DMMO-RPG「ユグドラシル」のサービス終了日に異世界へ転移した主人公・アインズ・ウール・ゴウンが、「ナザリック地下大墳墓」の配下たちとともに世界へ影響を広げていくダークファンタジー『オーバーロード』。2015年の第1期から第4期までのTVシリーズに加え、2024年9月公開の『劇場版 オーバーロード 聖王国編』は興行収入10億円超のヒットとなりました。
この記事では、アニメ第5期の発表状況・原作ストックの実際の残量・放送時期の見通しを整理します。あわせてこの記事独自の試みとして、制作会社マッドハウスの続編制作インターバルの実データと各期の原作消化ペースから、5期がいつ・どこまでを描く形になりそうかを試算します。
なお、以前このページで「未映像化は原作14巻以降」と記載していましたが、原作の対応関係を再確認したところ14巻はすでに第4期で映像化済みでした。残るストックの量が5期の見通しに直結する重要な点のため、最新の対応表とあわせて全面的に見直しています。
この記事でわかること
- アニメ第5期の公式発表状況(2026年8月時点)
- マッドハウスの続編制作インターバルから試算する放送時期
- 各期の原作消化ペースと、未映像化として残っている巻
- 原作小説の刊行状況と完結予定
- 劇場版公開後、2025〜2026年に動いた展開のまとめ
「オーバーロード」アニメ第5期の現状:2026年8月時点で公式発表なし
結論から先にお伝えすると、2026年8月現在、アニメ『オーバーロード』第5期に関する公式な制作発表は行われていません。公式サイト・公式X(旧Twitter)およびアニメ専門メディアのいずれでも、続編制作を告知するリリースは確認できませんでした。
なお海外のまとめ系サイトの一部には「第5期が発表済み」「制作会社が変更された」とする記述が見られますが、公式発表やKADOKAWA・マッドハウスからのリリースとしては裏付けが取れませんでした。現時点では確定情報として扱わないほうが無難です。
一方で、IPとしての展開は止まっていません。公式サイト・公式SNSではゲームコラボ、グッズ、イベントの告知が継続しており、劇場版関連の展開も2025年以降に複数動いています。
劇場版「オーバーロード」聖王国編 公式サイト
『オーバーロード』公式X(旧Twitter)

劇場版公開後、2025〜2026年に動いた展開
| 時期 | 展開 |
|---|---|
| 2025年1月10日 | 劇場版『聖王国編』MX4D・4DX上映開始 |
| 2025年3月26日 | 劇場版『聖王国編』Blu-ray&DVD発売 |
| 2025年4月25日 | TVアニメ放送10周年記念デジタルアルバム配信(OxT×MYTH & ROIDのコラボ新曲を収録) |
| 2025年9月26日 | 劇場版『聖王国編』dアニメストアにて見放題先行配信 |
| 2026年6月〜 | Leminoでシリーズの見放題配信開始 |
いずれも既存作品の再展開・配信拡大にあたるもので、新作アニメーションの制作を示すものではありません。ただし、劇場版公開から2年近く経った時点でも配信・商品展開が継続していること自体は、IPとしての需要が保たれている材料といえます。
アニメシリーズの基本情報
| シーズン | 放送・公開時期 |
|---|---|
| 第1期 | 2015年7月〜9月 |
| 第2期(オーバーロードII) | 2018年1月〜4月 |
| 第3期(オーバーロードIII) | 2018年7月〜10月 |
| 第4期(オーバーロードIV) | 2022年7月〜9月 |
| 劇場版『聖王国編』 | 2024年9月20日公開(興行収入10億円超) |
| 第5期 | 未発表 |
主要スタッフ(第4期)
| 役職 | 担当者 |
|---|---|
| 原作 | 丸山くがね(KADOKAWA刊) |
| キャラクター原案 | so-bin |
| 監督・構成・脚本 | 伊藤尚往 |
| シリーズ構成・脚本協力 | 菅原雪絵 |
| キャラクターデザイン・総作画監督 | 田﨑聡 |
| アニメーション制作 | マッドハウス |
主要キャスト
- アインズ・ウール・ゴウン(CV:日野聡):骸骨の姿を持つナザリックの支配者。内心は元サラリーマンとして常に部下の期待に追い詰められている。
- アルベド(CV:原由実):守護者統括。アインズへの強い忠誠心を持つ。
- シャルティア(CV:上坂すみれ):可憐な外見の吸血鬼。アルベドとアインズの正妻の座を争う。
- アウラ(CV:加藤英美里):魔獣を使役するダークエルフ。明るく元気な性格。
- マーレ(CV:内山夕実):強力な自然魔法を操る双子の片割れ。
- デミウルゴス(CV:加藤将之):ナザリックの頭脳を担う悪魔。
- コキュートス(CV:三宅健太):武を重んじる虫型の戦士。
- セバス(CV:千葉繁):紳士的な執事。人間に対しても慈悲の心を持つ。
【独自分析①】マッドハウスの続編制作インターバルから5期の時期を試算する
放送時期を予想する材料として、制作を担当するマッドハウスが実際にどれくらいの間隔で続編を出しているかを、確認できる実データで並べます。
| 作品 | 前作の終了 | 続編の開始 | 間隔 |
|---|---|---|---|
| オーバーロード | 第1期(2015年9月) | 第2期(2018年1月) | 約2年4か月 |
| オーバーロード | 第2期(2018年4月) | 第3期(2018年7月) | 約3か月(同年連続放送) |
| オーバーロード | 第3期(2018年10月) | 第4期(2022年7月) | 約3年9か月 |
| オーバーロード | 第4期(2022年9月) | 劇場版(2024年9月) | 約2年 |
| 葬送のフリーレン | 第1期(2024年3月) | 第2期(2026年1月) | 約1年10か月 |
| 葬送のフリーレン | 第2期(2026年) | 第3期(2027年10月予定) | 約1年9か月 |
この表から2つのことが読み取れます。ひとつは、マッドハウスが看板シリーズについては1年半〜2年程度のペースで続編を出せる体制を持っていること。もうひとつは、オーバーロードに限ると第3期から第4期の間に約3年9か月というシリーズ最長の空白があったことです。
劇場版(2024年9月)を直近の新作として起算すると、フリーレン並みのペースなら2026年中に何らかの続報があってもおかしくない計算になります。しかし2026年8月時点で発表がない以上、第3期→第4期のような長い空白のパターンに近いと考えるのが妥当です。この場合、次の展開は2027年以降という見通しになります。
ただし第5期には、他のシリーズにはない「原作ストックの残量」という制約があります。ここがこの作品の最大の論点です。
【独自分析②】原作消化ペースから見る、残っているストックの実際
まず、各期が原作のどこを映像化したかを整理します。第4期は原作の巻順どおりに進んでいないため、ここを正確に押さえないと残りストックを読み違えます。
| シーズン | 放送・公開 | 対応する原作 |
|---|---|---|
| 第1期 | 2015年7月〜9月 | 原作1〜3巻 |
| 第2期 | 2018年1月〜4月 | 原作4〜6巻 |
| 第3期 | 2018年7月〜10月 | 原作7〜9巻 |
| 第4期 | 2022年7月〜9月 | 原作10〜11巻+14巻「滅国の魔女」 |
| 劇場版『聖王国編』 | 2024年9月20日公開 | 原作12〜13巻(第4期が飛ばした範囲) |
第4期は12・13巻の聖王国編をいったん飛ばして14巻の内容まで進み、飛ばした12・13巻を後から劇場版として制作するという変則的な構成でした。つまり14巻はすでに映像化済みです。
ここから、未映像化として残っているのは次の通りになります。
| 巻 | サブタイトル | 刊行状況 |
|---|---|---|
| 15巻 | 半森妖精の神人[上] | 2022年6月30日発売 |
| 16巻 | 半森妖精の神人[下] | 2022年7月29日発売 |
| 17巻 | — | 未刊・発売日未定 |
| 18巻(最終巻) | — | 未刊・発売日未定 |
第1期から第3期までは1期あたり原作3巻ペース、第4期も実質3巻分を消化しています。これに対し、現在刊行済みで未映像化のストックは15・16巻の2巻(「半森妖精の神人」編の上下巻)だけです。
この2巻はエルフの国を舞台にひとつの物語としてまとまっているため、映像化の単位としては成立します。ただし従来の3巻ペースからすると分量は少なめで、1クールを組むには構成上の工夫が要ると予想されます。逆に言えば、17・18巻の刊行を待たずに動ける唯一の範囲でもあります。
| 想定される構成 | 映像化範囲 | 制作のボトルネック |
|---|---|---|
| 第5期 | 原作15〜16巻(半森妖精の神人編) | 既刊のみで制作可能。ただし分量はやや少ない |
| 第6期(完結編) | 原作17〜18巻 | 17・18巻の刊行が前提 |
もうひとつ考えられるのは、15〜18巻をまとめて最終シーズンとして一気に映像化する形です。この場合は17・18巻の刊行が完了してからの着手となるため、原作の進行状況がそのまま制作開始時期を決めることになります。
※上記は巻構成を基にした当サイト独自の推定であり、公式発表ではありません。実際の構成・話数によって変動します。
制作会社「マッドハウス」の稼働状況
マッドハウスは1972年設立のアニメ制作スタジオです。『HUNTER×HUNTER』『葬送のフリーレン』『チ。―地球の運動について―』などを手掛けています。なお『ワンパンマン』については第1期のみマッドハウスが担当し、第2期以降はJ.C.STAFFが引き継いでいます。
同社の直近のラインは、確認できる範囲で以下のように埋まっています。
| 作品 | 時期・規模 |
|---|---|
| 葬送のフリーレン 第2期 | 2026年1月16日放送開始 |
| LIAR GAME | 2026年4月6日放送開始・連続2クール全26話 |
| 淡島百景 | 2026年放送 |
| 葬送のフリーレン 第3期【黄金郷編】 | 2027年10月放送予定 |
特に2027年10月にフリーレン第3期が控えている点は無視できません。看板シリーズの制作と並行して別の大型シリーズを立ち上げるには相応の余力が必要になるため、仮に第5期のプロジェクトが動いていたとしても、放送枠の確保は早くとも2027年以降になる可能性が高いと考えられます。制作会社が変更されればこの前提は変わりますが、現時点でそうした発表は確認できません。
原作の完結予定と刊行状況
作者の丸山くがね氏は16巻巻末の後書きで「残り2巻で終わりにする」「17巻と18巻をできるだけ近いタイミングで出したい」と述べており、全18巻での完結が予定されています。
ただし最新刊の16巻が2022年7月29日発売で、2026年8月時点でも17巻の発売日は発表されていません。刊行が止まってから4年以上が経過している状態です。完結編にあたるシーズンを制作するにはこの2巻の刊行が前提になるため、原作の刊行状況が今後のアニメ展開を左右する最大の要因という構図は変わっていません。
なお漫画版(作画:深山フギン)は2023年12月発売の19巻が最新刊で、原作小説の序盤〜中盤にあたる範囲を進行中です。アニメが到達した15巻の地点には追いついていないため、アニメの続きを追う用途では小説版が対象になります。
シリーズを配信で見返すなら
第5期を待つあいだにシリーズを整理して見返しておきたい場合、TVシリーズ第1期〜第4期と劇場版『聖王国編』は複数の配信サービスで視聴できます。劇場版は2025年9月26日からdアニメストアで見放題配信が始まり、2026年6月からはLeminoでもシリーズの配信が開始されました。U-NEXT、DMM TV、Hulu、Netflix、ABEMAなどでも配信されています。時系列で見るなら第4期の途中に劇場版を挟む形になるため、配信サービスを1つ決めてまとめて追うのが分かりやすい方法です。


第5期で描かれる可能性が高い内容
エルフの国を舞台にした「半森妖精の神人」編
原作15〜16巻は、ダークエルフの村に滞在するアインズとアウラ・マーレの双子が、スレイン法国によるエルフ国侵攻の局面に関わっていく展開です。普段は子どもの姿で描かれる双子が階層守護者としての戦闘能力を発揮する場面が含まれており、映像化した際に見せ場になると予想されます。第5期が制作される場合、この編が中心になる可能性が高いといえます。
スレイン法国との決着は完結編以降
かつてシャルティアを洗脳した元凶であるスレイン法国との本格的な決着は、未刊行の17・18巻で描かれると見られています。「半森妖精の神人」編でも法国は敵対勢力として登場しますが、シリーズ全体の決着という意味では完結編の範囲にあたると予想されます。
アニメの続きは原作15巻から
劇場版『聖王国編』までで原作12〜14巻までの内容が映像化されているため、アニメの続きを読むなら原作小説15巻『半森妖精の神人[上]』からになります。16巻とあわせて上下巻で完結する構成のため、2冊で「半森妖精の神人」編を最後まで追えます。第5期が制作された場合に映像化される可能性が高い範囲を、先に押さえておける形です。漫画版はこの地点まで進んでいないため、対象は小説版になります。
「オーバーロード」第5期に関するよくある質問
Q. 第5期の放送はいつになりますか?
2026年8月時点で公式発表はなく未定です。マッドハウスが2027年10月に『葬送のフリーレン』第3期を控えていることなどから、放送枠の確保は早くとも2027年以降になると予想されます。
Q. 第5期は原作の何巻を描くことになりますか?
未映像化として残っているのは15巻・16巻の「半森妖精の神人」編(上下巻)です。この2巻が第5期の範囲になると予想されます。17・18巻は未刊行のため、完結編の映像化にはその刊行が前提になります。
Q. 第4期は原作の何巻までですか?14巻は映像化済みですか?
第4期は原作10〜11巻を軸にしつつ、12・13巻(聖王国編)を飛ばして14巻「滅国の魔女」の内容まで映像化しました。14巻は映像化済みです。飛ばされた12・13巻が、後の劇場版『聖王国編』にあたります。
Q. 劇場版『聖王国編』は原作の何巻にあたりますか?
原作小説の第12巻・第13巻の内容です。第4期と同じ時系列で並行して起きていた出来事として描かれています。Blu-ray&DVDは2025年3月26日に発売され、2025年9月26日からはdアニメストアでの見放題配信も始まっています。
Q. 原作小説はいつ完結しますか?
全18巻での完結が予定されています。最新刊は16巻(2022年7月29日発売)で、2026年8月時点でも17・18巻の発売日は発表されていません。作者は「17巻と18巻をできるだけ近いタイミングで出したい」と述べています。
Q. 第5期はすでに発表されたという情報を見ましたが本当ですか?
一部の海外系まとめサイトに「発表済み」「制作会社が変更された」とする記述がありますが、公式サイト・公式Xおよび国内のアニメ専門メディアでは該当する発表を確認できませんでした。現時点では未確認情報として扱うのが妥当です。
まとめ:「オーバーロード」第5期の見通し
この記事の要点を整理します。
- 現状:2026年8月時点で第5期の公式発表はなく「未定」。海外サイトの「発表済み」情報は裏付けが取れない。
- 原作ストックの実際:14巻は第4期で映像化済みのため、未映像化で刊行済みなのは15・16巻の「半森妖精の神人」編のみ。従来の1期3巻ペースからするとやや少ない。
- 放送時期の試算:マッドハウスは2026年にフリーレン第2期・LIAR GAME・淡島百景、2027年10月にフリーレン第3期を抱えており、枠の確保は早くとも2027年以降と予想される。
- 完結編の条件:17・18巻が未刊行のため、シリーズの決着まで映像化するには原作の刊行が前提。16巻から4年以上刊行が止まっている点が最大の不確定要素。
- 今できること:原作15巻からアニメの続きを先取りしつつ、配信でシリーズを整理して公式発表を待つ。
第5期の発表までにはまだ時間がかかる可能性がありますが、劇場版が興行収入10億円超のヒットとなり、その後も配信・商品展開が続いていることを踏まえると、IPとしての需要は維持されています。劇場版『聖王国編』はBlu-ray&DVDが2025年3月26日に発売されており、映像特典を含めて手元に置いて見返したい場合はこちらも選択肢になります。
原作の続報とアニメの続報、どちらが先に届くかという状況ですが、公式サイト・公式Xでの発表を待ちましょう。

