「どんな相手も6秒以内に殺す」と言われる裏社会の殺し屋・ファブルが、ボスから「1年間誰も殺さず、大阪で普通の人間として暮らせ」と命じられる。南勝久氏による『ザ・ファブル』(講談社『週刊ヤングマガジン』)は、この設定を軸に、プロの殺し屋が日常生活に翻弄される様子と、緊迫したアクションを同居させた作品です。2024年4月から9月にかけて放送されたテレビアニメ第1期は、手塚プロダクションが制作を担当し、原作の空気感を丁寧に映像化した作品として評価を得ました。
そして2026年4月1日、TVアニメ『ザ・ファブル』第2期の制作決定が公式に発表されました。第1期の放送終了から約1年半、続報を待ち続けていたファンにとっては、ようやく届いた確定情報ということになります。発表と同時に、愛銃・ナイトホークを構える佐藤明を描いたティザービジュアルも公開されました。
本記事では、2026年8月時点で確認できる第2期の公式情報を整理した上で、映像化される原作「山岡編」の範囲、原作の消化ペースから推定される話数構成、制作を担当する手塚プロダクションのスケジュール状況などを順に見ていきます。放送時期については現時点で未発表のため、確定情報と推測を明確に分けて記述します。
アニメ『ザ・ファブル』第2期の制作決定──2026年8月時点の公式情報
第2期に関して公式から発表されている内容を整理すると、以下のようになります。制作決定と映像化範囲、主要スタッフ・キャストの続投までは確定していますが、放送時期・放送局・配信プラットフォームについては2026年8月時点で発表されていません。
| 項目 | 内容 | ステータス |
|---|---|---|
| 制作決定の発表 | 2026年4月1日 | 確定 |
| 映像化範囲 | 原作13巻136話から始まる「山岡編」 | 確定 |
| アニメーション制作 | 手塚プロダクション(第1期から続投) | 確定 |
| 監督 | 髙橋良輔(第1期から続投) | 確定 |
| 主要キャスト | 興津和幸・沢城みゆき・花澤香菜・大塚明夫・小村哲生ら続投 | 確定 |
| ティザービジュアル | ナイトホークを構える明を描いたもの | 公開済み |
| 放送時期・放送局 | 未発表 | 続報待ち |
公式サイトおよび公式Xアカウントでは、制作決定の告知以降、ティザービジュアルの公開などが行われています。放送時期に関する続報は、まずこの2つの窓口から出ることになるため、最新情報を追う場合はこちらを確認するのが確実です。
TVアニメ『ザ・ファブル』公式サイト

『ザ・ファブル』公式X(旧Twitter)
放送時期はいつになるか
放送時期は未発表です。ただし、一般的にテレビアニメの続編は制作決定の発表から放送開始までおおむね1年から2年程度を要するケースが多く、2026年4月の発表という時期を踏まえると、放送は2027年以降になると予想されます。第1期が連続2クールという大きな規模だったことを考えると、第2期も同様の規模になる場合は準備期間がさらに必要になる可能性があります。
なお、制作決定の発表時点でティザービジュアルと主要スタッフ・キャストの続投が同時に公開されている点は、企画がある程度固まった段階での告知であることを示唆しています。とはいえ、これはあくまで発表内容からの推測であり、具体的なスケジュールは公式発表を待つ必要があります。
第2期は原作「山岡編」を映像化──原作消化ペースから話数を推定する
第2期でもっとも重要な確定情報が、映像化範囲です。アニメ第1期は原作13巻135話までを描いており、第2期はその続きにあたる13巻136話から始まる「山岡編」を扱うことが公式に発表されています。第1期で描かれた小島編・宇津帆編に続く、第1部の最終長編にあたるパートです。
ここから原作の消化ペースを推定してみます。原作第1部は全22巻で完結しており、第1期が2クールかけて13巻分(135話まで)を消化した計算になります。単純計算では1クールあたり約6.5巻ペースです。一方、第2期が扱う山岡編は13巻の途中から22巻の完結までで、おおむね9巻から10巻分のボリュームがあります。
| 区分 | 原作範囲 | 巻数の目安 |
|---|---|---|
| 第1期(放送済み) | 1話〜135話(小島編・宇津帆編) | 1〜13巻 |
| 第2期(制作決定) | 136話〜(山岡編) | 13巻〜22巻(第1部完結まで) |
| 今後の映像化候補 | 第2部『The second contact』 | 全9巻 |
| 今後の映像化候補 | 第3部『The third secret』 | 既刊5巻・連載中 |
第1期と同じ2クール規模であれば、9〜10巻分を消化して第1部を完結まで描き切れる計算になります。逆に1クール構成であれば山岡編の途中で区切ることになりますが、山岡編は一つの長編として設計されているため、途中で切りにくい構造です。この点から、第2期も連続2クールに近い規模になるのではないかと予想されます。ただし公式からの話数発表はまだなく、あくまで巻数からの推定です。
仮に第2期で第1部が完結した場合、その先には第2部『The second contact』(全9巻)、さらに2025年3月から連載が始まった第3部『The third secret』が控えています。第3部は2026年7月に第5巻が発売され、現在も連載中です。原作ストックという観点では、第2期の先も十分な分量が残されている状態と言えます。
制作は引き続き手塚プロダクション──スタジオの体制と続編間隔
アニメーション制作は第1期に続き手塚プロダクションが担当します。制作会社が変わらないことは、映像のタッチや演出の方向性が第1期から大きく変わらないことを意味するため、第1期を評価していた視聴者にとっては安心材料です。監督も第1期の髙橋良輔氏が続投します。
手塚プロダクションは手塚治虫作品の管理・制作を軸としつつ、近年はオリジナル以外のマンガ原作作品も手掛けているスタジオです。近年の同スタジオ関連の動きと、本作の続編に関する時系列を整理すると次のようになります。
| 時期 | 出来事 | 第1期終了からの間隔 |
|---|---|---|
| 2024年4月〜9月 | 『ザ・ファブル』第1期 放送(2クール) | — |
| 2026年 | 『幼馴染とはラブコメにならない』放送(手塚プロダクション制作) | 約1年4か月後 |
| 2026年4月1日 | 『ザ・ファブル』第2期 制作決定を発表 | 約1年7か月後 |
| 2027年以降(予想) | 第2期 放送開始 | 2年以上後 |
第1期の放送終了から制作決定発表までに約1年7か月を要した計算になります。これはアニメ業界全体で見ても特別に長いわけではなく、2クール作品の続編としては標準的な範囲と言えます。手塚プロダクションは同時期に他作品も抱えているため、制作ラインの空き状況が放送時期を左右する要素になると予想されます。
なお、続編制作の発表から放送までに2年以上を要する作品も珍しくないため、2027年放送という予想も確定的なものではありません。公式からの放送時期発表を待つのが確実です。
続投が発表されたキャスト・スタッフ
第2期では、第1期のメインキャストの続投が発表されています。主人公・佐藤明役の興津和幸氏、佐藤洋子役の沢城みゆき氏、清水岬役の花澤香菜氏、海老原役の大塚明夫氏、小村哲生氏らが名を連ねています。感情を表に出さない明の淡々とした語り口と、その裏側にある微細な感情の揺れを演じ分ける興津氏の演技は第1期の評価を支えた要素の一つであり、続投が確定した意味は大きいと言えます。
スタッフ面では、監督の髙橋良輔氏に加え、シリーズ構成の高島雄哉氏、脚本の高島雄哉氏・森田眞由美氏、キャラクターデザインの大下久馬氏・長谷川早紀氏、音響監督の浦上靖之氏、音楽の辻陽氏と、第1期のメインスタッフが再集結する体制が発表されています。主要スタッフがほぼそのまま揃うため、第1期と第2期の間で作品のトーンが断絶する懸念は小さいと考えられます。
山岡編では山岡、アザミ、ユーカリといった新キャラクターが登場するため、追加キャストの発表も今後行われると予想されます。こちらも公式サイト・公式Xでの続報が待たれるところです。
第2期の放送前に第1期を見返す・原作を読み進める
第2期の放送が2027年以降になると予想される以上、それまでの期間をどう過ごすかは現実的な問題です。第1期は小島編・宇津帆編という長い流れを2クールかけて描いているため、放送直前に見返すよりも、時間に余裕のある今のうちに一度通しで確認しておくほうが、山岡編に入ったときの人物関係の把握が楽になります。U-NEXTやDMM TV、dアニメストアといった配信サービスでは第1期が視聴可能で、初回登録時の無料お試し期間を利用すれば一気見も現実的です。
もう一つの選択肢が、原作で先に読んでしまうことです。アニメ第2期が描く山岡編は原作13巻136話からのため、アニメの続きを読みたい場合は13巻から読み始めるのが最短ルートになります。そこから22巻までが第1部の完結までの範囲です。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどでは13巻以降を巻単位で購入でき、各サービスで価格やポイント還元の条件が異なるため、まとめ買いを検討している場合は比較してから選ぶと無駄がありません。
アニメ化される範囲を先に読むかどうかは好みが分かれるところですが、山岡編は第1部の結末に直結するパートであり、映像化された際の演出との比較を楽しみたい読者には原作先行も選択肢になります。第2部・第3部まで追いかけたい場合は、22巻の後に『The second contact』全9巻、続いて連載中の『The third secret』という順序になります。
『ザ・ファブル』アニメ第2期に関するよくある質問
アニメ2期の放送はいつから?
2026年8月時点で放送時期は未発表です。制作決定の発表が2026年4月1日であることと、続編アニメが発表から放送までに1〜2年程度を要するケースが多いことから、2027年以降になると予想されます。
アニメ2期はどこから始まる?原作の何巻から?
原作13巻136話から始まる「山岡編」が映像化されると公式に発表されています。アニメ第1期は13巻135話までを描いているため、アニメの続きを原作で読む場合は13巻の途中からになります。
制作会社や声優は第1期から変わる?
変わりません。アニメーション制作は手塚プロダクション、監督は髙橋良輔氏が続投し、興津和幸氏・沢城みゆき氏・花澤香菜氏・大塚明夫氏・小村哲生氏らメインキャストの続投も発表されています。
第2期で原作第1部は完結する?
公式の話数発表がないため確定していません。ただし山岡編は原作13巻から22巻(第1部完結)までのおよそ9〜10巻分にあたり、第1期と同じ2クール規模であれば完結まで描き切れる計算になります。あくまで巻数からの推定です。
実写映画版の続きがアニメ化される?
実写映画版とアニメ版はそれぞれ独立して原作を映像化しており、映画の続きをアニメが引き継ぐという構成ではありません。アニメ第2期は原作の話数順に沿って山岡編を描くと発表されています。
まとめ:第2期は「山岡編」で確定、残る焦点は放送時期
2026年4月1日の発表により、TVアニメ『ザ・ファブル』第2期の制作決定は確定情報となりました。映像化範囲は原作13巻136話から始まる「山岡編」、アニメーション制作は引き続き手塚プロダクション、監督の髙橋良輔氏と主要キャストも続投と、体制面はほぼ第1期を踏襲する形です。第1期の放送終了から約1年7か月での発表となりました。
残る焦点は放送時期です。2026年8月時点では放送日・放送局・配信先のいずれも未発表で、続編アニメの一般的な準備期間から2027年以降になると予想されますが、確定情報ではありません。山岡編は原作第1部の結末に直結する長編であり、9〜10巻分というボリュームをどう構成するかも含めて、今後の発表を待つ段階です。
原作側は第1部全22巻、第2部『The second contact』全9巻が完結済みで、第3部『The third secret』が2025年3月から連載中、2026年7月には第5巻が発売されています。シリーズ累計発行部数は3,000万部を超えており、映像化のストックという意味では第2期の先も十分に残されています。放送時期の続報は公式サイトと公式Xで発表されるため、そちらを確認しつつ、第1期の見返しや原作の読み進めで待つのが現実的な過ごし方でしょう。

