやすい作風
本作は淡々とした会話劇と唐突な暴力描写を往復する構成で、話の筋を追いにくいと感じる視聴者もいました。熱量の高いファンがついた一方で万人向けとは言いにくく、追加投資の判断が慎重になりやすい題材だとは言えます。
手塚プロダクション作品の続編制作間隔から2期の現実味を考える
続編がどのくらいのスパンで動くのかは、制作会社の過去の実績からある程度の傾向が見えます。手塚プロダクションが元請け・共同制作で関わったテレビシリーズを、続編の有無と間隔で整理しました。
| 作品 | 第1期の放送 | 続編の状況 | 間隔 |
| ブラック・ジャック | 2004年10月〜2006年3月(全61話) | 「ブラック・ジャック21」2006年4月〜9月(全17話) | ほぼ間を置かず継続 |
| 五等分の花嫁 | 2019年1月〜3月(全12話) | 第2期「∬」2021年1月〜3月。制作はバイブリーアニメーションスタジオに交代 | 約2年 |
| どろろ(2019年版) | 2019年1月〜6月(全24話、MAPPAとの共同制作) | 続編の発表なし | 7年以上経過 |
| 女神のカフェテラス | 2023年春クール | 第2期 2024年7月〜 | 約1年 |
| アンダーニンジャ | 2023年10月〜12月(全12話) | 未発表 | 約2年8か月経過 |
この並びから読み取れる点は二つあります。ひとつは、続編が作られる場合は「女神のカフェテラス」のように第1期終了から1年前後で放送に入るケースがあること。もうひとつは、「五等分の花嫁」のように制作スタジオが交代してでも続編が作られる例がある一方、「どろろ」のように一定の評価を得ながら続編に至らないまま長期間が過ぎるケースもあることです。
放送終了から2年8か月が経過した「アンダーニンジャ」は、上記のうち短期で続編に入るパターンからは外れています。ただし原作が続いている作品では、実写化や配信での再評価をきっかけに数年後にアニメ企画が再始動する例もあるため、可能性が消えたと判断するには早い段階だと考えられます。
原作消化ペースの推定と現在のストック状況
原作は花沢健吾による同名漫画で、「週刊ヤングマガジン」にて2018年から連載が続いています。単行本は2026年3月6日に第17巻、2026年8月6日に第18巻が刊行され、現在18巻までが出ています。物語はまだ完結していません。
アニメ第1期がどこまで消化したかについて、公式からの明示はありません。ただし最終話(第12話「いつも通りクシュクシュとね」)では、講談高校での鬼首と猿田の戦闘、加藤による「遁」の発射要請、九郎と山田の対決という展開まで描かれています。この内容は単行本8巻前後に相当すると見られており、続きから読む場合は8巻後半から9巻あたりが目安になると推測されます。
この前提で計算すると、全12話で約8巻分、1話あたり0.6〜0.7巻という比較的速いペースで進めていたことになります。原作の会話量が多い場面を整理しつつ進行した結果と考えられます。
重要なのは、この消化ペースを当てはめてもストックが十分に残っている点です。8巻後半から18巻までで約10巻分あり、第1期と同じペースなら1クール(12話)でも足りず、2クール分以上の映像化素材が確保できる計算になります。「原作が足りないから続編が作れない」という状況ではありません。
実写映画とNetflix配信が続編に与える影響
アニメ第1期の放送後、作品の認知を広げたのは実写映画版でした。2025年1月24日に公開された実写映画「アンダーニンジャ」は、福田雄一監督・山﨑賢人主演で製作され、公開54日間で観客動員98.4万人、興行収入13.2億円を突破しています。Blu-ray&DVDは2025年6月18日に発売されました。
さらに2026年2月24日からは、実写映画版がNetflixで見放題独占配信されています。劇場公開時に触れなかった層へ作品が届く経路が増えたことになり、原作・アニメへの流入が続く状態です。アニメ第1期もNetflixで全話配信されているため、実写版から入った視聴者がアニメ版に触れる導線自体は存在します。
ただし、実写映画がヒットしてから1年半以上が経ってもアニメ続編の発表はありません。実写のヒットがアニメ企画に直結するとは限らない点は、期待を持つ上でも押さえておきたいところです。
第1期と実写版を見返しておきたい人へ
続報を待つ間に第1期を復習しておきたい場合は、定額制の動画配信サービスを利用するのが手軽です。配信対象は時期によって入れ替わるため、加入前に各サービスの作品一覧で「アンダーニンジャ」が対象に含まれているかを確認してください。初回登録の無料お試し期間を使えば、全12話を一気に見返すことも可能です。
2期で描かれると予想される内容
第2期が制作された場合、第1期の続きとして講談高校を舞台にした組織間抗争の決着から描かれることになると予想されます。原作の該当範囲から、扱われる可能性が高い要素を挙げます。
- 講談高校での抗争の帰結: 第1期の終盤で同時進行していた複数の戦闘と「遁」を巡る動きが、どう収束するかが描かれると考えられます。
- 加藤の過去: 原作17巻では、加藤が汁忍から中忍になるまでの経緯と、部下である鬼首との最初の出会いが描かれています。人物の背景を掘る回として映像化されれば印象的な話数になると予想されます。
- 組織の上層と政治の関与: 原作18巻では、警察・忍者・総理大臣が絡む形で講談高校の一件が扱われており、物語の規模が個人の戦闘から組織・国家レベルへ広がっていきます。
- 雲隠一族の動向: 九郎の周囲に連なる一族の人物が関わることで、九郎自身の立ち位置が変化していく展開が予想されます。
いずれも原作の内容から推測した範囲であり、脚本の構成によって扱う順序や範囲は変わります。
アニメ第1期のスタッフ・キャスト
制作スタッフ
| 役職 | 担当 |
| アニメーション制作 | 手塚プロダクション |
| 監督 | 桑原智 |
| シリーズ構成・脚本 | 大知慶一郎 |
| キャラクターデザイン | 結城信輝 |
| サブキャラクターデザイン | 上野ちひろ |
| 総作画監督 | 氏家章雄、岩崎令奈 |
| 美術監督 | 斉藤雅己 |
| 色彩設計 | 油谷ゆみ |
主要キャスト
| キャラクター | 声優 |
| 雲隠九郎 | 坂泰斗 |
| 加藤 | 新垣樽助 |
| 日比奇跡 | 畠中祐 |
| 鈴木 | 種﨑敦美 |
| 蜂谷紫音 | 山下大輝 |
| 鬼首 | 瀬戸麻沙美 |
| 川戸 | 安済知佳 |
| 大野 | チョー |
主人公の雲隠九郎は、忍者組織「NIN」の末端に属する下忍です。上役にあたる加藤は中忍で、その部下として動くくノ一の鬼首は、周囲からシリアルキラーと評される人物として登場します。第2期が制作された場合も、キャストは第1期から継続すると予想されますが、続投は公式に発表されているわけではありません。
アニメの続きは原作漫画で読める
続編の時期が読めない状況では、原作で先の展開を追うのが現実的な選択です。前述のとおり、アニメ第1期の続きにあたるのは単行本8巻後半から9巻あたりと見られます。第1期で描かれた講談高校の戦闘がどう決着するのか、そして加藤や鬼首の背景がどこで明かされるのかは、この範囲から先を読み進めることで確認できます。
刊行済みの18巻までを通して読むと、物語が学園に潜入した個人の話から、組織と国家の思惑が絡む規模へ広がっていく流れが把握できます。該当巻は電子書籍ストアで単巻から購入でき、BOOK☆WALKER・Renta!・漫画全巻ドットコムなどで価格やポイント還元の条件が異なるため、比較してから購入するのが無駄がありません。
アニメ「アンダーニンジャ」2期に関するよくある質問
アニメ「アンダーニンジャ」2期はいつから放送されますか?
2026年8月時点で、第2期の制作決定も放送時期も発表されていません。第1期の放送終了から約2年8か月が経過しており、現時点で放送時期を推定できる公式情報はありません。
アニメの続きは原作漫画の何巻から読めますか?
公式には示されていませんが、アニメ第1期の最終話の内容から、原作8巻前後までが映像化されたと見られます。続きから読む場合は8巻後半から9巻あたりが目安になると推測されます。第1期を見た記憶が曖昧な場合は、8巻の前半から読み直すと接続を確認しやすいでしょう。
原作漫画は完結しましたか?最新巻は何巻ですか?
完結していません。「週刊ヤングマガジン」で連載が続いており、単行本は2026年8月6日発売の第18巻が最新刊です。
実写映画はアニメの続きですか?どこで見られますか?
アニメの続きではなく、原作の序盤から独自に描き直した作品です。2025年1月24日に劇場公開され、2025年6月18日にBlu-ray&DVDが発売、2026年2月24日からNetflixで見放題独占配信されています。
まとめ
- 現状: 2026年8月時点で第2期の発表はなく、放送終了から約2年8か月が経過している。
- 原作ストック: 単行本は18巻まで刊行済みで連載も継続中。アニメの続きにあたる8巻後半以降で約10巻分あり、2クール分以上の素材がある。
- スタジオの傾向: 手塚プロダクションには1年前後で続編に入った例(女神のカフェテラス)もあるが、7年以上続編に至っていない例(どろろ)もある。経過期間から見て短期実現のパターンからは外れている。
- 追い風: 実写映画は興行収入13.2億円を記録し、2026年2月からNetflixで独占配信中。作品に触れる入口は増え続けている。
続編の可否を外から判断できる材料は限られており、現時点では「未定」以上のことは言えません。動きがあれば公式サイトと公式Xで告知されるはずなので、そちらを確認しつつ、まずは原作で九郎たちの戦いの先を追いかけるのが現実的でしょう。

