天野明先生が「少年ジャンプ+」で連載した『鴨乃橋ロンの禁断推理』は、探偵養成学校「BLUE」を追われた鴨乃橋ロンと、刑事・一色都々丸(トト)のコンビが事件に挑む本格ミステリー作品です。ロンが真相にたどり着くと同時に犯人を死に追いやってしまうという設定を軸に、トトとの関係性を描いてきました。
テレビアニメは1期が2023年10月〜12月、2nd Seasonが2024年10月〜12月にそれぞれ全13話で放送されました。2nd Seasonの終了から1年8か月ほどが経過し、原作漫画も2025年7月6日の最終話をもって全19巻で完結しています。アニメの続きを待つ読者からは、3期がいつ来るのかという声が続いています。
この記事では、2026年8月時点で確認できる3期の情報、制作を担当したディオメディアの稼働状況、そしてアニメ2nd Seasonの続きが原作の何巻から読めるのかを整理します。なお、ネット上の記事には「アニメ2期は原作9巻まで」といった記述も見られますが、後述する通り実際の到達点はこれより手前です。
アニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』3期の最新情報【2026年8月時点】
3期の制作決定は公式から発表されていない
2026年8月時点で、アニメ第3期の制作決定に関する公式発表は確認できません。公式サイト・公式X(旧Twitter)のいずれでも、2nd Season関連の告知以降に続編に言及した発信は出ていない状況です。「制作中止」「打ち切り」といった発表も同様に存在せず、単に続報が出ていないというのが正確なところです。
参考として、2nd Seasonの制作決定は1期の放送期間中である2023年12月に発表されました。1期の終了と同時に続編がアナウンスされた前例があるため、今回のように放送終了後1年以上にわたって告知がない状態は、1期→2期のときとはパターンが異なると見られます。
TVアニメ『鴨乃橋ロンの禁断推理』公式サイト

『鴨乃橋ロンの禁断推理』公式X(旧Twitter)

原作は全19巻で完結、アニメ化できるストックは13巻分近く残っている
原作漫画は2020年10月11日に連載を開始し、2025年7月6日に完結しました。単行本は全19巻です。後述するようにアニメ2nd Seasonが到達したのは6巻の終盤付近であり、単純計算で13巻分近い原作が未映像化のまま残っています。
原作ストックの不足が続編制作のボトルネックになる作品は多くありますが、本作についてはその心配がありません。連載が完結したことで結末までの構成が確定しているため、仮に複数クールをまとめて企画する場合でも組み立てやすい状態にあると考えられます。一方で、ストックが十分であることと制作が決まることは別問題であり、これだけを根拠に3期が確実視できるわけではない点には注意が必要です。
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制作会社ディオメディアの稼働状況から3期の時期を分析する
1期・2nd Seasonのアニメーション制作は、いずれもディオメディアが担当しました。監督は井畑翔太氏、シリーズ構成は渡航氏、キャラクターデザインは石川雅一氏、音楽は辻陽氏という布陣です。3期の実現時期を考えるうえでは、このスタジオと主要スタッフがいつ空くのかが手がかりになります。
ディオメディア作品の続編スケジュール実績
ディオメディアが複数シーズンを手がけたテレビアニメについて、続編の発表時期と放送時期を整理すると以下の通りです。サンプル数は多くないため断定的な予測には使えませんが、傾向をつかむ材料にはなります。
| 作品 | 前シーズン放送 | 続編の制作発表 | 続編の放送 | 前シーズンからの間隔 |
| 鴨乃橋ロンの禁断推理 | 1期/2023年10月〜12月 | 2023年12月 | 2nd Season/2024年10月〜12月 | 約1年 |
| 聖女の魔力は万能です | 1期/2021年4月〜6月 | 2022年3月 | Season2/2023年10月〜12月 | 約2年6か月 |
注目したいのは、どちらのケースも「制作発表から実際の放送開始まで10か月〜1年7か月かかっている」という点です。本作の場合、2026年8月時点でまだ発表自体が出ていないため、仮にこの先すぐに3期が発表されたとしても、放送は2027年以降になる可能性が高いと考えられます。
監督・シリーズ構成が2026年の別作品に稼働している
ディオメディアは2026年に入ってからも新作を継続的に送り出しています。2026年7月7日に放送が始まった『対ありでした。〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜』は、監督が井畑翔太氏、シリーズ構成が渡航氏と、鴨乃橋ロンの中核スタッフがそのまま担当しています。
さらに2026年秋放送予定の『どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。』でも、シリーズ構成に渡航氏、キャラクターデザインに石川雅一氏が名を連ねています。監督こそ草川啓造氏に交代していますが、鴨乃橋ロンを支えた主要スタッフの多くが2026年内は別作品に割り当てられている状況です。
同じスタッフで3期を制作する前提に立つなら、彼らの手が空くのは2026年秋クールの作業が一段落した後になると推測されます。ここに前項の「発表から放送まで1年前後」という実績を重ねると、3期の放送時期としては2027年以降が現実的なラインになりそうです。もっとも、これはあくまで公開情報からの推測であり、スタッフを一部入れ替えて並行して企画が進んでいる可能性も否定はできません。
アニメの原作消化ペースと、2nd Seasonの続きが読める巻
1期・2nd Seasonが映像化した原作の範囲
各シーズンが原作のどこまでを描いたかを整理すると、次のようになります。
| シーズン | 放送時期 | 話数 | 映像化した原作の範囲 |
| 1期 | 2023年10月〜12月 | 全13話 | 1巻〜4巻(第21話「夜蛇神様殺人事件」まで) |
| 2nd Season | 2024年10月〜12月 | 全13話(通算14〜26話) | 4巻・第22話「渋谷黙示録連続殺人事件」〜6巻「高原オーベルジュ連続殺人事件」 |
2nd Seasonの最終話は「高原オーベルジュ連続殺人事件【完結編】」でした。この事件は原作の第39話前後から第45話にかけて描かれたエピソードで、単行本では6巻に収録されています。つまり、アニメ26話分で消化した原作は約6巻分ということになります。
ここから逆算すると、1クール13話あたりの原作消化ペースは約3巻分です。未映像化のまま残っている7巻〜19巻の13巻分を同じペースで映像化する場合、完結までにはおよそ4クール分が必要になる計算になります。1シーズンずつ制作する形なら3期・4期・5期・6期と続ける必要があり、原作の結末までアニメで見届けるにはかなりの長期戦になると予想されます。逆に言えば、それだけの分量が残っているぶん、続編の企画余地そのものは大きい状態です。
アニメの続きは原作7巻から読める
2nd Seasonの続きを原作で追いたい場合、読み始めるのは第7巻からになります。高原オーベルジュ編の決着までがアニメで描かれているため、7巻の冒頭から読み進めれば内容が重複せず、話の切れ目もきれいです。1話単位で正確に合わせたい方は、第46話にあたる部分から読み始めてください。
7巻以降は、ロンの過去や「BLUE」を巡る事情に物語の重心が移っていき、19巻の完結まで一続きの流れになります。原作はすでに完結しているため、途中で止まることなく最後まで読み通せる状態です。
アニメの続きにあたる7巻は、BOOK☆WALKER・Renta!・漫画全巻ドットコムなどで購入できます。7巻だけを試しに読むのか、7巻から19巻までをまとめて揃えるのかで割安なサービスが変わるので、価格とクーポンを見比べてから選ぶのがおすすめです。
『鴨乃橋ロンの禁断推理』が好きな人におすすめの作品
同じ天野明先生による『家庭教師ヒットマンREBORN!』
原作者・天野明先生の前作にあたるのが『家庭教師ヒットマンREBORN!』です。週刊少年ジャンプで連載され、テレビアニメも2006年から2010年にかけて放送されました。ジャンルはミステリーではなくアクション寄りですが、癖の強いキャラクターの造形や、コメディとシリアスの切り替え方には鴨乃橋ロンと共通する感覚があります。作風の変化を確かめる意味でも読み比べる価値のある作品です。
論理と怪異が交差する『虚構推理』
城平京先生原作の『虚構推理』は、妖怪などの怪異が絡む事件を論理で処理していくミステリーです。テレビアニメは1期が2020年、2期が2023年に放送されています。「探偵役が抱える特殊な事情」と「相棒との関係性」が物語の軸になっている点は本作と近く、謎解きの手触りを求める人には相性のよい作品です。
『鴨乃橋ロンの禁断推理』アニメ3期に関するよくある質問
3期の制作中止や打ち切りは発表されていますか?
2026年8月時点で、制作中止や打ち切りに関する公式発表はありません。ただし同時に、3期の制作決定も発表されていません。現状は「続報が出ていない」という状態であり、企画の有無そのものが外部からは確認できない段階です。ネット上で見かける「3期決定」といった情報は、いずれも公式ソースに基づかない予想記事であることが多いため、公式サイトと公式Xでの確認をおすすめします。
4期が制作される可能性はありますか?
4期についても、現時点で制作が発表された事実はありません。ただし前述の通り、原作は7巻から19巻までの13巻分が未映像化で残っており、1クールあたり約3巻という消化ペースを踏まえると、3期だけで原作の結末まで描き切ることは分量的に難しいと考えられます。仮に完結までアニメ化する方針が取られるのであれば、4期以降の制作が必要になる計算です。あくまで原作の残量からの推測であり、確定情報ではありません。
阿座上洋平さんや榎木淳弥さんらキャストの変更はありますか?
キャストの降板や変更に関する発表は出ていません。鴨乃橋ロン役は阿座上洋平さん、一色都々丸役は榎木淳弥さんが1期・2nd Seasonを通じて担当しており、そのほか福山潤さん、東山奈央さんらも出演しています。ただし3期自体が未発表であるため、続投が確定しているわけでもありません。キャスト情報は3期の制作発表とあわせて公開されるのが通例です。
アニメ2期は原作9巻まで描かれたという情報を見たのですが?
2nd Seasonの最終話は「高原オーベルジュ連続殺人事件【完結編】」であり、このエピソードは原作6巻に収録されています。したがって「9巻まで」という記述は誤りで、実際の到達点は6巻の終盤です。続きから読み始める巻を間違えると数巻分を読み飛ばすことになるため、7巻からのスタートで問題ありません。
まとめ:3期は未発表、放送は2027年以降が現実的なライン
2026年8月時点の『鴨乃橋ロンの禁断推理』アニメ3期について、確認できる事実を整理します。制作決定の公式発表はまだなく、中止の発表もありません。原作は2025年7月に全19巻で完結し、アニメ未映像化分は7巻〜19巻の約13巻分が残っています。制作を担当したディオメディアでは、監督の井畑翔太氏とシリーズ構成の渡航氏が2026年夏の『対ありでした。』に、渡航氏とキャラクターデザインの石川雅一氏が2026年秋の新作に参加しており、主要スタッフは2026年内も稼働中です。
ディオメディアの過去の続編は、制作発表から放送開始まで10か月〜1年7か月を要しています。発表がまだ出ていない現状を踏まえると、3期の放送は2027年以降になると予想するのが妥当なところです。続報を待つあいだは、アニメの続きにあたる原作7巻から読み進めるのが確実な選択になります。原作が完結済みなので、結末まで一気に読み通せます。
また、1期・2nd Seasonの全26話を手元に置いて見返したい方には、Blu-ray/DVDという選択肢もあります。配信サービスは作品の配信終了で見られなくなる場合があるため、繰り返し視聴するならディスクで揃えておくと安心です。
本記事の内容は2026年8月時点で確認できた情報に基づいています。3期に関する続報が入り次第、記事を更新します。

