2017年から約6年、全293話にわたって放送されたアニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」。2023年3月に第1部が完結し、同時に第2部の制作が発表されましたが、2026年8月現在も放送は始まっていません。
ただし、2026年に入って状況は動きました。5月9日の原作連載10周年に合わせて記念映像が公開され、アニメ第2部の存在が改めてアピールされています。この記事では、アニメ「BORUTO-ボルト-」第2部はいつから放送されるのかを、制作会社studioぴえろの続編制作間隔データと原作の消化ペースという2つの客観的な材料から考察します。
アニメ「BORUTO-ボルト-」第2部の現状(2026年8月時点)
まず、現在確定している事実を整理します。
- 制作は公式に決定済み:
2023年3月26日、アニメ第1部の最終話(第293話)放送後に第2部の制作が正式発表されました。 - 10周年記念映像が公開:
2026年5月9日、原作『BORUTO』の連載10周年に合わせて記念映像が公開されました。同日からは描き下ろしフィギュア企画など、10周年記念企画も順次始動しています。 - 放送時期は依然として未定:
制作発表から3年以上が経過した2026年8月現在も、具体的な放送開始時期・放送局は発表されていません。
つまり「制作は動いているが、放送日はまだ出ていない」という段階です。10周年という節目に映像が出たこと自体は前進ですが、これをもって放送時期が確定したわけではない点には注意が必要です。
今後の続報は、以下の公式サイト・公式アカウントで発表される可能性が高いため、チェックしておくとよいでしょう。
『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』スペシャルサイト(NARUTO公式)

TVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』公式サイト(テレビ東京)

アニメ NARUTO / BORUTO 公式X(旧Twitter)

第2部は「毎週放送」ではなくなる可能性
放送時期を考えるうえで見逃せないのが、第2部の放送形式そのものが変わる可能性です。
複数の海外アニメメディアは、ぴえろの本間道幸氏の発言として、第2部が従来のような通年の毎週放送ではなくクールごとの分割放送(シーズン制)になる可能性を報じています。ただし、これは制作委員会からの公式発表という形では出ておらず、放送形式が確定したわけではありません。あくまで報道ベースの情報として捉えるべき段階です。
なお本間氏は2012年からぴえろの代表取締役社長を務めていましたが、2024年7月末に取締役会長に就任しており、現在の代表取締役社長は上田憲伯氏です。上記の発言は社長在任時のものにあたるため、現時点の会社としての方針とは切り分けて考える必要があります。
仮にシーズン制が採られる場合、『NARUTO』シリーズが2002年から続けてきた通年放送の体制からの転換となります。原作に追いつかないよう長期休止を挟むという従来の運用と比べ、原作ストックに合わせて計画的にクールを区切れるため、アニメオリジナル回で尺を埋める必要がなくなるという利点があります。後述する原作の消化ペースを踏まえると、この形式は合理的だと考えられます。
制作会社「studioぴえろ」の状況から考察
続編制作の鍵を握るのは、『NARUTO -ナルト-』から長年シリーズを支えてきたstudioぴえろです。
制作会社:studioぴえろとは
| 会社名 | 株式会社ぴえろ |
| 設立 | 1979年 |
| 代表取締役社長 | 上田憲伯(2024年7月就任) |
| 主な代表作 | 『NARUTO -ナルト-』シリーズ 『BLEACH』シリーズ 『キングダム』シリーズ(スタジオサインポストとの共同制作) 『おそ松さん』シリーズ |
長期シリーズの制作実績が豊富で、『BORUTO-ボルト-』第1部の全293話を完遂させた制作体力とノウハウを持っています。
【独自分析】ぴえろの続編・新クール放送間隔データ
ぴえろが近年、シリーズものの新クールをどれくらいの間隔で投入してきたかを整理すると、次のようになります。
| 作品・区切り | 前シリーズ | 次シリーズ | 間隔 |
| BLEACH 千年血戦篇 | 第1クール (2022年10月〜12月) | 第2クール「訣別譚」 (2023年7月〜9月) | 約7か月 |
| BLEACH 千年血戦篇 | 第2クール終了 (2023年9月) | 第3クール「相剋譚」 (2024年10月〜12月) | 約1年1か月 |
| BLEACH 千年血戦篇 | 第3クール終了 (2024年12月) | 最終クール「禍進譚」 (2026年7月〜) | 約1年7か月 |
| BORUTO-ボルト- | 第1部終了 (2023年3月) | 第2部 (未放送) | 3年5か月以上 |
この表から読み取れるのは2点です。
1つは、ぴえろの分割クール間隔が回を追うごとに伸びていること。『BLEACH 千年血戦篇』は7か月→1年1か月→1年7か月と、明確に間隔が広がっています。もう1つは、それを踏まえてもなお『BORUTO』第2部の空白期間(3年5か月)は突出して長いということです。単なるスケジュールの押し出しではなく、制作規模や体制そのものを組み直していると見るのが自然でしょう。
『BLEACH』完結でリソースが空くタイミング
ぴえろの主力ラインの状況にも変化があります。
- 『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』: 2026年7月25日放送開始。TVシリーズを完結させる最終クールであり、これをもって同シリーズの制作は一区切りとなります。
- 『キングダム』第6シリーズ: 2025年10月4日からNHK総合で放送。すでに続編(次シリーズ)の制作決定も発表されています。ただし本作はスタジオサインポストとの共同制作です。
- 『魔法の姉妹ルルットリリィ』: ぴえろ魔法少女シリーズの完全新作として2026年4月から放送。
注目すべきは、長年ぴえろの看板だった『BLEACH 千年血戦篇』が2026年内に完結する点です。これにより、同作に投入されていた主要スタッフが順次手を離れることになります。『BORUTO』第2部が本格的な制作フェーズに入るとすれば、このタイミング以降になると考えるのが妥当でしょう。
【独自分析】原作の消化ペースとストック状況
「原作ストックが足りないから放送できない」という説明は長く語られてきましたが、2026年8月時点ではこの前提が変わりつつあります。
アニメ第1部がどこまで消化したか
アニメ第1部(全293話)は、原作漫画『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(全20巻)の第1部完結までを描き切りました。ただし6年間で293話という長さに対して原作は20巻分しかなく、実際にはアニメオリジナルエピソードが大半を占めていたのが実情です。原作準拠のエピソードだけを抜き出せば、全体のごく一部にとどまります。
原作第2部のストックは何クール分か
アニメ第2部の原作となる『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』の進捗は以下の通りです。
| 連載開始 | 2023年10月(Vジャンプ・月刊連載) |
| 最新話 | 第36話まで掲載済み(2026年8月時点) |
| 単行本最新刊 | 第8巻(2026年6月4日発売) |
| 直近の刊行ペース | 第7巻が2026年2月4日発売のため、約4か月間隔 |
Vジャンプの月刊連載は1話あたりのページ数が週刊誌の2〜3話分に相当します。TVアニメ1話を週刊漫画2話分程度で換算すると、原作1話でアニメ約1〜1.5話分が目安です。第36話まで蓄積している現状は、単純計算でアニメ3〜4クール分に相当するストックがあることになります。
つまり、2023年の制作発表当時と違い、現在は原作ストック不足が主要なボトルネックではなくなっていると考えられます。放送が始まらない理由は、原作側よりも制作リソース側の事情にあると見るほうが整合的です。
原作は2026年8月に初の休載
なお原作は、連載開始から約3年間ほぼ無休で続いた後、2026年8月号で初めての休載に入りました。次の第37話は2026年9月発売のVジャンプに掲載される予定です。長期の連載中断ではなく1回分の休載であり、アニメ化スケジュールに直接影響する動きとは考えにくいでしょう。
アニメ第2部はいつから放送?時期を予想
ここまでの材料を整理すると、放送時期は次のように推定できます。
- 原作ストックはすでに3〜4クール分あり、制約になっていない
- ぴえろの主力『BLEACH 千年血戦篇』は2026年内に完結し、リソースが空く
- 10周年記念映像が公開され、プロモーションが動き始めている
- 一方で、2026年8月時点で放送時期・放送局・スタッフ・キャストのいずれも未発表
通常、放送半年前にはキービジュアルや放送時期の告知が出ます。それが8月時点で出ていない以上、2026年内の放送開始は考えにくいと予想されます。
『BLEACH』完結後にスタッフが移り、そこから仕上げ・宣伝期間を確保すると考えると、2027年中の放送開始が現実的な線と予想されます。10周年イヤーの締めくくり、あるいはその翌年の節目に合わせて情報が解禁される展開もあり得るでしょう。いずれも公式発表に基づく情報ではないため、あくまで一つの見立てとして捉えてください。
第2部は原作のどこから?物語は「TWO BLUE VORTEX」へ
アニメ第1部は原作第1部の最後までを描いて一区切りをつけました。第2部では、その直接の続きである原作漫画第2部『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』が描かれます。
「TWO BLUE VORTEX」あらすじ
第1部の衝撃的なラストから3年後——。
「全能」の力によってボルトとカワキの立場は逆転し、ボルトは「火影殺し」の汚名を着せられ、故郷である木ノ葉隠れの里から追われる身となっていた。
誰もがボルトを敵と認識する状況の中、ボルトは師であるサスケとともに里を離れ、修行を重ねる。そして3年の時を経て、コードや「人神樹」といった新たな脅威から里を守るため、より強くなったボルトが木ノ葉隠れの里へ帰還する。
アニメ化を待たずに物語の続きを追うなら、原作第2部は1巻から読み始められます。2026年6月発売の第8巻まで刊行されており、アニメ化が発表されている範囲はすでに単行本で読める状態です。BOOK☆WALKER、Renta!、漫画全巻ドットコムなどの電子書籍ストアで配信されているので、価格やポイント還元を比べて選ぶとよいでしょう。
アニメ「BORUTO-ボルト-」の制作陣とキャスト
第2部のスタッフ・キャストは2026年8月時点で発表されていません。以下は参考として、アニメ第1部を支えた主要スタッフとキャストです。第2部での続投が確定した情報ではない点にご注意ください。
主要制作スタッフ(第1部実績)
| 役職 | 担当者 |
| 原作・原案・監修 | 岸本斉史 |
| 漫画 | 池本幹雄 |
| 総監督 | 阿部記之(第1話 – 第104話) |
| 監督 | 山下宏幸、藤井俊郎、甲田正行、阿部記之 |
| シリーズ構成 | 上江洲誠、本田雅也 |
| キャラクターデザイン | 西尾鉄也、鈴木博文 |
| アニメーション制作 | studioぴえろ |
主要キャスト(第1部実績)
| キャラクター名 | 声優 |
| うずまきボルト | 三瓶由布子 |
| うちはサラダ | 菊池こころ |
| ミツキ | 木島隆一 |
| カワキ | 内田雄馬 |
| 猿飛木ノ葉丸 | 高橋英則 |
放送開始までに第1部を見返すなら
第2部は第1部のラストから直結する物語です。「全能」をめぐる顛末やカワキとの因縁を押さえておかないと本筋が追いにくいため、放送開始までに終盤だけでも見返しておくと理解が深まります。
「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」全293話は、U-NEXT、DMM TV、dアニメストアなどの動画配信サービスで視聴できます。いずれも初回無料お試し期間が設けられており、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』まで併せて配信しているサービスもあるので、シリーズをまとめて追いたい場合は配信範囲を確認したうえで選ぶとよいでしょう。
アニメ「BORUTO-ボルト-」続編に関するよくある質問
アニメ第2部はいつから放送されますか?
2026年8月時点で、放送時期に関する公式発表はありません。制作は決定しており10周年記念映像も公開されていますが、放送半年前に出るのが通例の告知が未発表であることから、2027年以降の放送開始が現実的と予想されます。
2026年5月の10周年記念映像で放送日は発表されましたか?
いいえ。2026年5月9日の連載10周年に合わせて記念映像は公開されましたが、放送時期の告知は含まれていません。第2部の制作が進行中であることを改めて示すプロモーションという位置づけです。
第2部は原作のどの範囲を描きますか?
アニメ第1部は原作第1部(全20巻)の最後までを描いています。そのため第2部では、その直接の続きである原作漫画第2部『BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-』が描かれます。原作は2026年8月時点で単行本8巻・第36話まで進んでいます。
まだ原作ストック不足が理由で放送されないのですか?
2026年8月時点では、原作は第36話まで蓄積しており、アニメ3〜4クール分に相当すると試算できます。ストック不足は主要な要因ではなくなっていると考えられ、制作リソースの配分が実質的なボトルネックになっていると推測されます。
第2部も毎週放送されますか?
従来の通年毎週放送ではなく、クールごとの分割放送になる可能性が海外メディアで報じられていますが、公式に発表された情報ではありません。放送形式についても続報を待つ必要があります。
まとめ
- 現状: 第2部の制作は決定済み。2026年5月に10周年記念映像が公開されたが、放送時期は2026年8月現在も未発表。
- 原作ストック: 第36話・単行本8巻まで進行し、アニメ3〜4クール分に相当。すでに制約ではなくなっている。
- 制作体制: ぴえろの主力『BLEACH 千年血戦篇』が2026年内に完結し、リソースが空くタイミングを迎える。
- 放送時期予想: 告知の出ていない状況から2026年内は困難で、2027年中の放送開始が現実的と予想される。
- 放送形式: 分割シーズン制になる可能性が報じられているが、公式発表は出ていない。
制作発表から3年以上が経ちましたが、原作ストックが十分に積み上がり、制作ラインにも余裕が生まれつつある今、状況は着実に前進しています。成長したボルトたちの物語がアニメーションとして描かれる日を待ちましょう。

